執筆者:水口貴博

子どもがすくすく成長する30のしつけ

13

子どもの前で、夫婦喧嘩をしない。

子どもの前で、夫婦喧嘩をしない。 | 子どもがすくすく成長する30のしつけ

夫婦の喧嘩は、悪いことではありません。

喧嘩をすることで、本音を出し合えます。

それも大喧嘩こそ、本音が出し合える。

大切なことは仲直りです。

きちんと仲直りさえできれば、以前より深い仲に発展させることができるはずです。

ただし、1つ守っておきたいことがあります。

どんな喧嘩であろうと、子どもの前では夫婦喧嘩をしないということです。

「お友だちと喧嘩をしてはいけません」と言っている親が喧嘩をしていると、子どもはどう思うでしょうか。

「なんだ。自分こそ喧嘩をしているではないか」と幻滅されてしまいます。

喧嘩をしているのが幼く見えるように、喧嘩をしている親を見て、子どもは気を落とします。

父と母がいがみ合っているところは見たくない。

いつも夫婦喧嘩をしていると、子どもは悲しくなります。

大切な人が怒ったり泣いたりしていると、子どもも情緒が不安定になります。

それは心の健康にも悪い影響を与えます。

喧嘩をしている父や母を見て、子どもはいつも不安になり、元気がなくなります。

喧嘩は、子どもに見せることではありません。

夫婦で喧嘩をするなら、子どものいない場所や時間にしましょう。

2人きりになれる場所ならいいでしょう。

誰も聞いていないので、言いたいことが言えることでしょう。

親は、そういう心がけをしましょう。

子どもがすくすく成長するしつけ(13)
  • 夫婦喧嘩は、子どものいないところでする。
子どもは、期待されるほど成績を伸ばす。

子どもがすくすく成長する30のしつけ

  1. 自由奔放は教育ではない。
    きちんとしたしつけを施すのが親の努め。
  2. 子どもへのしつけは、常に親が先行する形を取る。
  3. 食べたものは後片付けをさせるよう、しつける。
  4. 「勉強しろ」という親こそ、勉強をする。
  5. 歯磨きの習慣がないと、大人になってから苦労する。
  6. お墓参りの意味を、納得するまできちんと説明する。
  7. 言い訳をしない癖をつけ、反省を促そう。
  8. 整理整頓の基本は、実にシンプル。
    「使い終われば、元の場所に戻す」
  9. 品行方正のある親からは、品行方正のある子が育つ。
  10. 子どもは、親が考えるよりはるかに怯えやすい。
  11. 父と母の教育論は、違っていて当然。
  12. 時には、夫婦喧嘩も必要。
    大切なことはきちんと仲直りすること。
  13. 子どもの前で、夫婦喧嘩をしない。
  14. 子どもは、期待されるほど成績を伸ばす。
  15. 子どもからの難易度の高い質問には「調べて教えてほしい」と答えればいい。
  16. 面倒見のよすぎる親は、子どもから失敗する機会を奪っている。
  17. 意味もなく、子どもにお金を与えない。
  18. 子どもにトイレ掃除をさせると、トイレをきれいに使うようになる。
  19. 喧嘩は、最初に手を出したほうが負け。
  20. 一度のしつけで、素直に言うことを聞く子のほうが珍しい。
  21. 靴とはいえ、侮れない。
    脱いだ靴で、人間性まで判断されてしまう。
  22. できなかった部分より、できた部分を見て褒める。
  23. 10歳になれば、そろそろ子どもへの対応を変える時期。
  24. 子どもにも家族運営に参加させる。
  25. やりたくない習い事は、無理にやらせないほうがいい。
  26. 外国語学習に力を入れるなら、母国語の学習から徹底すること。
  27. 子どもに求めるべきは、速いかより、できるか。
  28. しつけが必要なのは、子どもより、親のほうかもしれない。
  29. 親子の仲とはいえ、閉まっているドアを開けるときにはノックをする。
  30. しつけは弱くても問題ない。
    むしろ、しつけが厳しすぎて非行に走るほうが多い。

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