企業によっては、インターンシップ前に、審査を行う場合があります。
履歴書による書類選考や面接などです。
これらは「選考」というより「意欲や熱意の確認」が目的です。
企業は、希望者をすべて受け入れたくても、難しい場合があります。
倍率の高い企業の場合「できるだけ意欲や熱意のある学生に参加してほしい」と思い、やむなく選考を行うのです。
さて、ここで1つ、疑問が浮かびます。
インターンシップの選考で落ちた場合、その企業への就職も諦めたほうがいいのでしょうか。
答えは、NOです。
まず気づいてほしいのが、インターンシップの不合格は、就職の不採用とは意味が異なります。
インターンシップの不合格は、あくまでインターンシップを対象にした不合格です。
企業側の都合により、不合格になった可能性が高いと考えていいでしょう。
単に、先着順や抽選で参加者を選ぶ企業もあります。
インターンシップで不合格になったとしても、その企業の就職まで諦める必要はないのです。
たとえば、別の時期にインターンシップを開催していないか、確認してみましょう。
企業によっては、夏休み以外の時期にも、インターンシップを開催している場合があります。
時期を変えて再び応募すれば、次は参加ができるかもしれません。
また、無理を承知で、もう一度お願いするのもいいでしょう。
企業にとってインターンシップは、スカウトの場として活用している現実があります。
そういう意味では、熱意と意欲のある学生は歓迎するはずです。
「見学だけでもかまいません。お願いします」と熱意を見せるくらいは、迷惑ではないでしょう。
もしかすると、例外として受け入れてもらえるかもしれません。