成績を上げるために必要な要素を、あらためて整理します。
成績とは「勉強時間」「集中力」「勉強法」の3つの柱から成り立っています。
この3つのレベルを上げることで、より成績も上がります。
「よし! 今日から気合入れて勉強するぞ!」
勉強へのやる気があるのは、素晴らしいことです。
しかし、やる気満々の人が勉強を始めようとすると、よくある挫折パターンがあります。
遊牧民族をご存じですか。
1つの場所に定住せずに、牛や馬などを連れて豊かな牧草地を求めて移動しながら生活を送る人々のことをいいます。
同じ場所で狩りを続けると、獲物の絶対数が少なくなります。
厳しい親でいつも「勉強しろ、勉強しろ」と、うるさい親がいます。
親だけではありません。
受験となると、先生までも親のように「勉強しろ、勉強しろ」と口うるさくなり、ダブル攻撃です。
集中力は、人間の精神的な部分です。
鍛えることもできますが、環境の影響によって、すぐ発揮できることがあります。
では、集中できる環境とは、どんなことでしょうか。
勉強へのやる気を、音楽からもらうことがあります。
明るくて元気のある曲を聴いていると、暗い気持ちも吹き飛んで「勉強をやるぞ!」という前向きな気持ちになります。
音楽には、素晴らしい力があります。
「やる気」「集中力」「音楽」は、三角関係です。
やる気を出すには音楽が効果的ですが、音楽を聴けば勉強に集中できなくなる。
音楽を止めれば、勉強に集中できるようになるが、やる気が小さくなってしまう。
人間は「大きすぎるものは実感が湧かない」という特徴があります。
東京ドーム1個分というならまだイメージが湧きますが、東京ドーム100個分になると、大きすぎてイメージが湧きません。
「10年後の地球はどうなっていますか」という質問なら、ある程度イメージもわきます。
「もう少ししてから勉強する」と言う人がいます。
切りのいい時間から始めたほうが、気持ちの切り替えもうまくいきやすいように感じますね。
しかし、この習慣が身につくと、行動力を減速させてしまう原因になります。
浪人生だったころ、よく図書館へ通っていました。
学校の図書館は遠すぎるため、代わりに近場にある市立図書館へ通っていました。
どうしても自分の部屋では、集中できませんでした。
勉強は、やり始めれば続きますが、やり始めるまでが大変です。
重い腰を上げれば、調子は自然と出ますし、集中力も出てきます。
問題は「いかに重い腰を早く上げるか」です。
私が執筆をするときには、常に締め切りを意識しています。
締め切りは締め切りでも「短い締め切り」がポイントです。
長い締め切りではいけません。
人間は、面白い生き物です。
つくづくそう感じた、ある実体験を1つご紹介します。
もしかしたらあなたにもすでに経験があるかもしれません。
嘘をつくのは良くありません。
真実ではないことを他人に言うことは、迷惑がかかるからです。
ですが、もし他人ではなく、自分への嘘をつくならどうでしょうか。
「文武両道」という言葉があります。
「勉強面と武道面の両方に精通する」という意味です。
限りある時間の中で、勉強も部活も好成績をあげる人がクラスに1人はいます。
私はいつも全力です。
執筆のときには全力で書きます。
短い期間で一気に書き上げようとするから集中できますし、やる気も出ます。
4年ごとに開催される国際的スポーツ競技大会といえば「オリンピック」です。
世界中からそれぞれの種目のプロたちが集まり、世界一を競い合います。
そんなプロのアスリートたちが本番前のインタビューで言うのは、いつも次のような言葉です。
勉強の土台とは、リズムです。
起きる時間が起点になり、朝食・通学・勉強・昼食・昼寝・夕食・塾・就寝というリズムが決まります。
リズムを決定づけるいちばんのポイントは、実は「寝る時間」です。
教科書を読んでいると、ときおりわからないところが出てきます。
参考書の解説を頼りにしますが、参考書を読んでも、理解できないこともあります。
こういうときには、あなたならどうしていますか。
ある日、気づいたことがあります。
先生が成績の悪い生徒に「予習をしていますか」と聞くと、決まって「していない」と答えます。
「勉強が大嫌い」と答える人は、必ずと言っていいほど「予習なんてしない」と答えます。
私が映画を見に行くときは、必ず予習をするタイプです。
以前、予習をせずに映画を見に行き、全然意味がわからなくて、時間とお金を浪費してしまったという苦い経験があります。
登場人物がたくさんいる映画の場合、名前と顔が一致するまでに時間がかかります。
テストの結果が返ってきて、思ったより点がいいと、友人に自慢したくなります。
「すごいね」と尊敬されたいからです。
一方、テストの点が悪いと隠したくなります。
野球中継を見ていると、面白い光景があり、いつも気になります。
選手によって、バッターボックスへの入り方がユニークです。
ある選手は、バットを大きく振りかざしながら、バッターボックスに入ります。
こんな経験をしたことはありませんか。
「一生懸命に勉強しているときに限って、なぜかすぐおなかがすく」
これは本当の話です。
若い時期は、自分のスタイルが気になり始める時期です。
特に学生の中には、たるんだ腕や太ももを引き締めるために、ダイエットに挑戦する人も多いでしょう。
中には、恋愛をして、好きな人を振り向かせるために、体をシェイプアップしようと奮起する人もいるはずです。
学生時代、授業中に先生が生徒たちに、嫌でも覚えられる方法を教えてくれたことがあります。
別に大した方法ではありませんが、シンプルながら強力な方法だったので、ぜひご紹介します。
「10回音読して、10回書けば、どんなことでも嫌でも覚える」という方法でした。
中学2年のころ、私はよく放課後、学校に残って、教室で勉強をしていました。
放課後になると、独特の開放感があり、なんとなく好きでした。
初めは放課後の心地よい雰囲気を楽しむのが目的でしたが、だんだん放課後に勉強もするようになりました。
勉強では無理をするのは良くありません。
「ああ疲れた。少し休憩しよう」
疲れたときには、素直に休憩がいちばんですね。
「成績が悪い子は、姿勢の悪い子が多い」
「成績がいい子は、姿勢のいい子が多い」
こうした話をご存じですか。
一生懸命に勉強して受けたテストの結果が思ったより悪いと、落ち込みます。
一生懸命にした試験ほど、がっかりして落ち込みも深くなるでしょう。
勉強した試験の結果が悪いと、情けなくなり、泣きそうになります。
