私たちは、飼いならされた状態で生きています。
いきなり大胆な言葉から始めてしまい、申し訳ございません。
しかし、事実です。
目的は、人生のあらゆるところで必要なことです。
あらゆるところで目的を考えると聞くと、難しそうな内容に聞こえます。
しかし、やはり目的は常に考えましょう。
学生時代によく陥りがちなのは、進路の誤った選び方です。
あなたがまだ学生なら、早めにお話ししておく必要があります。
すでに社会人で定職についていれば、いま一度、自分の職について見つめ直しましょう。
あなたが人生のあらゆることに意味を考え始めたとき、遅かれ早かれ、次のことにうすうす気づき始めるでしょう。
究極の一言です。
「私たちは、自分を生かしきるために生きている」
心の整理のためには、まずインプットを遮断しなければいけません。
整理しているところで、新しい情報が次々入ってくると、できる整理もできなくなります。
インプットを遮断すれば、今、頭の中にある不安や記憶が落ち着いて、整理できます。
「あんなことがなければよかったのに…」
「しなければよかった…」
「過去を消したい…」
ある日、1羽のハトが懸命に餌をついばんでいました。
ハトは、元気です。
「ハトはいつも元気だなあ。なぜいつも元気なのだろう。なぜ落ち込まないのだろう」
あなたが本屋へ行ったときのことです。
興味のある本を手に取り、ふと考えます。
「この本はためになる本だろうか」
「他人にどう思われているのだろうか」
「他人から見たあなた」というのが存在します。
また一方で「あなたが思うあなた」がいます。
私たち万物の本当の姿が愛だとわかったとき、もう1つのことに気づきます。
万物は愛でできているのですから、私たちの目的も、共通のはずです。
愛の目的とは「1つになること」です。
私たちの心の内面は、実は一部、外側に現れます。
服装、衣装、髪型です。
外見の姿は、個人の自由によって、いかようにも変更可能です。
私はいつも、シャープペンシルとA4の紙を携帯しています。
ぱっと思いつくアイデアを、紙に書きとめるためです。
書きとめるアイデアは、箇条書きもありますが、時には、マインドマップ形式で書きとめることもあります。
自分の内面と向き合うために、決断は自分ですることです。
肝心の決断を、他人に委ねても、あなたのためになりません。
自分の人生を自分の意思で決断するとき、責任が成長に変わります。
自分の内面と向き合うときには、自分の部屋をきれいに掃除しましょう。
最初の1歩です。
散らかった部屋の中で、落ち着いて考えることはできません。
心が成長していると、友人の種類も変わります。
経験を積んで心が成長すれば、今の友人とは、話が合わなくなります。
「私は、冷たい人間なのだろうか」と思うでしょう。
「髪が伸びてきたなあ。そろそろ切りに行かないと」
気になって仕方ないことがあります。
やらなければいけない仕事があります。
「私の人生は、これでいいのだろうか」
こう考える人は、そもそも人生も目的も明確にしていない人です。
ただ敷かれたレールの上だけを歩んできた人は、自分の人生は何のためなのかと振り返ったことがないため、あるとき、迷います。
心を変えたい人がいます。
「もっと優しい自分になりたい」
「もっと愛にあふれる自分になりたい」
私たちは、素晴らしい心になろうと、さまざまな本を読みます。
「素晴らしい心になるためには、素晴らしい学びをインプットしなければならない」と考えているからです。
しかし、本来、愛の心は私たちに最初から宿っています。
父に殴られた。
母に叱られた。
両親を恨んだ。
あなたが道路を渡ろうとしたときです。
誰かがあなたを、歩道へ向かって強く押しました。
転んで膝を擦りむいてしまいました。
「私はどんな人間なんだろう」
そう思って、鏡を見ます。
顔・髪型・表情を見て、自分を判断します。
私たちには、すでに手に入れているものがあります。
生まれつき、当たり前のように手にしているものです。
家でしょうか。
テレビのドキュメンタリー番組で、興味深い内容がありました。
治療困難ながんのため、余命わずかの女性が、自らの名前と顔を公開して、苦しみながらも懸命に生きる生活を公開した内容でした。
珍しいがんにかかり、専門医も少なく、治療も確立されていないとのことです。
隠したいと思うことがあります。
しかし、隠したいと思うことほど、ほかの人にとって大切な出来事であったりします。
「隠したい。秘密にしたい」と思うことは、誰でも1つはあります。
「リリリ!」
急に、部屋の警報機が鳴り始めました。
警報機の音が何を意味しているのかわかりません。
電話対応で、素晴らしい敬語を使って対応している人がいます。
電話口では「ありがとうございます。承知いたしました」ときれいな敬語をすらすら口にします。
敬意を払った丁寧な言葉遣いであり、人としても素晴らしいのかと思いきや、そうとは限りません。
「音楽がないと生きていけない」
こうした愛にあふれる力強い言葉を口にする人を見かけます。
特に、プロのミュージシャンからはよく耳にする言葉ですね。
好きなことだけをする毎日は、心に正直になった生き方です。
自分らしく生きているからです。
チューリップの花がバラの花になろうとしてもなれないように、自分は自分にしかなれません。
2,500年前、釈迦は「人は心でできている」と言いました。
2,500年経った今でも、その言葉が語り継がれているということは、まさに真実だからという証拠です。
どんなに顔形に恵まれていても、大したことではありません。