執筆者:水口貴博

就職活動のメール30のマナー

19

学生が社会人に送るメールでは「重要」「緊急」などの注意書きを使用しない。

学生が社会人に送るメールでは「重要」「緊急」などの注意書きを使用しない。 | 就職活動のメール30のマナー

「【重要】契約書の更新内容」

「【緊急】打ち合わせの日程について」

ビジネスのメールでは、件名に「重要」「緊急」などの注意書きを加えることがあります。

最も目立つ件名に記載しておくことで、注意を促す効果があります。

メールを受け取った相手は、一目で重要とわかるため、メールの確認も返信も早くなるでしょう。

さて、このメールマナーについて、1つ、注意があります。

就職活動で、学生が社会人宛てのメールで使用するのは控えたほうがいいでしょう。

学生が社会人に送るメールで「重要」「緊急」などを加えると、横柄な印象になりやすいからです。

学生と社会人を比べた場合、より忙しいのは社会人です。

自分より忙しい社会人に対して、返信や確認を急がせる文言を加えると、相手は気分を害する可能性があります。

たとえ重要や緊急という注意書きが事実であっても、できるだけ使用は控えたほうがいいでしょう。

もし重要や緊急であることを伝えるなら、メールの文章内で伝えましょう。

たとえば、次のような表現を使うのはいかがでしょうか。

「お忙しいところ恐れいりますが、早めにご確認いただけますと幸いです」

「ご多忙のところ誠に恐縮ですが、○月○日までにご返信いただけると助かります」

言葉遣いに気をつけながらお願いすれば、大きな失礼にはならないでしょう。

就職活動のメールマナー(19)
  • 学生が企業に送るメールでは「重要」「緊急」などの注意書きは控える。
メールの署名に、余分な装飾は不要。

就職活動のメール30のマナー

  1. 就職活動で企業に送るメールは、ビジネスのメールと考える。
  2. 就職活動に、フリーのメールアドレスを使ってもいいのか。
  3. 個人的な趣味を表現したメールアドレスは、使用しないのが賢明。
  4. メール1通に時間をかかっても、恥じる必要はない。
  5. 企業に問い合わせる際、匿名やニックネームでもいいのか。
  6. 絵文字や顔文字を楽しむのは、プライベートの範囲を心がける。
  7. メールでも、省略は使わない。
  8. サービス名や商品名も、正式名称を使うのが丁寧。
  9. 読みやすいレイアウトで大切なのは3つ。
    改行・空行・箇条書き。
  10. メールの件名は、本当に件名として適切な一言であること。
  11. 就職活動中は、こまめにメールの確認。
  12. 就職情報サイトからのお礼のメールは、返信が必要か。
  13. 読みにくい漢字や読み間違いやすい漢字には、ふりがなをつけると丁寧。
  14. メールの本文を書いている途中で送信してしまうミスを防ぐ工夫。
  15. 依頼だけのメールは、用件はわかっても、素直に受け止められない。
  16. メールの返事が遅くて迷惑になることはあっても、早くて迷惑になることはない。
  17. 自分がどんなに忙しくても、相手を思いやる一言を加えよう。
  18. 形式張った文章では、きちんとした内容でも、気持ちが伝わりにくい。
  19. 学生が社会人に送るメールでは「重要」「緊急」などの注意書きを使用しない。
  20. メールの署名に、余分な装飾は不要。
  21. 住所のない名刺やメール署名は、通用するか。
  22. 一度送信すると取り返しがつかないメールは、送信前の確認が特に重要。
  23. テンプレートを使ったメールでも、送信前の確認は不可欠。
  24. メール送信前の確認項目。
  25. メールを送る時間は自由ではあるが、できるだけ常識の範囲を心がけたい。
  26. 名前や敬称の誤りは、相手の顔に泥を塗る行為。
  27. 内定辞退に適切な手段は、メールより電話。
  28. 友人に送るメールを、間違って企業に送ってしまったときの対処。
  29. メールを送っても返信がない場合に考えられる、3つの原因。
  30. メールの返信がないときの催促には、要注意。

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