執筆者:水口貴博

器の大きい人になる30の方法

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厳しいコメントを言ってくれる友人を、大事にする。

厳しいコメントを言ってくれる友人を、大事にする。 | 器の大きい人になる30の方法

ユニークな質問があります。

あなたには勘違いをしていることがいくつありますか。

おそらくこの問いに、ほとんどの人が「勘違いはないはず」と答えることでしょう。

もし勘違いが自分でわかっているなら、すでに直しているはずだからです。

勘違いとは、実に厄介です。

自分では気づけないからです。

完全に「これでいい」と勘違いをして思い込んでいるので、何かきっかけがないかぎり、気づくことができません。

本を読んでいるうちに、ふと気づければいいですが、なかなか偶然に出会えるわけでもない。

そこで必要なのは「他人の助け」です。

勘違いを早く直してもらうためには、他人からの助言が必要です。

周りの人は「あれ、おかしいな」と気づきます。

気づいたとしても、あなたのことを傷つけたくないので、なかなか言い出せません。

そのため、勘違いをして恥ずかしい行為をしているにもかかわらず、なかなか改善ができない。

知らず知らずのうちに恥ずかしい行為や恥をかいてしまっている場合があります。

気づかないうちに「マナーが悪いな」「かっこ悪いな」と思われるのは嫌ですね。

もしかしたら気づかないまま一生終わってしまうかもしれません。

しかし、ときどき、はっきり言ってくれる人がいます。

厳しいコメントを言ってくれる人です。

その人は神様です。

多くの人が言うのを控える中、あなたのためを思って忠告してくれます。

「ちょっと変だと思う」

「ここがおかしいと思う」

「それ、やめたほうがいいよ」

言えば相手を傷つけ、自分は嫌われるかもしれません。

そういうことがわかっていても、はっきり言ってくれるのは大変ありがたいことです。

厳しいコメントは耳の痛い言葉ですが、はっと気づかせられる言葉が多いです。

私の職場に、Tさんという厳しい指摘をする同僚がいます。

彼は、厳しい指摘をする人として、職場で有名です。

他人が言いにくいことを、無表情でためらいなく口にします。

私が仕事でメールを書いていたときに「ですます」でうまく統一できていない文章がありました。

「文章を書くときには、『ですます口調』で統一したほうがいいよ」

「電話に出るときに『もしもし』はよくないよ。社会人なら『はい』と答えるものだよ」

「何だかその服装、変だよ」

陰で言うのではなく、相手の前ではっきり言います。

精神的にはストレスですが、彼の言っていることは正しいです。

ほかにもセキュリティーのこと、マナーのこと、言葉遣いのこと。

彼から数多くの勘違いを指摘され、気づけました。

彼のおかげで自分の勘違いに、いくつも気づくことができました。

遠慮なく言うのでおびえる一方、大感謝の恩人でもあります。

もし彼がいなければ、私の勘違いはこれからもずっと続いていたことでしょう。

勘違いは、できるだけ早くに気づきたい。

厳しいコメントを求めることで、弱点を改善する機会になるため、成長できるのです。

器の大きい人になる方法(20)
  • 厳しいコメントから逃げるのではなく、求める。
理解できない考え方こそ、興味や好奇心を持って歓迎する。

器の大きい人になる30の方法

  1. 器の大きい人は、怒りを優しさで表現する。
  2. いらいらして言い返すと、相手と同じレベルになる。
  3. 脳が酸欠状態になると、落ち着いて考える余裕もなくなる。
  4. 口にする前に深く考え、一度口にした言葉には責任を持つ癖。
  5. 器の大きい人は「笑顔」と「怒り」の両方を自在に操る。
  6. 器の大きい人は、余裕を味わう。
    器の小さい人は、ぎりぎりを味わう。
  7. ささいなことにとらわれすぎず、重大なことに焦点を合わせる。
  8. 対応に慌てたときこそ、器の大きな理想の人物を思い浮かべる。
  9. いらいらするはずの瞬間に笑顔になると、器の大きさを感じる。
  10. どんなに知識や知恵があっても、臨機応変がないと、うまく生きていけない。
  11. 器の大きい人は、どんな言葉でも一度は受け入れる。
  12. つまらない冗談に笑おうとしない人こそ、つまらない人間だ。
  13. ユーモアは、楽しく、脳を活性化させる。
  14. 私の人生を変えてくれた中国人講師。
  15. 海外旅行に行くことほど、許容範囲を広げるいい勉強はない。
  16. 短所は長所として活用し、長所はさらに伸ばせば、最高の自分を発揮できる。
  17. 痛みを味わうことで、見えてくる解決策がある。
  18. 成長とは、背伸びの繰り返しだ。
  19. なぜ、大人になるにつれて、涙もろくなるのか。
  20. 厳しいコメントを言ってくれる友人を、大事にする。
  21. 理解できない考え方こそ、興味や好奇心を持って歓迎する。
  22. 器の大きい人は、インプットの限界を知っている。
  23. 本当のボランティアは、愛がないとできない。
  24. 言い訳しながら謝ると、気持ちが半減する。
  25. 許せば許すほど、表情は柔らかくなる。
  26. 失敗してもいい。
    大切なことは前向きに行動すること。
  27. 器の小さい人は、人の失敗を笑いの材料にする。
    器の大きい人は、人の失敗を反省の材料にする。
  28. 貯金の量は、器の大きさへと変わる。
  29. 直線コースより回り道コースのほうが、人生は豊かになる。
  30. いらいらしているときこそ、忘れがちな作法を忘れない。

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