成績を上げるために必要な要素を、あらためて整理します。
成績とは「勉強時間」「集中力」「勉強法」の3つの柱から成り立っています。
この3つのレベルを上げることで、より成績も上がります。
「勉強時間×集中力×勉強法=成績」
まず成績を上げるためにいちばん必要なのは、やはり「勉強時間」です。
まったく勉強していない人が、高得点を得ることはありません。
やはり勉強時間が長いほど、多くの情報に触れ、復習の回数も増えます。
電車での移動時間を活用したり生活の隙間時間を集めたりなど、勉強時間が多い人ほど、やはり成績がいいものです。
次に大切なのは「集中力」です。
集中力のない勉強は、意味がないといっても過言ではありません。
テレビを見ながら勉強をしようとしても、だらだらになってしまい勉強は進みません。
覚えたり理解したりするときには、集中する力が必要です。
勉強をするときくらいは、テレビや音楽を消しましょう。
覚えることや理解に、どれだけ全神経を集中できるかです。
この集中力が強ければ、たとえ勉強時間が短くても、充実した時間を過ごすことができるでしょう。
最後に大切なのは「勉強法」です。
世の中には「勉強の進め方」や「覚えやすい記憶法」など数々の効率のいい勉強法があります。
たとえば「歴史を勉強するときには漫画から始める」というのも賢い勉強の進め方です。
漫画を使って時代背景・登場人物・出来事など、おおよその理解から始めれば、教科書を使った勉強もはかどるに違いありません。
年号を覚えるときにも「語呂合わせ」で覚えたり、時代背景をつなげて覚えたりなど工夫をすれば、勉強はスムーズに進みます。
「勉強時間」「集中力」「勉強法」のうち、あなたはすべて押さえていますか。
どれかが抜けると、なかなか成績が上がりません。
勉強では、この3つすべてが必要です。
今あなたが勉強を始めるに当たって、気に留めておきたい要素です。
「よし! 今日から気合入れて勉強するぞ!」
勉強へのやる気があるのは、素晴らしいことです。
しかし、やる気満々の人が勉強を始めようとすると、よくある挫折パターンがあります。
勉強を詰め込みすぎてしまう失敗です。
無理なスケジュールを立てて詰め込みすぎてしまい、疲れ果てて、三日坊主で終わってしまいます。
たしかに勉強時間を増やすのは大切です。
1日に長時間勉強すれば、それだけ多くの情報を頭にインプットできます。
しかし、1日の勉強時間を増やしても、挫折しては意味がありません。
長時間では脳は疲れ、インプットの効率も悪くなり、だらだらにもなるでしょう。
大切なのは、継続できる勉強です。
遅くてもいい。
短くてもいい。
少なくてもいい。
たとえ、1日2時間の勉強でも十分です。
それが確実に毎日続くなら、必ず力になります。
継続こそ、力になるのです。
遊牧民族をご存じですか。
1つの場所に定住せずに、牛や馬などを連れて豊かな牧草地を求めて移動しながら生活を送る人々のことをいいます。
同じ場所で狩りを続けると、獲物の絶対数が少なくなります。
悪天候のため土壌が荒れて、移動せざるを得ないこともあるでしょう。
より獲物の多く、土壌も豊かなところへ移動し、生活をつないでいます。
移動ばかりの遊牧民は、意外な強さを発揮しています。
腹が減っても、天候が荒れても、ほかの土地に移動すればいいですから、あらゆる変化に強いです。
遊牧民が繁栄した理由は、この「柔軟性」にあります。
受験でも、遊牧生活は強い。
あなたのそばには、勉強熱心な人はいますか。
やる気のある人の近くにいると、さまざまな好影響を受けます。
勉強に役立つ情報を教えてもらったり、ためになる参考書などを見せてもらったり、いろいろ影響を受けることでしょう。
あなたにやる気がなくても大丈夫です。
やる気のある人に近づけばいい。
勉強のやる気になっている人に近づけば、自然と熱意が伝わってやる気が出てきます。
その人が落ち込んだり、やる気のないときがあったりすれば、ほかにやる気のある人を探しましょう。
周りに1人くらいは、いるはずです。
やる気のある人の間を渡り歩く遊牧民になれば、環境を問わず、やる気を維持したまま勉強に打ち込むことができるようになります。
さまざまな友人に触れて、さまざまな価値観を知るチャンスにもなるでしょう。
やる気を出さなくても、ある人から移してもらえばいいのです。
厳しい親でいつも「勉強しろ、勉強しろ」と、うるさい親がいます。
親だけではありません。
受験となると、先生までも親のように「勉強しろ、勉強しろ」と口うるさくなり、ダブル攻撃です。
受験生の気持ちを考慮してくれる親や先生ならいいですが、残念ながらすべての人がそうとは限りません。
当然ですが、そういう親や先生を嫌いだからと暴力で負かすのは良くありません。
警察に捕まります。
そういうときには、一生懸命に勉強して、100点を見せつけます。
あっと言わせてやってください。
どんな先生や親でも、高得点に対しては言い返すことができません。
可能なら、100点を目指しましょう。
完璧であり、パーフェクトです。
その瞬間だけは、学生が親や先生に対して偉そうになれる瞬間です。
普段口うるさい親や先生でも、100点を見せつけられると必ず黙ります。
これに勝る手段はありません。
それくらいインパクトが強いスコアです。
集中力は、人間の精神的な部分です。
鍛えることもできますが、環境の影響によって、すぐ発揮できることがあります。
では、集中できる環境とは、どんなことでしょうか。
ずばり、集中せざるを得ない環境です。
たとえば、机の上です。
勉強といえば、机の上ですることが多いでしょう。
机の上が散らかっていると、どう感じるでしょうか。
雑誌・新聞・携帯・漫画・お菓子などが散乱しているところを想像しましょう。
とても勉強どころではありません。
いろいろな物がたくさん置かれていると、注意が散漫になり、なかなか集中できなくなります。
邪念が入ります。
不要な物を置かないことです。
不要な物を置かないことは、邪念を取り払う効果があります。
頭がいい人の机は、きれいです。
なぜかというと、シンプルそのものが、集中せざるを得ない環境です。
勉強に必要な物だけが、置かれています。
関係のないものは、置いていません。
その結果、机の上のことだけに、集中できます。
集中力に、才能は関係ありません。
「自分は集中力がない」と嘆く暇があるなら、机の上にある関係ないものを、全部片付けましょう。
勉強へのやる気を、音楽からもらうことがあります。
明るくて元気のある曲を聴いていると、暗い気持ちも吹き飛んで「勉強をやるぞ!」という前向きな気持ちになります。
