公開日:2014年5月7日
執筆者:水口貴博

面接で注意したい
30の言葉遣い

  • 敬語を話せない原因の大半は、
    年上と話す機会が少ないこと。
面接で注意したい30の言葉遣い

敬語を話せない原因の大半は、年上と話す機会が少ないこと。

敬語は、本を読むだけで上達するものではありません。
実践を通して、身につけるものです。
面接でいきなり敬語を使おうと思っても、なかなか思うようにできないでしょう。

敬語を話せない原因の大半は、年上と話す機会が少ないこと。

言葉遣いを本当に注意しなければいけないのは、余裕がないとき。

私たちは普段、言葉遣いに注意しているものです。
落ち着いているときは、一言一言、言葉を慎重に選びながら話せます。
ところが、普段は言葉遣いが整っていても、うっかり言葉遣いが乱れやすい瞬間があります。

言葉遣いを本当に注意しなければいけないのは、余裕がないとき。

素晴らしいアピールも、若者言葉を使うと、立派な印象が半減する。

面接では、言葉遣いが大切です。
友人同士の会話で普通に使われている言葉でも、面接では控えたほうがいい言葉遣いがあります。
その控えたほうがいい言葉遣いの1つが、若者言葉です。

素晴らしいアピールも、若者言葉を使うと、立派な印象が半減する。

「乱れた言葉遣いはすべて控える」と考えれば、使用範囲が明確になる。

「若者言葉がよくないなら、俗語・隠語・略語ならよいのではないか」
そうと考える人もいるかもしれません。
残念ですが、面接で使っていけないのは若者言葉だけではありません。

「乱れた言葉遣いはすべて控える」と考えれば、使用範囲が明確になる。

面接で使っていい略語もある。

略語は、面接で使ってはいけないのが原則です。
面接では、乱れた言葉遣いは控えるのが賢明です。
略語も乱れた言葉遣いの1つとして判断されるため、正式名称で言い換えるのが適切です。

面接で使っていい略語もある。

どんな自己紹介でも、きれいに締めくくる一言。

あなたは面接で、どう自己紹介をしますか。
まず自分の大学名・学部名・本名をフルネームで名乗ります。
その後の紹介については、基本的に自由です。

どんな自己紹介でも、きれいに締めくくる一言。

「一応」が含まれた発言は、好感を得にくい。

「一応」という口癖には要注意です。
一応が口癖になっていると、気づかないうちに、面接で自分の評価を下げていることがあります。
「一応、○○大学です」

「一応」が含まれた発言は、好感を得にくい。

「御社」という言葉を使いすぎると、言葉の説得力が弱くなる。

面接の際、相手の企業は「御社」という言葉を使うのが一般的です。
御社とは、相手の企業を差す尊敬語です。
就職活動は、すでに社会人として活動しています。

「御社」という言葉を使いすぎると、言葉の説得力が弱くなる。

「御社しか受けていません」という一言は、便利でも禁句。

就職活動の採用率を上げる言葉として、学生の間で有名なセリフがあります。
「御社しか受けていません」という一言です。
この一言を言えば面接官を驚かせることができるとして、学生の間ではひそかに広まっているようです。

「御社しか受けていません」という一言は、便利でも禁句。

「勉強をさせてください」はNG。
「勉強します」はOK。

「未経験のため、勉強させてください」
「わからないことは教えてください」
「慣れていないので、教育をお願いいたします」

「勉強をさせてください」はNG。「勉強します」はOK。

「すみません」ばかりを言う応募者は、面接官を不安にさせる。

「すみません」
謝罪をするときの、代表的な言葉の1つです。
面接官とのやり取りで、不手際や不注意などを指摘されれば、言い訳をせず、まず素直に謝ることが大切です。

「すみません」ばかりを言う応募者は、面接官を不安にさせる。

「安定に引かれた」は、面接では禁句。

「安定した業界であるため、魅力を感じました」
「御社の安定した業績に引かれて、志望しました」
面接では、安定に関する志望動機をよく耳にします。

「安定に引かれた」は、面接では禁句。

積極性を表現するポイントは「もちろん」というキーワード。

積極性を表現するためには「もちろん」というキーワードを使うのがポイントです。
「もちろん」とは、考えるまでもなく、すでに結論は決まっている様子を表現するときに使う言葉です。
面接での会話の中に「もちろん」を加えると、より力強い発言ができます。

積極性を表現するポイントは「もちろん」というキーワード。

なぜ「やりがいのある仕事をしたい」という一言は、禁句なのか。

「やりがいのある仕事をしたい」
普通に聞けば、熱意と意欲にあふれる発言に思えるかもしれません。
もちろん普段の会話では普通に発言していいのですが、面接では禁句の1つです。

