さて、ここまで頭をよくするさまざまな食事を紹介してきました。
最後に話を締めくくる大切な話があります。
この話は、あえて最後に持ってきました。
今までの話をひっくり返してしまいますが、やはり最も重要なのは何か。
「食のバランス」です。
「これを食べれば頭がよくなる」という話を聞けば、盲信して、毎日そればかりを食べる人がいます。
どんなに頭にいい食材があっても偏ってはいけない。
食が偏り、栄養バランスが偏ってしまうと、逆に頭の働きが悪くなってしまいます。
バランスを保ってこそ、体や脳は正常に働くようになります。
目指すは「1日30品目」。
さまざまな食品を口にして、3大栄養素である炭水化物・タンパク質・脂質を始め、ビタミンやミネラルを摂取することです。
そういうバランスが取れてこそ、初めて正常な脳の働きができます。
「じゃあ、ここまで紹介された頭がよくなる食材は意味ないの?」
いいえ、矛盾した話ではありません。
バランスを保ちながら、特に紹介した頭に効く食材に力を入れるということです。
この話は、あえて最後に持ってきています。
お魚メニューは頭にいいというお話をしました。
1日30品目というバランスを目指したうえで、お魚を使った献立の回数を増やせばいいでしょう。
卵や納豆に含まれるレシチンが頭にいいというお話もしました。
1日30品目を目指したうえで、卵や納豆をいつもより多めに取ってみるということです。
バランスが先にあって、狙っている食材の量を少し増やすということなのです。