執筆者:水口貴博

器の大きい人になる30の方法

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海外旅行に行くことほど、許容範囲を広げるいい勉強はない。

海外旅行に行くことほど、許容範囲を広げるいい勉強はない。 | 器の大きい人になる30の方法

器を大きくしたければ、海外旅行がおすすめです。

海外旅行といえば、気分をリフレッシュしたいとか、目新しい土地や建物を見たいがためにする人が多いのではないでしょうか。

なぜ海外旅行をすると器が大きくなるのか。

「許容範囲を広げるから」です。

海外に行くと、驚きの連続です。

通貨も言葉も文化も人種も異なります。

まず、通貨が全然違うのに困惑します。

レジでお金を払いたいのに、どのコインがいくらなのかわからず、違和感を覚えます。

言葉がわからないので、自分の気持ちをどう表現していいのかわかりません。

表現できないもどかしい気持ちを何度となく味わうことになるでしょう。

文化も違いますから、何をどうしていいのかパニックになるはずです。

自国のことしか知らないと、すべてだと思います。

世界は広い。

いつも慣れているものばかりに触れる生活もいいですが、知らないものに触れる生活は、もっと大切です。

知らないことは山ほどあると痛感できる絶好の機会です。

それぞれの国には、それぞれのスタイルがあり、考え方や文化があります。

「理解できない」

「違和感がある」

「わからない」

「矛盾している」です。

特に「矛盾」していることは、理解に苦しむこともあるでしょう。

私は台湾にある「士林しりん」という地区にある「士林夜市」に行ったことがあります。

ガイドブックには「驚きの屋台街」と書いていましたが、本当に驚きばかりでした。

特に驚いたのは、くさい食事をおいしそうに食べる家族連れです。

表現が悪くなりますが、私が感じたままに表現すれば、そうなります。

私たちは、いいにおいのものをおいしく食べるものだと思います。

しかし、世界は広い。

においが悪くても、慣れなのか文化なのか、おいしく感じてしまう矛盾があります。

日本の納豆も、外国人から見れば「なぜあんなくさい物を食べるのか」と思います。

私も日頃から納豆をよく口にしますが「なぜ」と言われてもよくわかりません。

「言われてみればたしかにくさいけど、でもおいしい。なぜおいしいのかはよくわからない」

そういうものです。

おそらく士林で見かけたくさい食事をおいしそうに食べる家族も、同じような感じなのでしょう。

「なぜ? 理解できない! わからない! 矛盾している!」

そういうのを見て「いい・悪い」と判断しないことです。

ありのままを受け入れます。

これらはすべていい勉強です。

そのとき、視野が広がり、価値観が深まります。

たくさんの価値観に触れていると、だんだん自分の視野が広がります。

世界が広がり、許容範囲が広がるとはこういうことです。

こういう驚きを経験し、受け入れることは大切です。

「慣れない刺激に、慣れる」

これが器を大きくさせます。

海外旅行に行った後は、国内で経験する出来事も受け入れやすくなるでしょう。

誰かと意見が対立したときは、海外旅行での出来事を思い出しましょう。

「理解できないが、そういうものだ」

そう考えると、世の中にはあらゆることが自然と受け入れやすくなるのです。

器の大きい人になる方法(15)
  • 理解できないことでも「いい・悪い」と判断せず、ありのまま受け入れる。
短所は長所として活用し、長所はさらに伸ばせば、最高の自分を発揮できる。

