執筆者:水口貴博

子育て上手な父親になる30の方法

9

なぜ子どもにとって父は、母より遠い存在と感じてしまうのか。

なぜ子どもにとって父は、母より遠い存在と感じてしまうのか。 | 子育て上手な父親になる30の方法

子どものころを思い出しましょう。

父と母のどちらと接する時間のほうが多かったでしょうか。

特殊なケースもありますが、一般的にはやはり「母親」と答える人が大多数のはずです。

男性は、生まれつき女性より、力も体力もあります。

そのため、家計を支える大黒柱が父である家族構成は、まだまだ主流です。

その仕事があるために、父は平日、家にいる時間が少ない。

母に比べて、子どもと触れ合う機会が少ないです。

ひどい場合なら、子どもが起きる前に家を出て、子どもが寝た後、家に帰ってくるというケースさえあります。

子どもと触れ合う時間を増やしたいが、なかなか思うようにいかない。

するとです。

子どもにとって身近な存在は、母側に偏りがちになります。

一方、父親という存在がだんだん遠ざかって感じられるようになります。

その結果、父というと「母より遠い存在」という印象が強くなります。

父は、子どもと触れ合う時間を意図的に増やしていかないと、どんどん母親寄りになります。

母の言うことは聞くけど、父の言うことは聞かなくなってしまいます。

休日、子どもと一緒にお風呂に入ろうとしても「お父さんよりお母さんのほうがいい」と、わがままを言う。

子どものために絵本を読んでやろうとしても「お母さんのほうがいい」と言われてしまう。

触れ合う機会が母のほうが多いので、こうなるケースは多い。

しかし、ここで諦めてはいけません。

触れ合う時間が少ない父親だからこそ、時間のある休日には、母親以上に触れ合う機会を増やすことです。

最初は子どもが嫌がることもありますが、めげずに一緒に触れ合う時間を増やしましょう。

「お父さんと一緒にいても楽しいよ」ということを、きちんと体感させることです。

仕事があるから仕方ないで終わらせるのではなく、意図的に増やすことが大切なのです。

子育て上手な父親になる方法(9)
  • 父親は子どもと触れる時間が短いからこそ、意図的に増やす。
母親の大変さを理解するために、男性こそ育児に参加する。

子育て上手な父親になる30の方法

  1. 父親が育児をする、子どもは自分に自信を持つ。
  2. 父が育児に参加することで「父」から「父親」へと成長する。
  3. 父が楽しそうに仕事をする背中を見て、子は育つ。
  4. 子どもの勉強のきっかけは、興味や関心から始まる。
  5. 子どもが破壊行為をし始めたら、強い興味や関心の表れている証拠。
  6. どんな遊びも、突き詰めれば勉強になる。
  7. 本当に家族を大切にする父親は「家族サービス」という言葉を使わない。
  8. 父親の趣味に、子どもを誘ってみよう。
  9. なぜ子どもにとって父は、母より遠い存在と感じてしまうのか。
  10. 母親の大変さを理解するために、男性こそ育児に参加する。
  11. 家族揃って食事ができるように、週に何度かは早く家に帰る。
  12. 特別な日に特別頑張る父は、大幅に評価が向上する。
  13. 疲れて育児に参加できないときは、母親へ育児をねぎらう言葉だけでも伝える。
  14. 叱るというのは、愛を伝えるということ。
  15. 叱るばかりはいけないが、まったく叱らないのは、もっといけない。
  16. 母親からの愚痴には「解決策」の前に「共感」からかけよう。
  17. 甘える父親は、もう1人の子どもである。
  18. 父親という遊び相手ほど、面白い相手はいない。
  19. ストレス発散をするなら、子どもの遊び相手になればいい。
  20. 親から暴力を振るわれた子どもは、友人にも暴力を振るうようになる。
  21. 父の仕事現場を見せてあげると、父の仕事のイメージが湧くようになる。
  22. 早く家に帰られる人は、気の利いた父親になるための気遣いをしよう。
  23. 愛の伝わるスキンシップがあれば、回数は少なくてもいい。
  24. 正しい力の使い方とは、大切な人を守るためである。
  25. 子どもの下品な言葉に、いちいち本気にならない。
  26. 男らしい父親なら、曖昧な返事は返さない。
  27. 夫婦仲のいい家庭は、子育てにもいい影響を与える。
  28. 子どもの失敗は、褒めたたえるくらいでいい。
  29. 子どもの話に、小難しい評価や感想はいらない。
    単に共感するだけでいい。
  30. 家の手伝いは、言い換えれば「体育の授業」である。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION