軽微な誤字脱字なら、わざわざ訂正のメールは不要です。
前後の文脈から、正しい内容を推測できるでしょう。
また、同じようなメールを何通も送れば、受信者の確認が煩雑になり、迷惑になる場合もあります。
もちろん重大な誤りの場合は再送が必要ですが、軽微な誤字脱字なら、メールの再送は不要と考えていいでしょう。
ただし、誤字脱字の中でも、1文字でも間違えば、再送が必要になる場合があります。
相手の名前や敬称を間違えた場合です。
たとえば、メールの冒頭で、相手の名前を記載します。
このとき「水口様」ではなく「水口」になってしまうことがあります。
敬称を加えるのを忘れてしまい、呼び捨てになってしまうのです。
また「水口様」の変換を間違えて「皆口様」になることもあるでしょう。
名前や敬称は、たった1文字違うだけで、ずいぶん印象が変わります。
もちろんメールの受信者は「おそらく単なるミスなのだろう」と察してくれるでしょう。
また、わずかな誤りを気にしない人もいるはずです。
しかし、たとえそうであっても、相手に不快を与える間違いをしたのは事実です。
名前や敬称の誤りは、たとえ1文字でも、相手の顔に泥を塗る行為。
誤字脱字の中でも、相手の名前や敬称の間違いだけは、別格です。
たとえ1文字の間違いでも、訂正と謝罪のメールを送るのが適切です。