執筆者:水口貴博

子どもがすくすく成長する30のしつけ

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歯磨きの習慣がないと、大人になってから苦労する。

歯磨きの習慣がないと、大人になってから苦労する。 | 子どもがすくすく成長する30のしつけ

歯がぼろぼろになった。

そんな人に共通するのは、歯磨きをしない習慣です。

子どものころに歯磨きをしていなかったので、当たり前だと思う。

気づけば、歯が黄ばんでいたり、ぼろぼろに抜け落ちたりしてしまいます。

歯磨きの習慣がないまま大人になると大変です。

黄ばんだ歯のせいでイメージが下がり、くさい息のせいでいつの間にか他人にも迷惑をかけてしまう。

そんな状態では異性にモテるはずもありませんね。

単なる歯とはいえ、その影響は大きいです。

食後の歯磨きをうっかり忘れると、後からが大変になります。

歯磨きの習慣こそ、子どものときにしつけることです。

歯が生え始めれば、できるだけ早い段階で習慣にさせます。

食事が終われば、それで終わりではない。

きちんと汚れた歯を磨くまでを覚えさせる。

きちんとした親のしつけが表れる部分です。

理想は、やはり食事ごとの歯磨きです。

時間が経つと歯垢しこうが歯に吸着して取れにくくなるので、食事の直後がおすすめです。

食後の歯磨きが、虫歯予防に最も効果的です。

どうしても一食ごとが難しければ、最低限、寝る前だけは必ずするようにしつけましょう。

寝る前に歯磨きを忘れると、寝ている間に虫歯が進行します。

歯磨きの習慣が一度身につくと、継続しやすいのが特徴です。

磨いた後の爽快感を知るからです。

慣れてしまえば、むしろ歯磨きをしないほうが落ち着かなくなります。

いつも歯を磨く習慣があれば、歯を磨かないほうが不自然になります。

ねとねとした口の中が気になるようになり、歯を磨きたくなります。

そういう気にさせれば、しつけは大成功です。

歯を磨いた後の爽快感が病みつきになり、夜、歯を磨かないと寝られなくなるほどです。

親ががみがみ言わなくても、自分から進んで歯磨きをするようになるのです。

子どもがすくすく成長するしつけ(5)
  • 食後の歯磨きを、しつける。
お墓参りの意味を、納得するまできちんと説明する。

子どもがすくすく成長する30のしつけ

  1. 自由奔放は教育ではない。
    きちんとしたしつけを施すのが親の努め。
  2. 子どもへのしつけは、常に親が先行する形を取る。
  3. 食べたものは後片付けをさせるよう、しつける。
  4. 「勉強しろ」という親こそ、勉強をする。
  5. 歯磨きの習慣がないと、大人になってから苦労する。
  6. お墓参りの意味を、納得するまできちんと説明する。
  7. 言い訳をしない癖をつけ、反省を促そう。
  8. 整理整頓の基本は、実にシンプル。
    「使い終われば、元の場所に戻す」
  9. 品行方正のある親からは、品行方正のある子が育つ。
  10. 子どもは、親が考えるよりはるかに怯えやすい。
  11. 父と母の教育論は、違っていて当然。
  12. 時には、夫婦喧嘩も必要。
    大切なことはきちんと仲直りすること。
  13. 子どもの前で、夫婦喧嘩をしない。
  14. 子どもは、期待されるほど成績を伸ばす。
  15. 子どもからの難易度の高い質問には「調べて教えてほしい」と答えればいい。
  16. 面倒見のよすぎる親は、子どもから失敗する機会を奪っている。
  17. 意味もなく、子どもにお金を与えない。
  18. 子どもにトイレ掃除をさせると、トイレをきれいに使うようになる。
  19. 喧嘩は、最初に手を出したほうが負け。
  20. 一度のしつけで、素直に言うことを聞く子のほうが珍しい。
  21. 靴とはいえ、侮れない。
    脱いだ靴で、人間性まで判断されてしまう。
  22. できなかった部分より、できた部分を見て褒める。
  23. 10歳になれば、そろそろ子どもへの対応を変える時期。
  24. 子どもにも家族運営に参加させる。
  25. やりたくない習い事は、無理にやらせないほうがいい。
  26. 外国語学習に力を入れるなら、母国語の学習から徹底すること。
  27. 子どもに求めるべきは、速いかより、できるか。
  28. しつけが必要なのは、子どもより、親のほうかもしれない。
  29. 親子の仲とはいえ、閉まっているドアを開けるときにはノックをする。
  30. しつけは弱くても問題ない。
    むしろ、しつけが厳しすぎて非行に走るほうが多い。

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