言葉がわからないなら、むやみに返事をしないのが海外旅行でトラブルを未然に防ぐ鉄則です。
首を縦にも横にもふらないことも、あわせて覚えておきましょう。
では、言葉がわからないときにはどうすればいいのでしょうか。
単純です。
わからないときには「わかりません」と答えればいい。
英語なら「I don't know.」でOKです。
この言い方は、ぶっきらぼうです。
もう少し丁寧な言い方もできますが、あえてぶっきらぼうに言うのがポイントです。
これは「ふるいにかける動作」だからです。
あなたがわからないと答えたとき、現地の人はどう対応するか。
ここに注目しましょう。
「おや。この人は言葉が理解できないのだな」とわかり、別の手段で伝えようとしてくれるはずです。
たとえば、ジェスチャーや絵を使って、より丁寧に説明してくれる場合があります。
言葉で伝わらないイメージも、ジェスチャーや絵を使えばわかりやすくなります。
英語で「two hundred dollar」と言われて理解できないとき、紙に「$200」と書いてくれることもあります。
たまたま近くに日本語のわかるスタッフがいれば、代わりに説明してくれることでしょう。
もしくはあらかじめ海外旅行者向けに書かれたテンプレートのようなものを、出して説明してくれるかもしれません。
何か、意思疎通をスムーズにするための別手段が登場するはずです。
商売人は、それくらいの気遣いはできて当然です。
言葉が理解できないことに、恥を感じる必要はありません。
「自分は海外からきた旅行者だ」と、胸を張っていればいい。
もし、代替え手段が出てこないようなら、その店員は客慣れしていません。
もちろんサービスも商品の質もその程度と思って、見切ってしまいます。
必ずしもそうとは限りませんが、言葉を理解できないまま買うよりは、はるかに安全です。