音楽には、素晴らしい力があります。
ここまではいいですが、ここからが問題です。
音楽を聴いたらやる気が出たので、勉強中も引き続き音楽を聴こうとします。
ここで、多くの受験生が失敗します。
音楽でやる気になっても、音楽を聴きながら勉強はなかなかはかどりません。
音に気をとられてしまい、集中力が奪われます。
特に歌詞が付いている音楽はいけません。
曲で流れる声を認識しようと無意識のうちに脳が反応してしまい、勉強への集中がうまくできません。
はっきり歌詞が聞こえてしまう歌ほど、余計に集中できなくなります。
本人は音楽を聴いてやる気や元気になっていますから、勉強に集中できない理由が音楽であることに気づけない。
ここに気づくかどうかです。
音楽は、やる気を出す勉強前までにして、勉強中には聞かないことです。
このメリハリをきちんとすることが大切なのです。
「やる気」「集中力」「音楽」は、三角関係です。
やる気を出すには音楽が効果的ですが、音楽を聴けば勉強に集中できなくなる。
音楽を止めれば、勉強に集中できるようになるが、やる気が小さくなってしまう。
ここが難しいところです。
どうすればいいのでしょうか。
基本的に勉強中の音楽はおすすめしません。
音は、集中力を奪うからです。
しかし、人それぞれですから、音楽がないと勉強もできない人もいるでしょう。
どうしても音楽を聴きたければ聴いてもいいですが、1つ条件があります。
「歌詞のない落ち着いた音楽」にすることです。
歌詞があると、歌声を言葉として認識してしまうため、集中力を奪います。
歌詞のついていない曲を選べばいい。
また、あまりに激しい音楽は勉強をするとき疲れやすくなり、長時間の勉強維持が難しくなります。
おすすめはジャズやクラシックなど、歌詞のついていない落ち着いた曲です。
特にモーツァルトの曲には、集中力を引き出す効果が高いと評判です。
人間は「大きすぎるものは実感が湧かない」という特徴があります。
東京ドーム1個分というならまだイメージが湧きますが、東京ドーム100個分になると、大きすぎてイメージが湧きません。
「10年後の地球はどうなっていますか」という質問なら、ある程度イメージもわきます。
「1,000年後の地球はどうなっているのか」となると、はるか遠い未来すぎてわからなくなります。
宝くじで「1万円」が当たると嬉しいですが「1億円」が当たると、おそらくぼうっとすることでしょう。
実感が湧かないとは、まさにこのことです。
大きすぎることに、人間は弱い。
それだけのことを受け入れる器を持っている人はなかなかいません。
受験勉強をするときに、集中できないのは「大学受験合格」という規模が大きいからです。
大きな目標というのはわかりますが、到達には必要な勉強量があまりに多くて、把握しきれません。
何をどこからどう手を付ければいいのか、途方に暮れてしまい、やる気や集中力も湧きにくいです。
こういうときは、目標を小さくすればいい。
規模が大きいなら、半分にすればいい。
半分が大きければ、もう半分にすればいい。
たとえば、英単語を3,000語覚えるぞと思うと、規模が大きすぎて気がめいります。
規模が大きすぎると、感覚がぼやけて、はっきりしません。
そういうときには「100語ずつ覚えるぞ」と小分けにしましょう。
100語くらいなら、どのくらい大変で時間がかかりそうなのか、ある程度感覚をつかめます。
その感覚がつかめたとき、人間は集中できるようになります。
大きな目標は、小分けにすればいいのです。
「もう少ししてから勉強する」と言う人がいます。
切りのいい時間から始めたほうが、気持ちの切り替えもうまくいきやすいように感じますね。
しかし、この習慣が身につくと、行動力を減速させてしまう原因になります。
「もう少し」と思っていると、なぜかいつまで経ってもやりません。
しばらく時間がたてば、また同じように「もう少ししてから」という言い訳をすることでしょう。
「9時10分から勉強する」気持ちは「9時20分から」になり、次は「9時30分から勉強する」へと延期されていきます。
つまり、これは癖です。
「嫌なことは後回しにする」という癖です。
癖ですから、本人は悪気もなく無意識のうちに繰り返してしまいます。
気づけば、膨大な時間が過ぎ去っています。
この癖があると、スケジュール通りに進まなくなります。
まずこの癖を直しましょう。
「もう少ししたら勉強」ではなく「今すぐ勉強」がいい。
これも結局は癖の1つです。
「大変なことを後伸ばしにする」という癖があるなら「大変なことをすぐやる」という癖もすぐ身につけられるはずです。
逆にすればいいだけです。
勉強は、始めようと思った瞬間に取りかかるのがいちばんです。
この習慣にするだけで、あなたの勉強習慣も劇的に変化します。
スケジュールより早く勉強が進むようになり、どんどんはかどるのです。
浪人生だったころ、よく図書館へ通っていました。
学校の図書館は遠すぎるため、代わりに近場にある市立図書館へ通っていました。
どうしても自分の部屋では、集中できませんでした。
漫画や雑誌など誘惑になる原因は取り払いましたが、自分の部屋には安心感が強く、気持ちが緩んでしまいました。
考えあぐねた結果、図書館に通い始めるようになりました。
自宅から自転車で、15分くらいの距離でした。
近場だったため、頻繁に通っていました。
図書館に来れば、確実にやる気が出て、自然と集中できるからです。
特に夏場は、汗だくになりながら通いました。
図書館は、勉強にうってつけの場所です。
その理由は、3つあります。
どんな図書館でも、しんとした静寂が約束されています。
ファストフード店やカフェでは、うるさいときもありますが、図書館はいつも静かだという保証があります。
数え切れないほどの大量の本に囲まれていると、自然と勉強したくなります。
勉強せざるを得ない環境です。
誘惑になるものが少ないため、比較的集中しやすいです。
わからない問題があっても、手に取る場所に本があり、調べやすい環境です。
図書館に来る人は、すべて勉強が目的の人です。
図書館内にいる全員は、向上心のある人だということです。
やはりそうした人たちに囲まれていると、良い影響を受けます。
一生懸命になっている姿を見て「負けていられないな。自分も頑張るぞ!」と思い、いい刺激を受けたものでした。
どんな人でも、図書館に来れば、勉強へのやる気が出ます。
図書館は、最大限に活用しましょう。
家に恵まれた環境がなくても、実は自分のすぐ近くにあるのです。
