執筆者:水口貴博

就職活動のメール30のマナー

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名前や敬称の誤りは、相手の顔に泥を塗る行為。

名前や敬称の誤りは、相手の顔に泥を塗る行為。 | 就職活動のメール30のマナー

軽微な誤字脱字なら、わざわざ訂正のメールは不要です。

前後の文脈から、正しい内容を推測できるでしょう。

また、同じようなメールを何通も送れば、受信者の確認が煩雑になり、迷惑になる場合もあります。

もちろん重大な誤りの場合は再送が必要ですが、軽微な誤字脱字なら、メールの再送は不要と考えていいでしょう。

ただし、誤字脱字の中でも、1文字でも間違えば、再送が必要になる場合があります。

相手の名前や敬称を間違えた場合です。

たとえば、メールの冒頭で、相手の名前を記載します。

このとき「水口様」ではなく「水口」になってしまうことがあります。

敬称を加えるのを忘れてしまい、呼び捨てになってしまうのです。

また「水口様」の変換を間違えて「皆口様」になることもあるでしょう。

名前や敬称は、たった1文字違うだけで、ずいぶん印象が変わります。

もちろんメールの受信者は「おそらく単なるミスなのだろう」と察してくれるでしょう。

また、わずかな誤りを気にしない人もいるはずです。

しかし、たとえそうであっても、相手に不快を与える間違いをしたのは事実です。

名前や敬称の誤りは、たとえ1文字でも、相手の顔に泥を塗る行為。

誤字脱字の中でも、相手の名前や敬称の間違いだけは、別格です。

たとえ1文字の間違いでも、訂正と謝罪のメールを送るのが適切です。

就職活動のメールマナー(26)
  • 相手の名前と敬称は、たとえ1文字でも間違えれば、謝罪のメールを送る。
内定辞退に適切な手段は、メールより電話。

就職活動のメール30のマナー

  1. 就職活動で企業に送るメールは、ビジネスのメールと考える。
  2. 就職活動に、フリーのメールアドレスを使ってもいいのか。
  3. 個人的な趣味を表現したメールアドレスは、使用しないのが賢明。
  4. メール1通に時間をかかっても、恥じる必要はない。
  5. 企業に問い合わせる際、匿名やニックネームでもいいのか。
  6. 絵文字や顔文字を楽しむのは、プライベートの範囲を心がける。
  7. メールでも、省略は使わない。
  8. サービス名や商品名も、正式名称を使うのが丁寧。
  9. 読みやすいレイアウトで大切なのは3つ。
    改行・空行・箇条書き。
  10. メールの件名は、本当に件名として適切な一言であること。
  11. 就職活動中は、こまめにメールの確認。
  12. 就職情報サイトからのお礼のメールは、返信が必要か。
  13. 読みにくい漢字や読み間違いやすい漢字には、ふりがなをつけると丁寧。
  14. メールの本文を書いている途中で送信してしまうミスを防ぐ工夫。
  15. 依頼だけのメールは、用件はわかっても、素直に受け止められない。
  16. メールの返事が遅くて迷惑になることはあっても、早くて迷惑になることはない。
  17. 自分がどんなに忙しくても、相手を思いやる一言を加えよう。
  18. 形式張った文章では、きちんとした内容でも、気持ちが伝わりにくい。
  19. 学生が社会人に送るメールでは「重要」「緊急」などの注意書きを使用しない。
  20. メールの署名に、余分な装飾は不要。
  21. 住所のない名刺やメール署名は、通用するか。
  22. 一度送信すると取り返しがつかないメールは、送信前の確認が特に重要。
  23. テンプレートを使ったメールでも、送信前の確認は不可欠。
  24. メール送信前の確認項目。
  25. メールを送る時間は自由ではあるが、できるだけ常識の範囲を心がけたい。
  26. 名前や敬称の誤りは、相手の顔に泥を塗る行為。
  27. 内定辞退に適切な手段は、メールより電話。
  28. 友人に送るメールを、間違って企業に送ってしまったときの対処。
  29. メールを送っても返信がない場合に考えられる、3つの原因。
  30. メールの返信がないときの催促には、要注意。

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