執筆者:水口貴博

子どもがすくすく成長する30のしつけ

12

時には、夫婦喧嘩も必要。大切なことはきちんと仲直りすること。

時には、夫婦喧嘩も必要。大切なことはきちんと仲直りすること。 | 子どもがすくすく成長する30のしつけ

夫婦とはいえ、まったく喧嘩をしない夫婦は珍しいです。

生まれも育ちも性別も違う。

いくらお互いの仲がよくて結婚をしたとはいえ、結婚してからも、まったく喧嘩がないということはまれです。

一緒に暮らしていると、パートナーの気になる癖や生活習慣が見えてきます。

時には、喧嘩をすることもあるでしょう。

喧嘩は悪いことではありません。

むしろ、喧嘩はよくないと思い、むやみに喧嘩を避けようとするほうがよくありません。

夫婦なのに言いたいことをずっと言えないのは、本当の夫婦ではない。

会社での社交辞令と大差がなくなります。

ストレスがたまり、いずれ夫婦も崩壊です。

友人との喧嘩でもそうですが、喧嘩をしてこそ、本当の友情が育まれます。

言いたいことを言い合って、お互いが刺激し合える関係こそ、本当の人情です。

大切なことは、喧嘩を避けることではなく、きちんと仲直りをすることです。

仲直りさえできれば、喧嘩をしても、以前より深い仲へ発展させることができます。

一度、お互いの胸の内をさらけ出すことで、お互いのことを本当によく理解できるチャンスになるからです。

仲直りができるなら、夫婦喧嘩をしてもいい。

子どもへきちんとした教育も大切ですが、まず夫婦仲をきちんと深めていくことが、第一です。

子どもがすくすく成長するしつけ(12)
  • 言いたいことを適度に吐き出し、夫婦仲を深める。
子どもの前で、夫婦喧嘩をしない。

子どもがすくすく成長する30のしつけ

  1. 自由奔放は教育ではない。
    きちんとしたしつけを施すのが親の努め。
  2. 子どもへのしつけは、常に親が先行する形を取る。
  3. 食べたものは後片付けをさせるよう、しつける。
  4. 「勉強しろ」という親こそ、勉強をする。
  5. 歯磨きの習慣がないと、大人になってから苦労する。
  6. お墓参りの意味を、納得するまできちんと説明する。
  7. 言い訳をしない癖をつけ、反省を促そう。
  8. 整理整頓の基本は、実にシンプル。
    「使い終われば、元の場所に戻す」
  9. 品行方正のある親からは、品行方正のある子が育つ。
  10. 子どもは、親が考えるよりはるかに怯えやすい。
  11. 父と母の教育論は、違っていて当然。
  12. 時には、夫婦喧嘩も必要。
    大切なことはきちんと仲直りすること。
  13. 子どもの前で、夫婦喧嘩をしない。
  14. 子どもは、期待されるほど成績を伸ばす。
  15. 子どもからの難易度の高い質問には「調べて教えてほしい」と答えればいい。
  16. 面倒見のよすぎる親は、子どもから失敗する機会を奪っている。
  17. 意味もなく、子どもにお金を与えない。
  18. 子どもにトイレ掃除をさせると、トイレをきれいに使うようになる。
  19. 喧嘩は、最初に手を出したほうが負け。
  20. 一度のしつけで、素直に言うことを聞く子のほうが珍しい。
  21. 靴とはいえ、侮れない。
    脱いだ靴で、人間性まで判断されてしまう。
  22. できなかった部分より、できた部分を見て褒める。
  23. 10歳になれば、そろそろ子どもへの対応を変える時期。
  24. 子どもにも家族運営に参加させる。
  25. やりたくない習い事は、無理にやらせないほうがいい。
  26. 外国語学習に力を入れるなら、母国語の学習から徹底すること。
  27. 子どもに求めるべきは、速いかより、できるか。
  28. しつけが必要なのは、子どもより、親のほうかもしれない。
  29. 親子の仲とはいえ、閉まっているドアを開けるときにはノックをする。
  30. しつけは弱くても問題ない。
    むしろ、しつけが厳しすぎて非行に走るほうが多い。

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