勉強は、やり始めれば続きますが、やり始めるまでが大変です。
重い腰を上げれば、調子は自然と出ますし、集中力も出てきます。
問題は「いかに重い腰を早く上げるか」です。
腰に重りが付いているようです。
「もう少し」
「7時になってから」
「あと10分たってから」
そう思うほど、どんどん時間は過ぎてしまいます。
「あと少ししてから」が積み重なると、いつの間にか1時間くらい時間が過ぎています。
重い腰をなんとか少しでも軽くする方法はないのでしょうか。
好きな科目から始めればいい。
あなたには好きな科目がありますか。
いきなり苦手な科目から勉強しようとすると、誰でもおっくうになるのは当然です。
好きな科目から着手すればいい。
磁石のように引き寄せる力が出て、重い腰が少し軽くなります。
好きな科目ですから自然な集中力も出てくることでしょう。
勢いに乗ったところで、ほかの科目に着手すればいい。
私の場合は、英語が好きだったので、勉強はいつも英語から始めていました。
たくさんの英単語を覚え、今まで読めなかった英文が読めるようになるのは、なんとも言えない快感でした。
早く勉強したい、もっと勉強したいと思っていたので、とりあえず英語のことを考えると、重い腰は上げやすくなりました。
ほんの少し順番を工夫するだけで、重い腰は軽くなります。
あなたの好きな科目は何ですか。
勉強を始めるときは、好きな科目から始めましょう。
私が執筆をするときには、常に締め切りを意識しています。
締め切りは締め切りでも「短い締め切り」がポイントです。
長い締め切りではいけません。
「まだ時間がある。少しくらいサボっても大丈夫」と思ってだらけてしまい、締め切りを設ける意味がありません。
「普通にやれば間に合わないけれど、必死になれば間に合うかもしれない」というくらいの短い締め切りがちょうどいい。
時間に余裕がないからこそ「大変だ。時間がない」と必死になれます。
やる気と集中力が自然と生まれます。
私は本を1冊書くときには、3日以内で仕上げることにしています。
3日以内というだけで、もっと早く書き終えることもあります。
執筆は、別に誰に頼まれて書いているわけではないので、締め切りはありませんが、自分で勝手に締め切りを設けています。
3日以内というのは、短い時間です。
普通にやれば間に合いません。
お風呂の中でも、電車の中でも、食事中でも、散歩中もずっと考えています。
夢に出てくることもあります。
締め切りがあるからこそ生まれる、強い集中力です。
時間的制約があるほうが、確実に集中力が生まれます。
あなたの勉強には、短い締め切りがありますか。
そういう締め切りは、自分でつくります。
英単語300語を、3日で覚えるという短い締め切りを設けてみましょう。
歴史の教科書200ページを1日で読破するというのでもかまいません。
普通にやれば間に合わないけれど、必死になれば間に合うかもしれないというくらいがちょうどいい。
スピードはあるほど、やる気も集中力も出るのです。
人間は、面白い生き物です。
つくづくそう感じた、ある実体験を1つご紹介します。
もしかしたらあなたにもすでに経験があるかもしれません。
ある日、朝早くに勉強をしようと、朝4時に目覚まし時計をセットしていました。
セットしたとおり、4時にベルがなり始めました。
当初「4時に起きるぞ」と気合を入れていたので、鳴ってすぐ起きていました。
変化が起き始めたのは、1週間後くらいからです。
朝眠いので「もう5分だけ」と思って、5分後に起きるようになりました。
毎日、ベルが鳴ってから5分後に起きるのが当たり前になったら最後です。
だらけ始めた心は、どんどんだらけ始めていきます。
悪循環になると、抜け出すのが大変です。
最初は4時5分に起きていたのが、慣れてくると4時10分になり、4時20分になり4時30分になり、5時になります。
ついには、目覚まし時計を無意識のうちに止めてしまう、という偉業を達成している自分がいます。
ベルが鳴っているのに気づかないほど、だらしなくなっては終わります。
あなたにも似た経験はありませんか。
特に目覚まし時計が鳴っているのに、無意識のうちに止めてしまうようになったときには、自分でもかなりショックでした。
泥棒か誰かがこっそり部屋に入って、代わりに止めてくれたのかなと思いました。
人間は、つくづく面白い生き物です。
おっと、のんきなことを言っている場合ではありませんね。
そもそも事の発端は、いつからでしょうか。
眠いから「あと5分」と油断し始めたときからです。
ここを境に「あと5分」が「あと10分」になり「あと10分」が「あと20分」へと悪化していきました。
悪化しないためには、どうすればいいのでしょうか。
「ベルが鳴った瞬間に起きるというルールを死守すること」です。
これは習慣です。
「鳴り始めた瞬間に起きる」という約束を、一度の例外も許さず、とにかく死守しましょう。
もう少しくらい、と思ってしまうと、だらしない心はどんどんだらしなくなります。
例外なしで毎日きちんと起きていれば、悪化していくこともないのです。
嘘をつくのは良くありません。
真実ではないことを他人に言うことは、迷惑がかかるからです。
ですが、もし他人ではなく、自分への嘘をつくならどうでしょうか。
他人に迷惑がかかるわけではありませんから問題ありません。
嘘も方便といいます。
時と場合によって、嘘が役立つことがあります。
自分には嘘をついてください。
それも「いい嘘」です。
勉強をするときには、嘘でもいいから「よし! 調子に乗ってきた」と口に出しましょう。
「モチベーションが上がってきた」
「自分は今、ノリに乗っている」
「何て幸せなのだろう」
まず自分に嘘をつきます。
別に誰にも迷惑がかかりませんから、どんどん嘘をついてかまいません。
ポイントは、実際に声を出すことです。
声に出せば、士気が高まります。
いい意味で自分が騙され、本当に調子に乗っているような気分になれます。
これがいい嘘です。
気持ちを引き締めるために自己暗示としての力を持つようになるのです。
「文武両道」という言葉があります。
「勉強面と武道面の両方に精通する」という意味です。
限りある時間の中で、勉強も部活も好成績をあげる人がクラスに1人はいます。
特殊な才能の持ち主のように思えますが違います。
勉強でため込んだストレスがあるからこそ部活に懸命になれ、部活でストレスを発散させてこそ、勉強にも取り組めます。
両方やっているから、両方ともうまくいきます。
ちょうどタイヤの両輪のようなものです。
