エジソンは幼いころから「なぜなぜ少年」で有名だったそうです。
いえ、エジソンに限らず、本来私たちも子どものころは同様だったはずです。
子どものころを思い出しましょう。
なぜ火は燃えるのか。
なぜ空は青いのか。
父親や母親を質問攻めにした経験がきっとあるはずです。
本来、子どもは、旺盛な好奇心を持ち合わせています。
「太陽が明るいのはわかった。問題は、なぜ太陽は輝いているのかだ」
物事を知れば、その先にある原因や理由を知りたくなります。
しかし、その好奇心をつぶしてしまう親がいます。
しつこく質問してくる子どもの対応が面倒になり、適当な答え方をしてしまいます。
「大人になればわかる」
「そんなこと、気にしなくていい」
「はいはい」
「また今度ね」
こうした言葉にどきっとする親御さんたちも多いのではないでしょうか。
こういう親たちの言葉によって、子どもの旺盛な好奇心がつぶれてしまいます。
しかし、エジソンの母ナンシーは違いました。
息子エジソンがあれこれと質問することに対して、無視をしませんでした。
ナンシーはエジソンの問いに対して、知っているかぎりのことは細かく答えました。
わからないことがあれば、一緒になって調べたりしたと言います。
子どもが持っている「旺盛な好奇心」を、学校の成績よりずっと重んじていました。
その徹底ぶりには感服です。
子どもが興味や関心のあることをどんどん突き進めて行けば、自然と才能のある方向へと向かうようになります。
だからこそ、エジソンのような偉大な人物へと育てることができました。
親である自分の言葉を振り返ってみましょう。
子どもの質問に対して、旺盛な好奇心をつぶすような言葉を返していないでしょうか。
才能を伸ばす親は、まさにエジソンの母が手本です。
「旺盛な好奇心」をつぶさず、むしろ伸ばしていくのです。