「おなかがすいたなあ」
小腹がすいて祖父の部屋に行き「何かお菓子ない?」と聞きました。
祖父は神棚を指さして「お菓子よりバナナを食べなさい」と言います。
祖父の部屋には、神棚がありました。
神棚には、いつもバナナが置いてあり、それを差し出してくれました。
「おなかがすいたときにはいつでもバナナをお食べ」とよく勧めてくれました。
そんな祖父や祖母も、暇があったらバナナを口にしていました。
バナナは、手軽な食べ物です。
小腹が減ったとき、あなたならどうしていますか。
ご飯を食べるには量が多すぎます。
あまり食べすぎると、満腹のため、眠くなるでしょう。
だからとはいえ、お菓子を食べるのもためらいます。
虫歯の原因になりますし、甘いものばかりというのも健康上よくありませんね。
そういうときこそ、バナナです。
バナナ1本、およそ100キロカロリー。
小さくて口にしやすい果物ですね。
小腹を満たすにはちょうどいいサイズ、適度なカロリーといえるでしょう。
しかも値段も安く、世界中どこにでも売っているので、手に入れやすい。
バナナに含まれる糖分は、砂糖とは違い「果糖」と呼ばれます。
果糖は、砂糖に比べると消化吸収が早いため、急いでエネルギーの補給をしたいときに効果的です。
また、バナナには、気持ちを落ち着かせるセロトニンの原料となる「トリプトファン」が多く含まれています。
勉強詰めになるといらいらしがちになりますが、バナナを食べると落ち着きやすくなり、集中力が向上します。
勉強中に小腹がすいたときは、バナナが一番なのです。