片方だけだとバランスを崩して、きれいに前へ進めません。
勉強と武道が互いに刺激し合っています。
勉強に専念するために部活をやめてしまう人がいますが、これはおすすめしません。
部活をやめてしまうと、本当に勉強ばかりの日々になってしまうからです。
毎日勉強ばかりすればいいと思いますが、そう単純な話ではありません。
気分転換がうまくできず、ストレスを発散させる場がなくなるからです。
もんもんとした日々が続き、ある日突然ストレスを爆発させ、燃え尽き症候群になるでしょう。
なぜ部活を続けたほうがいいのかというと「ストレス発散」と「気分転換」の場をつくるためです。
一生懸命に勉強してため込んだストレスを、スポーツにぶつけます。
スポーツでストレスをすっきり発散させれば、思いのほか上達も早くなるでしょう。
発散したストレスのおかげで、勉強にも専念できるようになります。
いい具合に勉強と運動が交互になり、ストレス発散や気分転換をもたらします。
本気で勉強も部活もするからこそ、両方がうまくいくのです。
私はいつも全力です。
執筆のときには全力で書きます。
短い期間で一気に書き上げようとするから集中できますし、やる気も出ます。
ある程度、仕事の区切りがつけば、今度は全力で遊びます。
散歩ではなく、ジョギングです。
お風呂ではなく、銭湯でサウナに入ります。
時には近場に遊びに出かけたりもします。
全力で遊ぶと、短い時間ですが、気分がすっきりします。
仕事も遊びも全力になる習慣は、母から学びました。
私の母には口癖があります。
「勉強するときには勉強して、遊ぶときには遊びなさい」
幼いころから、耳にタコができるほど言われ続けてきました。
そういう母の教えのおかげで、今でも仕事や勉強をするときには全力で取り組み、遊ぶときにも遊びに全力になれます。
気持ちを素早く切り替えるには「全力」がポイントです。
だらだらしていると、仕事や勉強がだらだらになるだけでなく、ストレスを発散させるときも、発散し切れません。
中途半端なストレス発散は、余計にストレスがたまります。
母の口癖は、人生の成功哲学でした。
常に全力を心がければ、すべてがうまくいきます。
仕事も遊びも勉強も中途半端にしないために、常に全力を心がけることが大切なのです。
4年ごとに開催される国際的スポーツ競技大会といえば「オリンピック」です。
世界中からそれぞれの種目のプロたちが集まり、世界一を競い合います。
そんなプロのアスリートたちが本番前のインタビューで言うのは、いつも次のような言葉です。
「うまくいっている自分を想像して、本番に挑みます」
「金メダルを取っているところしか想像していません」
「目指しているのは金メダルです」
世界一を目指すアスリートたちが想像しているところは、常に金メダルです。
成功している自分を想像しているからこそ、最大限の力を発揮できます。
不思議なことに「失敗して恥をかいている自分を想像していたら、金メダルが取れました」という話は聞いたことがありません。
不安になって自分を駆り立てる効果がありますが、マイナスのことばかり考えているため、気力が低下してしまいます。
考えたことは実現します。
プロは、うまくいっているところを想像して本番に臨みます。
もし失敗しているところを想像してしまうと、実際に本番でも失敗してしまいます。
成功を想像することで奮起できるだけでなく、思い描いていることに引き寄せられ、実現に結びつける効果もあります。
ここに受験生は学ぶべき点があります。
オリンピックで頂点を目指すアスリートは、大切な成功法を口にしていることにお気づきでしょうか。
受験生がやる気を出すために思い描く将来像は、2種類です。
どちらにもやる気を出したり、集中力を発揮したりする効果があります。
どちらのほうが、より効果的でしょうか。
実は、オリンピックのプロのアスリートたちは、すでに答えを言っています。
大成功を収めている自分を想像するところです。
失敗している自分を想像してしまうと、本当にそうなります。
不安や心配で奮起する方法もありますが、長続きしません。
想像すればするほど、考え方が陰気になり、強い気力が出てきません。
長続きするのは、大成功を収めているところです。
想像すればするほど前向きになれ、体の内側から気力が湧いてきます。
ましてや受験は長期間にわたる戦いです。
長い期間、気力を持続させるためにも、やはり元気の出ることを想像するのがいちばんなのです。
勉強の土台とは、リズムです。
起きる時間が起点になり、朝食・通学・勉強・昼食・昼寝・夕食・塾・就寝というリズムが決まります。
リズムを決定づけるいちばんのポイントは、実は「寝る時間」です。
寝る時間によって起きる時間が決まり、起きる時間によって、その日の活動リズムが決まります。
平日は学校があるので、夜更かしできません。
そのため、寝る時間はいつも一定であり、リズムも整えやすい。
問題なのは「金曜と土曜の夜」です。
「次の日が休日」という開放感があるため「夜更かししてもいいだろう」と油断してしまいます。
寝る時間が遅くなることで、起きる時間も遅くなり、1日全体のリズムがずれる。
起きる時間がずれると、1日全体のスケジュールが後ろにずれてしまい、調子が狂います。
これが、時間がたっぷりあるはずの土日なのに、思うように勉強できない原因です。
生活リズムが崩れる原因は、休日前の夜更かしでした。
しかもリズムが狂えば、取り戻すのにも時間がかかります。
日曜の夜は寝つきが悪くなり、月曜は寝不足で学校に向かうことになり、授業がなかなか頭に入らない悪循環です。
夜更かしをした代償は大きい。
では、こうならないためにはどうすればいいのでしょうか。
休日も、平日と変わらないリズムを心がけるようにすればいい。
開放感あふれる金曜や土曜の夜でも、平日と変わらない時間に寝ます。
金曜の夜と土曜の夜は、開放感があっても、気持ちを抑え、いつもの時間に寝るようにしましょう。
平日も休日も、リズムを一定に整えることで、勉強も計画どおり進むようになるのです。
教科書を読んでいると、ときおりわからないところが出てきます。
参考書の解説を頼りにしますが、参考書を読んでも、理解できないこともあります。
こういうときには、あなたならどうしていますか。
すぐわからないし、調べるのも面倒だから、後回しにしてしまいます。
「また今度、調べよう」
「明日友人に聞いてみよう」
「そのうち理解できるだろう」
すぐわかりませんから、たいていの場合は、後回しにすることでしょう。
しかし、そう思ったら、最後です。
