グッドタイミングだけが、よいとは限りません。
たしかにグッドタイミングで始めれば、物事が成功しやすくなるでしょう。
時期を見計らって、条件がよくなるときに始めたほうが、成功率が高くなります。
しかし、グッドタイミングは、なかなか現れるものではありません。
時期を待っているときも、刻々と貴重な時間が過ぎてしまいます。
頻度も回数も不規則です。
しかも、グッドタイミングには、副作用もあります。
もし、グッドタイミングでうまくいかなかったとき、立ち直りにくくなる点です。
「条件がよかったにもかかわらず、うまくいかなかった。もう何をやっても無理だろう」
条件がよかったときほど、うまくいかなかったときの挫折感が大きくなるのです。
グッドタイミングでうまくいかなければ、何をやっても無駄に思え、自暴自棄になるかもしれません。
行動を始めるのは、必ずしもグッドタイミングでなくてかまいません。
バッドタイミングでもいいのです。
バッドタイミングも、素晴らしいタイミングです。
バッドタイミングで挑戦するほうが、気合が入って、ちょうどよくなるからです。
甘えた心と体を引き締める、いい機会です。
バッドタイミングという状況も、受け止め方を変えれば、グッドタイミングになるのです。
条件が悪いですか。
じゃあ、始めてみましょう。
バッドタイミングも、グッドタイミングです。