まず最も重要なことからお話しします。
「頭がよくなる食事」というテーマで話をするうえで欠かせないポイントです。
頭をよくするためには「食べることから始まる」ということです。
つくづく思うのが、10代後半は大変な時期だということです。
受験期というのは、なぜか思春期と重なります。
異性が気になり始め、自分のスタイルも意識して、ダイエットに挑戦する人も多いことでしょう。
「こんこん」
勉強中にノックする音が聞こえドアを開けると、差し入れを持った母がいました。
勉強している私を気遣って、飲み物を差し入れてくれました。
「おなかがすいたなあ」
小腹がすいて祖父の部屋に行き「何かお菓子ない?」と聞きました。
祖父は神棚を指さして「お菓子よりバナナを食べなさい」と言います。
頭がよくなる食事の定番といえば「ご飯・味噌汁・納豆」です。
良質の糖分に、ビタミン、ミネラルなどがバランスよく含まれています。
健康的です。
沖縄県と言えば、日本という島国の中でも、さらに小さな土地です。
日本地図を見ると、本土から離れているせいか、なおさら小ささが強調されます。
土地面積も小さく、大都会のように人・物・サービスが集中しているわけではありません。
頭がよくなる料理といえば、魚料理です。
魚料理には、脳の記憶力に作用するDHA(ドコサヘキサエン酸)という成分が含まれているからです。
残念ながら、陸の上の植物や動物の肉には含まれていないのも特徴です。
お魚料理は、頭によく効くDHAが豊富に含まれています。
その一方で「お魚が苦手」という悩みを持つ人も多くいます。
たしかに魚には、血の混じったような独特の生臭さがあります。
私はコーヒーが大好きです。
好きになったきっかけは、アメリカ留学中でした。
アメリカのとあるコーヒーショップで、本物の豆でひいたコーヒーを飲んで、感動しました。
椅子に座っているとき、膝を上下に細かく動かす動作と言えば、貧乏ゆすりです。
「貧乏ゆすりをしたことがあるか」と聞けば、ほとんどの人が「あります」と答えることでしょう。
貧乏ゆすりの特徴は「無意識のうちにしてしまう」という点です。
「勉強すると眠くなる」
「なかなか勉強に集中できない」
「小腹がすいた」
執筆をする場所は、特にコーヒーショップが大半です。
コーヒーショップもさまざまなところに顔を出していますが、とりわけお気に入りはスターバックスです。
スターバックスは、店内の全席が禁煙で空気もきれいです。
「土用、丑の日」として有名な食材といえば「ウナギ」ですね。
日本では「土用、丑の日」には夏ばての対策としてウナギを食べ、暑い夏に低下しがちな活力をつけようという風習があります。
夏の丑の日が近づけば、全国各地で一斉にウナギのセールを始めます。
勉強中に障害になるのは、頭痛です。
頭痛になりやすい人とそうでない人とでは、個人差があります。
ひどい人の場合、朝起きたときからずっと頭痛に悩まされている人もいるようです。
第2次世界大戦中のことです。
イギリス空軍のパイロットのもとに、故郷から出征兵士などを慰める慰問袋が送られてきました。
中を開けてみると、大好物のブルーベリーが入っていました。
「おはよう」
朝の挨拶をして食卓に着くと、テーブルには白いご飯と生卵1つです。
なんという質素なメニューなのでしょう。
勉強に関して言えば、食事は、パン中心よりご飯中心がおすすめです。
ご飯中心の食事にすることで、次の3つの効果が期待できるからです。
(1)記憶力・集中力が向上する
記憶力を強化するのは「レシチン」という成分が有名です。
レシチンが記憶にいいのはわかっても、そのメカニズムはどうなっているのでしょうか。
レシチンが頭にいいというのはわかっていても、その詳しい仕組みを説明できる人は少ないです。
記憶力の向上を期待できるのはレシチンです。
脳の活動をスムーズにするアセチルコリンの生成原材料になるからです。
記憶力や集中力の向上が期待できます。
16種類のミネラルの1つ「亜鉛」も、記憶力に関係するキーワードです。
不足してしまうと、記憶力が低下してしまうという報告があります。
頭の活動には「神経伝達物質」が重要な役目を果たしています。
「ご飯前にお菓子を食べてはいけません!」
幼いころ、食事前にお菓子を食べようとしたとき、よく言われた言葉です。
強く叱られたことを覚えています。
脳は、どの臓器よりエネルギーの消費量が多い臓器です。
にもかかわらず脳のエネルギー源となるのはブドウ糖だけです。
そのブドウ糖を多く含むものといえば「お菓子」です。
カルシウムが関係していると言えば、何が思い浮かびますか。
一般的には、やはり「骨」に関係しているというイメージを持つ人が多いことでしょう。
たしかに骨はカルシウムからできています。
私は、幼いころからカボチャが大好きです。
なぜカボチャが好きなのか。
甘くておいしいからです。
頭がよくなるビタミンB1は、お米にも多く含まれています。
基本となるお米に含まれているのは嬉しいですね。
精米にも含まれていますが、やはり本命は玄米です。
私の妹は「管理栄養士」という仕事をしています。
老人ホームに出向いて食生活をヒアリングし、傾きがちな食生活が正常になるようバランスの取れた献立を提案し、作る仕事です。
料理ができるのはもちろん、栄養面を工夫しながら献立を作るプロです。
受験生同士で学力に差ができるのは、勉強している時間だけではありません。
健康なときは、勉強スピードに大差はできません。
大差ができるのは、病気でダウンしたときです。
最近は核家族化が進み、1人で食事をするケースが増えました。
インスタント食品も多く出回っていて、食事の手間も減りました。
コンビニで手軽に弁当を買うことができ、自分の部屋で黙々と食べる人も多いことでしょう。
すき焼きは、大変バランスのいいレシピです。
鍋に入れる具には、脳にいいものばかりです。
すき焼きといえば、中心は牛肉ですね。
さて、ここまで頭をよくするさまざまな食事を紹介してきました。
最後に話を締めくくる大切な話があります。
この話は、あえて最後に持ってきました。