執筆者:水口貴博

子どもがすくすく成長する30のしつけ

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やりたくない習い事は、無理にやらせないほうがいい。

やりたくない習い事は、無理にやらせないほうがいい。 | 子どもがすくすく成長する30のしつけ

親は子どもにたくさんの習い事をさせようとします。

親としては、子どもにたくさんのことを覚えてもらいたいと思います。

子どもを思う、当然の親心ですね。

その結果、学習塾から始まり、ピアノ・水泳・ダンス・習字・体操などの、たくさんの習い事を子どもに勧めようとします。

目まいを感じそうですね。

1週間にいくつも塾や習い事をするのは立派ですが、もっと前提となる大切なことがあります。

「子どもがやりたいことなのかどうか」です。

子どもが「やりたい」と言ってやらせるのと「やりたくない」と嫌がっているのに無理にやらせるのとでは、全然違います。

やりたいといってやらせる習い事は、子どもが前向きになっているので、習得が早いです。

習い事そのものより、友人がいるからという理由かもしれません。

それでもいい。

挑戦をするいいきっかけは何でもいい。

とにかく、本人がやりたいかどうかです。

何か新しいことを始めたいという子どものサポートをするのが、親の努めです。

そういうところから、才能の芽が伸びていきます。

しかし、やりたくないといっているのに、無理にやらせるのはよくありません。

親としては子どもに習ってほしいことがあるのでしょう。

子どもが嫌がっているにもかかわらず無理にやらせるのは、余計に嫌いになってしまうだけです。

ピアノが嫌いなのに、無理にピアノを習わせても、上達どころかピアノがもっと嫌いになります。

習い事にはお金がかかりますから、経済的とも言えません。

どうせお金を使うなら、子どもがやりたいと思う習い事に対して投資することです。

それが子どもの才能を伸ばすお金の使い方です。

習い事をするときの主役は、あくまでも子どもなのです。

子どもがすくすく成長するしつけ(25)
  • 子どもがやりたいという習い事を、させる。
外国語学習に力を入れるなら、母国語の学習から徹底すること。

子どもがすくすく成長する30のしつけ

  1. 自由奔放は教育ではない。
    きちんとしたしつけを施すのが親の努め。
  2. 子どもへのしつけは、常に親が先行する形を取る。
  3. 食べたものは後片付けをさせるよう、しつける。
  4. 「勉強しろ」という親こそ、勉強をする。
  5. 歯磨きの習慣がないと、大人になってから苦労する。
  6. お墓参りの意味を、納得するまできちんと説明する。
  7. 言い訳をしない癖をつけ、反省を促そう。
  8. 整理整頓の基本は、実にシンプル。
    「使い終われば、元の場所に戻す」
  9. 品行方正のある親からは、品行方正のある子が育つ。
  10. 子どもは、親が考えるよりはるかに怯えやすい。
  11. 父と母の教育論は、違っていて当然。
  12. 時には、夫婦喧嘩も必要。
    大切なことはきちんと仲直りすること。
  13. 子どもの前で、夫婦喧嘩をしない。
  14. 子どもは、期待されるほど成績を伸ばす。
  15. 子どもからの難易度の高い質問には「調べて教えてほしい」と答えればいい。
  16. 面倒見のよすぎる親は、子どもから失敗する機会を奪っている。
  17. 意味もなく、子どもにお金を与えない。
  18. 子どもにトイレ掃除をさせると、トイレをきれいに使うようになる。
  19. 喧嘩は、最初に手を出したほうが負け。
  20. 一度のしつけで、素直に言うことを聞く子のほうが珍しい。
  21. 靴とはいえ、侮れない。
    脱いだ靴で、人間性まで判断されてしまう。
  22. できなかった部分より、できた部分を見て褒める。
  23. 10歳になれば、そろそろ子どもへの対応を変える時期。
  24. 子どもにも家族運営に参加させる。
  25. やりたくない習い事は、無理にやらせないほうがいい。
  26. 外国語学習に力を入れるなら、母国語の学習から徹底すること。
  27. 子どもに求めるべきは、速いかより、できるか。
  28. しつけが必要なのは、子どもより、親のほうかもしれない。
  29. 親子の仲とはいえ、閉まっているドアを開けるときにはノックをする。
  30. しつけは弱くても問題ない。
    むしろ、しつけが厳しすぎて非行に走るほうが多い。

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