次の日になれば、気になる気持ちやもどかしい気持ちが薄れてしまい、ほうっておいてしまいます。
時間を置けば置くほど、調べようという気持ちも小さくなります。
こういうときには、気になるうちに調べることです。
わからない問題は、できるだけ、その日のうちに調べるようにしましょう。
悔しい気持ちやもどかしい気持ちをエンジンにして、専門の先生に聞いたり、塾の先生や頭のいい友人に聞いたりしてみます。
大切なことは「気になる」という気持ちを大切にすることです。
わからない問題をわからないままにすると、消化不良で気分が悪いものです。
悔しい気持ちになったり、もどかしい気持ちになったりすることでしょう。
そういう気持ちが熱いうちに、調べることです。
調べてわかったときに、深く記憶に残り続けます。
気持ちが熱いから、頭にもよく残るのです。
ある日、気づいたことがあります。
先生が成績の悪い生徒に「予習をしていますか」と聞くと、決まって「していない」と答えます。
「勉強が大嫌い」と答える人は、必ずと言っていいほど「予習なんてしない」と答えます。
あなたにも、同じ質問を問いかけてください。
勉強が本当に嫌いなのでしょうか。
実は、予習をしないから勉強がつまらなく感じます。
勉強には「予習」と「復習」の2つがあります。
どちらのほうが大切かといえば、やはり復習ですね。
記憶の鉄則は「繰り返すこと」です。
何度も復習することで、記憶を頭に定着させることが重要です。
では、予習はいらないかといえば、そうでもありません。
時間の許すかぎり、やはり少しでも予習をするほうがいい。
予習をしたほうが勉強は面白くなるからです。
初めて勉強するときというのは、大きなパワーが必要です。
初めて聞く単語を覚えたり、初めて聞く話を理解したりするには、時間もかかりますし、脳のエネルギーも使います。
これをいきなり授業でするのは、難しいことです。
先生の話を聞いた瞬間に記憶したり理解したりするのは、頭の回転がいい人ならできるかもしれませんが、普通はできません。
先生は、生徒が予習をしていることを前提に話を進めていきます。
本番の授業では、短い時間に多くのことを教えなければいけないため、スピードがあります。
先生は生徒が覚えたり、理解したりしてくれるのを待ってくれません。
次から次へと黒板に字を書いては、次のページに進みます。
予習をしていないと、この先生の話にも授業にもついていけません。
予習なしで授業に出席した場合、先生の話がちんぷんかんぷんで、ただ話を聞いているだけになりかねません。
勉強が嫌いだという人は、予習をしていません。
予習をしていないから授業についていけなくなり、勉強がつまらなくなる。
つまらなくなるから余計に予習をしなくなり、さらに勉強がつまらなくなる、という悪循環になります。
もし、きちんと予習をすればどうでしょうか。
授業で先生の話がよく理解できますし、予習でわからなかったことも授業中に的確に質問できることでしょう。
授業が終われば復習をして、わからない問題を穴埋めします。
スムーズに勉強が進み、面白くなります。
勉強が楽しくなるきっかけこそ、予習です。
「予習より復習が大切」という声をよく耳にする昨今だからこそ、いま一度、予習の意味をきちんと押さえておきましょう。
私が映画を見に行くときは、必ず予習をするタイプです。
以前、予習をせずに映画を見に行き、全然意味がわからなくて、時間とお金を浪費してしまったという苦い経験があります。
登場人物がたくさんいる映画の場合、名前と顔が一致するまでに時間がかかります。
そういう失敗を機に、映画を見に行くときには、きちんと予習をするようになりました。
もちろん完全にクライマックスまで調べるのではなく、話の要点だけ頭に入れておきます。
登場人物が何人かいるときには、名前・役割・関係などをあらかじめ頭に入れておきます。
そうした情報を頭に入れておくと、映画が始まってから内容を理解しやすくなり、スムーズに映画の世界に入れます。
映画の魅力を、より深く味わえるようになります。
私は映画を見るときに、徹底的に感情移入するタイプです。
現実にいることを忘れるくらい、映画を見ている間は没頭します。
特に感動して泣ける映画が好きです。
がんがん泣きます。
人生映画『ベンジャミン・バトン』を見たときは、ずっと泣いていました。
老人として生まれ、年を取るごとに若返っていく不思議なストーリーです。
随所に自分の人生と重なる部分がたくさんあり、途中から完全に感情移入していました。
3時間にも及ぶ超大作ですが、3時間、ずっと泣き続けていました。
目の周りがふやけていたと思います。
次の日になっても、感動の余韻が残ってふらふらして、仕事中も思い出しては泣いていました。
前もって予習をしておけば、そういう充実した時間を過ごせます。
素晴らしい映画は、見た後、生活が変わります。
映画の中で起きる出来事を通して、自分の人生を振り返ったり反省したりする良いきっかけになるからです。
せっかく時間とお金を使って映画を見ますから、最大限の感動を味わえるように準備することです。
予習をするからこそ、より深く作品を味わえるようになるのです。
テストの結果が返ってきて、思ったより点がいいと、友人に自慢したくなります。
「すごいね」と尊敬されたいからです。
一方、テストの点が悪いと隠したくなります。
「頭が悪い」と思われたくないからです。
テストの結果を見せるかどうかは自由ですが、成績を上げたければ、やはり見せ合うのがおすすめです。
テストの結果がよければ「すごいね」と褒められるし、テストの結果が悪いと、恥ずかしい気持ちにさらされます。
テストを見せ合う約束をすれば「褒められたい」と「恥をかきたくない」という2つの心理が、モチベーションになります。
やる気と集中力をつくれます。
この適度なストレスが、自然と成績を上げます。
しかもこの方法の素晴らしい点は、お互いにとってプラスになることです。
悪い点を取ると恥ずかしい気持ちは、あなただけでなく相手も同じです。
あなたが必死になるように、相手も必死になり、お互いが向上し合えます。
テストを見せ合う約束を、テスト前にしておきましょう。
恥ずかしい気持ちもあり、インパクトのあるお願いなので、やはり仲のいい友人と約束し合うのがいいでしょう。
一度約束したら、テストの結果がどうであろうと、必ず見せ合うようにしましょう。
野球中継を見ていると、面白い光景があり、いつも気になります。
選手によって、バッターボックスへの入り方がユニークです。
