親は子どもにたくさんの習い事をさせようとします。
親としては、子どもにたくさんのことを覚えてもらいたいと思います。
子どもを思う、当然の親心ですね。
その結果、学習塾から始まり、ピアノ・水泳・ダンス・習字・体操などの、たくさんの習い事を子どもに勧めようとします。
目まいを感じそうですね。
1週間にいくつも塾や習い事をするのは立派ですが、もっと前提となる大切なことがあります。
「子どもがやりたいことなのかどうか」です。
子どもが「やりたい」と言ってやらせるのと「やりたくない」と嫌がっているのに無理にやらせるのとでは、全然違います。
やりたいといってやらせる習い事は、子どもが前向きになっているので、習得が早いです。
習い事そのものより、友人がいるからという理由かもしれません。
それでもいい。
挑戦をするいいきっかけは何でもいい。
とにかく、本人がやりたいかどうかです。
何か新しいことを始めたいという子どものサポートをするのが、親の努めです。
そういうところから、才能の芽が伸びていきます。
しかし、やりたくないといっているのに、無理にやらせるのはよくありません。
親としては子どもに習ってほしいことがあるのでしょう。
子どもが嫌がっているにもかかわらず無理にやらせるのは、余計に嫌いになってしまうだけです。
ピアノが嫌いなのに、無理にピアノを習わせても、上達どころかピアノがもっと嫌いになります。
習い事にはお金がかかりますから、経済的とも言えません。
どうせお金を使うなら、子どもがやりたいと思う習い事に対して投資することです。
それが子どもの才能を伸ばすお金の使い方です。
習い事をするときの主役は、あくまでも子どもなのです。