なぜ「やりがいのある仕事をしたい」という一言は、禁句なのか。

小さな企業でも「小さな企業」とは言わない。

小企業や零細企業との面接の際、言いやすい禁句があります。
たとえば、次のような発言です。
「小さな企業のほうが自分を生かしやすいと思い、志望いたしました」

小さな企業でも「小さな企業」とは言わない。

「やる気がある」と言うだけでは、やる気は伝わらない。

面接では、やる気を伝える必要があります。
しかし、面接では「やる気がある」という発言は、禁句です。
「私にはやる気があります」

「やる気がある」と言うだけでは、やる気は伝わらない。

デリケートな質問をするときには、ワンクッションを置くほうがスムーズ。

OB・OG訪問の素晴らしい点は、デリケートな質問ができることです。
たとえば、残業・休日出勤・有給休暇・収入・離職率などです。
社員に尋ねれば、最も確実で正確な情報が得られます。

デリケートな質問をするときには、ワンクッションを置くほうがスムーズ。

面接官が興味を持たない話なら、さっと話題を切り替える。

面接で、趣味について聞かれたとします。
あなたは正直に趣味を答え、少し具体的な内容を話すでしょう。
「読書です。作家の○○さんが好きです」

面接官が興味を持たない話なら、さっと話題を切り替える。

「どの企業も1番」という濁した答え方では、強い入社意欲が伝わらない。

面接で聞かれる定番の質問は、志望順位です。
「当社の志望順位を聞かせてください」と聞かれたとき、どう答えますか。
基本的に第1志望であることを伝えればいいのですが、次のような答え方は、例外として注意が必要です。

「どの企業も1番」という濁した答え方では、強い入社意欲が伝わらない。

「御社が第1志望です」という嘘に、ためらいを感じるときの考え方。

面接官から「当社の志望順位を教えてください」と聞かれることがあります。
ここでは「御社が第1志望です」と答えるのが、定番です。
どんな企業の面接でも「御社が第1志望」と答えるのが、就職活動における暗黙のルールになっています。

「御社が第1志望です」という嘘に、ためらいを感じるときの考え方。

どんなに面接官の話し方が親しげでも、ため口にはならない。

面接によっては、親しみやすい話し方の面接官が登場することがあります。
面白い冗談で、場を和ませてくれる面接官。
「大学の勉強は大変ですよね」と、気遣ってくれる面接官。

どんなに面接官の話し方が親しげでも、ため口にはならない。

クッション言葉を使えば、風変わりな回答も怖くない。

面接官からの質問には、答えるのが難しい内容もあります。
たとえば「年功序列は必要か」という質問があるとします。
年功序列の意味を知っていても、まだ社会に出ていない学生が、必要性について正しく答えるのは難しいもの。

クッション言葉を使えば、風変わりな回答も怖くない。

母校をけなした瞬間、不採用の確率が急上昇する。

ときどき、自分の学校をけなす人がいます。
「三流の大学なので」
「無名の短大なので」

母校をけなした瞬間、不採用の確率が急上昇する。

「どんな仕事でもします」と思っても、正直に言わないほうがいい。

「どんな仕事でもします」
「どんな仕事でもいいからやらせてほしい」
ときどきそんな発言を見聞きすることがあります。

「どんな仕事でもします」と思っても、正直に言わないほうがいい。

感情的な発言は、感情をコントロールできない未熟さを露呈するだけ。

面接官からニュースについて意見を問われることがあります。
たとえば、世間を騒がした政治問題や社会問題などです。
「どう思いますか」と意見を求められたとき、自分の発言を振り返ってみてください。

感情的な発言は、感情をコントロールできない未熟さを露呈するだけ。

自分の意見は、間違っていようが変わっていようが、はっきり主張したほうがいい。

面接で意見を求められたときに大切なのは、答え方です。
答えより、答え方です。
自分の意見については、間違っていようが変わっていようが、はっきり主張しましょう。

自分の意見は、間違っていようが変わっていようが、はっきり主張したほうがいい。

残業ができない事情を話すときに印象をよくする、3つのポイント。

残業ができない場合は、事情が何であれ、正直に伝えたほうが賢明です。
後になって残業ができないことを伝えると、企業は業務の調整に困ります。
職場の人間関係にも悪い影響を与える可能性もあるでしょう。

残業ができない事情を話すときに印象をよくする、3つのポイント。

面接官が乱れた言葉遣いでも、応募者は正しい言葉遣いを心がける。

面接官も人です。
面接官も仕事中は、俗語・隠語・略語などを使うことがあります。
すると、たとえ面接官でも、面接で言葉遣いが乱れることがあります。

面接官が乱れた言葉遣いでも、応募者は正しい言葉遣いを心がける。

話が間延びしたときは「以上です」の一言で、切れ味を演出。

面接で発言をしていると、話が間延びしてしまうことがあります。
話をまとめにくくなったり、区切りをつけにくくなったりなどです。
どことなく締まりが悪く、だらだらとした雰囲気になると、話の区切りも曖昧になりがちです。

話が間延びしたときは「以上です」の一言で、切れ味を演出。

面接の最後を、きれいに締めくくる言葉。

質問も終われば、最後に必ず締めくくってほしい一言があります。
何を言っても自由ですが、特にこだわりがなければ、次のような一言はいかがでしょうか。
どんな企業の面接でも使える、決めのセリフです。

面接の最後を、きれいに締めくくる言葉。

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