ある選手は、バットを大きく振りかざしながら、バッターボックスに入ります。
ある選手は、早歩きでバッターボックスに入った後、ピッチャーをにらんで構えます。
ある選手は、バッターボックスで足踏みを何度かしてから、頭と腰をくねらせながら、構えます。
イチロー選手も、バッターボックスでの動きがユニークですね。
バッターボックスの入り方とはいえ、選手によっていろいろ特徴があるなと思います。
実はこれ、すべて集中の儀式になっています。
こうすれば、自動的に集中ができるという一連の動作を「集中の儀式」といいます。
集中の儀式をつくっておけば、悩む必要はありません。
一連の動作を通して、自分を奮起させ、試合に集中させる効果があります。
勉強でも同じように、集中の儀式をつくりましょう。
ある人は、1杯のコーヒーを入れて飲んだ後は、自然に勉強がはかどると言う人がいます。
コーヒーを入れる一連の動作が、集中の儀式になっているからです。
ある人は、部屋の掃除をした後は、勉強にも身が入るといいます。
掃除をするという一連の動作が集中の儀式になっているからです。
ある人は、ストレッチをした後は、勉強もはかどると言います。
ストレッチをすることで集中のスイッチが入るからです。
散歩をした後は勉強がはかどる。
シャワーを浴びた後は勉強がはかどる。
鉛筆を削った後、勉強がはかどる。
ほかにもさまざまあることでしょう。
あなたにも「こうすれば集中が自然とできる」という場面、シチュエーションを探してみましょう。
集中の儀式をあらかじめつくっておけば、難しいことは抜きにして、自然とエンジンがかかるようになります。
こんな経験をしたことはありませんか。
「一生懸命に勉強しているときに限って、なぜかすぐおなかがすく」
これは本当の話です。
一生懸命に勉強をしていると、おなかがすくのも早くなるというのは本当です。
脳のエネルギーは、唯一、ブドウ糖のみです。
脳の活動が活発なら、脳のカロリー消費量も普段より多くなるからです。
体の筋肉を動かせばカロリー消費が激しくなって、すぐおなかがすきます。
同じように、脳も普段よりよく使えば、カロリー消費が多くなり、すぐおなかがすきます。
こういうときに、つい手を出してしまうのが「スナック菓子」です。
小さくて、手軽で、かわいいし、食べやすい。
勉強中におなかがすいて、小腹を満たすために、ついスナック菓子へと手を出してしまいます。
ここが良くありません。
たしかに脳のエネルギー源は、ブドウ糖だけです。
ブドウ糖の補給には、スナック菓子がいちばん手っ取り早いですが、落とし穴があります。
お菓子を食べて一時的に満腹になっても、またすぐおなかがすいてしまい、集中力が低下してしまいます。
砂糖の塊であるスナック菓子を食べると、血糖値が急激に上昇し、空腹を満たせます。
しかし、急激に上昇した血糖値を下げるために、インスリンもすい臓から大量に分泌されます。
小腹を満たすためにちょうど良いと思って食べたスナック菓子は、勉強の調子を狂わせてしまう原因になります。
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しかも血糖値が急低下した場合、影響を受けるのは集中力だけではありません。
いらいらしたり、だるさを感じたり、眠気が襲ってきたりします。
では、勉強中に小腹がすけば、何を口にすればいいのでしょうか。
おすすめは、やはり果物です。
果物に含まれる糖分は、スナック菓子に含まれる砂糖とは違い、消化に時間がかかり、血糖値の急上昇・急降下を抑えます。
そのため、集中力を低下させたり、いらいらや眠気を誘ったりなどの心配もありません。
適度に小腹を満たしてくれ、空腹感を満たしてくれることでしょう。
若い時期は、自分のスタイルが気になり始める時期です。
特に学生の中には、たるんだ腕や太ももを引き締めるために、ダイエットに挑戦する人も多いでしょう。
中には、恋愛をして、好きな人を振り向かせるために、体をシェイプアップしようと奮起する人もいるはずです。
しかし、なんて人生は意地悪なのでしょう。
そういう時期に限って、勉強をしなければいけません。
それも猛烈に。
ありがちなのは「ダイエット中に勉強をする」というパターンです。
私も何度となく挑戦してきましたが、実は一度も成功した試しがありません。
ダイエットをしながら勉強を気合で乗り切ろうとしましたが、すべて失敗しています。
おなかがすいているときには、やる気も出ないし集中力も出ません。
当然、教科書を読んでも棒読みで、記憶も理解もはかどらない。
「ダイエット中は、勉強できない」
これは私が学生時代、実体験から学んだ教訓です。
勉強は、気合や根性で乗り切ろうとしても、おなかがすいていると、何をやってもうまくいきません。
当然、脳が動いてくれないので、勉強も全然ダメです。
人間の臓器の中で、最もカロリー消費の激しいところはどこかご存じですか。
答えは、脳です。
脳は全体重の3%の重さしかないにもかかわらず、摂取カロリー全体のおよそ30%も消費します。
なんという大食漢なのでしょう。
ダイエットをして、脳のエネルギー源であるブドウ糖が不足しているときに、勉強もはかどるはずがありません。
腹が減っては戦ができないのは、体も脳も同じです。
脳のエネルギー源であるブドウ糖をきちんと補給するからこそ、頭が回転し、やる気や集中力が出るようになります。
学生時代、授業中に先生が生徒たちに、嫌でも覚えられる方法を教えてくれたことがあります。
別に大した方法ではありませんが、シンプルながら強力な方法だったので、ぜひご紹介します。
「10回音読して、10回書けば、どんなことでも嫌でも覚える」という方法でした。
生徒たちは笑っていましたが、シンプルながら、強力な方法です。
人間の頭脳は、1回読んだだけで覚えられるほど、完璧ではありません。
しかし、なぜか1回で覚えられなければ才能がないと思い込んで、諦める人が多いです。
覚えられないときには、10回音読して、10回書いてください。
シンプルです。
しかし、強力です。
大切そうな部分は、10回音読して、10回書いてみましょう。
音読しながら書いてもいいです。
音読と書く作業を別々に分けてもかまいません。
10回で足りなければ、20回でも30回でも増やしましょう。
五感を総動員しているうえ、何度も繰り返しているため、どんなことでも嫌でも覚えます。
大切なことは、繰り返すことです。
漢字を覚えたいときには、10回音読して、10回書いてください。