器の大きい人になる30の方法

器の大きい人になる30の方法
  1. 器の大きい人は、怒りを優しさで表現する。
    器の大きい人は、怒りを優しさで表現する。
  2. いらいらして言い返すと、相手と同じレベルになる。
    いらいらして言い返すと、相手と同じレベルになる。
  3. 脳が酸欠状態になると、落ち着いて考える余裕もなくなる。
    脳が酸欠状態になると、落ち着いて考える余裕もなくなる。
  4. 口にする前に深く考え、一度口にした言葉には責任を持つ癖。
    口にする前に深く考え、一度口にした言葉には責任を持つ癖。
  5. 器の大きい人は「笑顔」と「怒り」の両方を自在に操る。
    器の大きい人は「笑顔」と「怒り」の両方を自在に操る。
  6. 器の大きい人は、余裕を味わう。<br>器の小さい人は、ぎりぎりを味わう。
    器の大きい人は、余裕を味わう。
    器の小さい人は、ぎりぎりを味わう。
  7. ささいなことにとらわれすぎず、重大なことに焦点を合わせる。
    ささいなことにとらわれすぎず、重大なことに焦点を合わせる。
  8. 対応に慌てたときこそ、器の大きな理想の人物を思い浮かべる。
    対応に慌てたときこそ、器の大きな理想の人物を思い浮かべる。
  9. いらいらするはずの瞬間に笑顔になると、器の大きさを感じる。
    いらいらするはずの瞬間に笑顔になると、器の大きさを感じる。
  10. どんなに知識や知恵があっても、臨機応変がないと、うまく生きていけない。
    どんなに知識や知恵があっても、臨機応変がないと、うまく生きていけない。
  11. 器の大きい人は、どんな言葉でも一度は受け入れる。
    器の大きい人は、どんな言葉でも一度は受け入れる。
  12. つまらない冗談に笑おうとしない人こそ、つまらない人間だ。
    つまらない冗談に笑おうとしない人こそ、つまらない人間だ。
  13. ユーモアは、楽しく、脳を活性化させる。
    ユーモアは、楽しく、脳を活性化させる。
  14. 私の人生を変えてくれた中国人講師。
    私の人生を変えてくれた中国人講師。
  15. 海外旅行に行くことほど、許容範囲を広げるいい勉強はない。
    海外旅行に行くことほど、許容範囲を広げるいい勉強はない。
  16. 短所は長所として活用し、長所はさらに伸ばせば、最高の自分を発揮できる。
    短所は長所として活用し、長所はさらに伸ばせば、最高の自分を発揮できる。
  17. 痛みを味わうことで、見えてくる解決策がある。
    痛みを味わうことで、見えてくる解決策がある。
  18. 成長とは、背伸びの繰り返しだ。
    成長とは、背伸びの繰り返しだ。
  19. なぜ、大人になるにつれて、涙もろくなるのか。
    なぜ、大人になるにつれて、涙もろくなるのか。
  20. 厳しいコメントを言ってくれる友人を、大事にする。
    厳しいコメントを言ってくれる友人を、大事にする。
  21. 理解できない考え方こそ、興味や好奇心を持って歓迎する。
    理解できない考え方こそ、興味や好奇心を持って歓迎する。
  22. 器の大きい人は、インプットの限界を知っている。
    器の大きい人は、インプットの限界を知っている。
  23. 本当のボランティアは、愛がないとできない。
    本当のボランティアは、愛がないとできない。
  24. 言い訳しながら謝ると、気持ちが半減する。
    言い訳しながら謝ると、気持ちが半減する。
  25. 許せば許すほど、表情は柔らかくなる。
    許せば許すほど、表情は柔らかくなる。
  26. 失敗してもいい。<br>大切なことは前向きに行動すること。
    失敗してもいい。
    大切なことは前向きに行動すること。
  27. 器の小さい人は、人の失敗を笑いの材料にする。<br>器の大きい人は、人の失敗を反省の材料にする。
    器の小さい人は、人の失敗を笑いの材料にする。
    器の大きい人は、人の失敗を反省の材料にする。
  28. 貯金の量は、器の大きさへと変わる。
    貯金の量は、器の大きさへと変わる。
  29. 直線コースより回り道コースのほうが、人生は豊かになる。
    直線コースより回り道コースのほうが、人生は豊かになる。
  30. いらいらしているときこそ、忘れがちな作法を忘れない。
    いらいらしているときこそ、忘れがちな作法を忘れない。

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