歴史の年号を覚えられなくても、10回音読して、10回書いてください。
深く印象に残り、覚えられるようになります。
何度も繰り返し音読したり書いたりすれば、難しいことも覚えられます。
短い時間ながら、集中的に覚えられる方法なのです。
中学2年のころ、私はよく放課後、学校に残って、教室で勉強をしていました。
放課後になると、独特の開放感があり、なんとなく好きでした。
初めは放課後の心地よい雰囲気を楽しむのが目的でしたが、だんだん放課後に勉強もするようになりました。
不思議と、そういう気分になります。
放課後になると、ブラスバンド部の演奏が聞こえてきます。
ブラスバンドの演奏の練習は、音楽室が中心のようでしたが、天気がいい日は音楽室以外でも演奏していました。
演奏を練習する場所は自由のようで、教室・廊下・校庭などさまざまな場所で練習していました。
ときどき、クラスのブラスバンド部の女の子である、まゆこさんとあやさんが教室に顔を見せていました。
「また勉強している」
勉強している私は冷やかされました。
彼女たちは、放課後のブラスバンド演奏をとても楽しんでいるようでした。
私はテニス部でしたが、幽霊部員となって「テニスしなくていいの」と叱られたりもしました。
なぜ放課後に勉強しているのかというと、初めは「なんとなく集中できるから」という理由でした。
放課後は疲れもたまっているはずですが、なぜか勉強がはかどります。
今になって思えば、あのときのブラスバンドの演奏を、無意識のうちに求めていたのだと思います。
夕方の雰囲気と、彼女たちが演奏するBGMが重なったとき、なんとも言えない不思議な気持ちになりました。
クラシック音楽はアルファ波が出て、集中しやすいと言いますが、まさにそれです。
心が軽くなり、癒やされ、澄み切った気持ちになれました。
そのおかげか、放課後は勉強がはかどりました。
そういえば、音楽家たちには勉強ができる人も多いように思えます。
アインシュタインもピアノがうまかったといいます。
成績が優秀な人には、ピアノやバイオリンを得意とする人が多い。
実は、先ほど登場したまゆこさんとあやさんは、クラスでもトップの成績優秀者でした。
2人は日頃からクラシック音楽をよく聞くといいます。
おそらく私のようにクラシックの音楽に癒やされて、勉強にも集中できていたのでしょう。
また、が演奏する音楽がちょうどいい気分転換にもなり、勉強への活力を養っていたのかもしれません。
一見すると、関係なさそうな「クラシック」と「勉強」。
実は、裏で深いつながりがあったのです。
勉強では無理をするのは良くありません。
「ああ疲れた。少し休憩しよう」
疲れたときには、素直に休憩がいちばんですね。
しかし、休憩のタイミングとはいえ、ポイントがあります。
疲れたからとはいえ、いつでも休憩を入れていいのかというとそうではありません。
切りのいいところで休憩を入れるのがポイントです。
疲れて休憩を入れたくても、切りのいいところまでは、もう一踏ん張りして、手を休めないほうが無難です。
中途半端なところで休んでしまうと、再開しようとしたとき、ロスが大きくなるからです。
問題文を理解しなおしたり、計算しかけていたことをやり直したりなど、二度手間が発生してしまいます。
休憩するときも、勉強の区切りが中途半端では、やりかけていたことが気になり、気持ちよく休めません。
気持ちよく休憩するためにも、区切りをつけるほうがいい。
切りのいいところで休憩を入れると、再開をするときも切りのいいところからの再開になり、取り組みやすくなります。
スムーズに取り組め、集中もしやすくなるのです。
「成績が悪い子は、姿勢の悪い子が多い」
「成績がいい子は、姿勢のいい子が多い」
こうした話をご存じですか。
有名な法則なので、すでにご存じかもしれませんね。
姿勢と成績には、深い相関関係があります。
なぜ関係するのか、あらためて整理したいと思います。
まず腰が曲がっていると、呼吸が自然と浅くなります。
椅子にもたれ掛かったり猫背になっていたりすると、胸の辺りが圧迫されて、自然と呼吸が浅くなってしまいます。
体の血液循環も悪化して、体や脳に行き渡る酸素も不足します。
その結果、ぼうっとして集中力が低下します。
また、疲れやすさにも影響します。
一見、楽に思える猫背ですが、背骨には大きな力が入り、負担になっています。
姿勢が悪いと疲れやすくなり、勉強も長く集中できなくなってしまいます。
集中力をつけるために必要なのは、姿勢を良くすることです。
姿勢が良くなるだけで、自然と集中力が向上すると言っても過言ではありません。
腰が伸びることで、呼吸が深くなり、血液循環が正常になり、酸素も十分に供給されます。
また胸を圧迫することもないので、血液の循環が良くなって、酸素が体に十分に行き渡ります。
もちろん脳へも供給される酸素も増え、集中力が向上します。
腰を伸ばすとき、ほんの少し腰に力を入れますが、椅子にもたれ掛かる姿勢に比べればはるかに小さな力ですみます。
大きな大木は、まっすぐ伸びているからこそ安定します。
少しでも木が斜めに傾くと、付け根の辺りで強い力が加わり、木がダメになってしまいます。
しかも「腰が伸びていれば疲れにくい」というメリットもあります。
ぴんとまっすぐ伸びていると、腰周りに入れる力が小さくて済み、長時間姿勢と集中力を維持できるのです。
一生懸命に勉強して受けたテストの結果が思ったより悪いと、落ち込みます。
一生懸命にした試験ほど、がっかりして落ち込みも深くなるでしょう。
勉強した試験の結果が悪いと、情けなくなり、泣きそうになります。
落ち込むのはわかりますが、落ち込むだけでは何も生まれません。
落ち込みの大変なところは、立ち直るまでに時間がかかることです。
谷に落ちたら、谷から這い上がる時間が必要です。
落ち込むばかりでは、何も前進しません。
止まっている時間であり、ゼロの時間です。
大切なことは、落ち込みを勉強への原動力に変えることです。
問題に間違って悔しければ、勉強にぶつけましょう。
間違って落ち込むのではなく、なぜ間違ったのかきちんと解明して、次から解けるようにすればいい。
落ち込む前に、まず勉強です。
それはとても意味があります。
谷に落ちるのではなく、ジャンプして、谷を飛び越えてしまいましょう。
落ち込んでストップするか、むしろ燃料に変えて前進する力に変えるかです。
テストの結果が悪くても、その後にどう行動するかで、未来は変わります。
落ち込みを勉強への原動力に変える人になりましょう。
落ち込みをパワーに変える人は、必ず試験に強くなります。