まず最も重要なことからお話しします。
「頭が良くなる食事」というテーマで話をするうえで欠かせないポイントです。
頭を良くするためには「食べることから始まる」ということです。
つくづく思うのが、10代後半は大変な時期だということです。
受験期というのは、なぜか思春期と重なります。
異性が気になり始め、自分のスタイルも意識して、ダイエットに挑戦する人も多いことでしょう。
「こんこん」
勉強中にノックする音が聞こえドアを開けると、差し入れを持った母がいました。
勉強している私を気遣って、飲み物を差し入れてくれました。
「おなかがすいたなあ」
小腹がすいて祖父の部屋に行き「何かお菓子ない?」と聞きました。
祖父は神棚を指さして「お菓子よりバナナを食べなさい」と言います。
頭が良くなる食事の定番といえば「ご飯・味噌汁・納豆」です。
良質の糖分に、ビタミン、ミネラルなどがバランスよく含まれています。
健康的です。
沖縄県と言えば、日本という島国の中でも、さらに小さな土地です。
日本地図を見ると、本土から離れているせいか、なおさら小ささが強調されます。
土地面積も小さく、大都会のように人・物・サービスが集中しているわけではありません。
頭が良くなる料理といえば、魚料理です。
魚料理には、脳の記憶力に作用するDHA(ドコサヘキサエン酸)という成分が含まれているからです。
残念ながら、陸の上の植物や動物の肉には含まれていないのも特徴です。
お魚料理は、頭によく効くDHAが豊富に含まれています。
その一方で「お魚が苦手」という悩みを持つ人も多くいます。
たしかに魚には、血の混じったような独特の生臭さがあります。
私はコーヒーが大好きです。
好きになったきっかけは、アメリカ留学中でした。
アメリカのとあるコーヒーショップで、本物の豆でひいたコーヒーを飲んで、感動しました。
椅子に座っているとき、膝を上下に細かく動かす動作と言えば、貧乏ゆすりです。
「貧乏ゆすりをしたことがあるか」と聞けば、ほとんどの人が「あります」と答えることでしょう。
貧乏ゆすりの特徴は「無意識のうちにしてしまう」という点です。
「勉強すると眠くなる」
「なかなか勉強に集中できない」
「小腹がすいた」
執筆をする場所は、特にコーヒーショップが大半です。
コーヒーショップもさまざまなところに顔を出していますが、とりわけお気に入りはスターバックスです。
スターバックスは、店内の全席が禁煙で空気もきれいです。
「土用、丑の日」として有名な食材といえば「ウナギ」ですね。
日本では「土用、丑の日」には夏ばての対策としてウナギを食べ、暑い夏に低下しがちな活力をつけようという風習があります。
夏の丑の日が近づけば、全国各地で一斉にウナギのセールを始めます。
勉強中に障害になるのは、頭痛です。
頭痛になりやすい人とそうでない人とでは、個人差があります。
ひどい人の場合、朝起きたときからずっと頭痛に悩まされている人もいるようです。
第2次世界大戦中のことです。
イギリス空軍のパイロットのもとに、故郷から出征兵士などを慰める慰問袋が送られてきました。
中を開けてみると、大好物のブルーベリーが入っていました。
「おはよう」
朝の挨拶をして食卓に着くと、テーブルには白いご飯と生卵1つです。
なんという質素なメニューなのでしょう。
勉強に関して言えば、食事は、パン中心よりご飯中心がおすすめです。
ご飯中心の食事にすることで、次の3つの効果が期待できるからです。
(1)記憶力・集中力が向上する
記憶力を強化するのは「レシチン」という成分が有名です。
レシチンが記憶にいいのはわかっても、そのメカニズムはどうなっているのでしょうか。
レシチンが頭にいいというのはわかっていても、その詳しい仕組みを説明できる人は少ないです。
記憶力の向上を期待できるのはレシチンです。
脳の活動をスムーズにするアセチルコリンの生成原材料になるからです。
記憶力や集中力の向上が期待できます。
16種類のミネラルの1つ「亜鉛」も、記憶力に関係するキーワードです。
不足してしまうと、記憶力が低下してしまうという報告があります。
頭の活動には「神経伝達物質」が重要な役目を果たしています。
「ご飯前にお菓子を食べてはいけません!」
幼いころ、食事前にお菓子を食べようとしたとき、よく言われた言葉です。
強く叱られたことを覚えています。
脳は、どの臓器よりエネルギーの消費量が多い臓器です。
にもかかわらず脳のエネルギー源となるのはブドウ糖だけです。
そのブドウ糖を多く含むものといえば「お菓子」です。
カルシウムが関係していると言えば、何が思い浮かびますか。
一般的には、やはり「骨」に関係しているというイメージを持つ人が多いことでしょう。
たしかに骨はカルシウムからできています。
私は、幼いころからカボチャが大好きです。
なぜカボチャが好きなのか。
甘くておいしいからです。
頭が良くなるビタミンB1は、お米にも多く含まれています。
基本となるお米に含まれているのは嬉しいですね。
精米にも含まれていますが、やはり本命は玄米です。
私の妹は「管理栄養士」という仕事をしています。
老人ホームに出向いて食生活をヒアリングし、傾きがちな食生活が正常になるようバランスの取れた献立を提案し、つくる仕事です。
料理ができるのはもちろん、栄養面を工夫しながら献立をつくるプロです。
受験生同士で学力に差ができるのは、勉強している時間だけではありません。
健康なときは、勉強スピードに大差はできません。
大差ができるのは、病気でダウンしたときです。
最近は核家族化が進み、1人で食事をするケースが増えました。
インスタント食品も多く出回っていて、食事の手間も減りました。
コンビニで手軽に弁当を買うことができ、自分の部屋で黙々と食べる人も多いことでしょう。
すき焼きは、大変バランスのいいレシピです。
鍋に入れる具には、脳にいいものばかりです。
すき焼きといえば、中心は牛肉ですね。
さて、ここまで頭を良くするさまざまな食事を紹介してきました。
最後に話を締めくくる大切な話があります。
この話は、あえて最後に持ってきました。
まず最も重要なことからお話しします。
「頭が良くなる食事」というテーマで話をするうえで欠かせないポイントです。
頭を良くするためには「食べることから始まる」ということです。
当然だと思う人も、いま一度、再認識をお願いします。
もし空腹の状態ならどうなるでしょうか。
頭の働きは鈍くなり、記憶力も集中力も思考力も低下します。
おなかがすいているときは、精神面にも悪影響を及ぼします。
やる気がなくなり、考え方が卑屈になり、マイナス思考になってしまいます。
勉強するどころではなくなります。
勉強のため頭を良くしたければ、まず食べてください。
食事は脳のガソリンです。
ガソリンが入っていないと、どんなに性能のいい車でも動きませんね。
食事を取るからエンジンがかかり、1日を気持ちよくスタートできます。
もちろん頭の回転もよくなります。
食べる人は成長します。
元気になります。
頭が良くなりたければ、まずしっかり食べること。
食べることから、調子のいい1日が始まるのです。
つくづく思うのが、10代後半は大変な時期だということです。
受験期というのは、なぜか思春期と重なります。
異性が気になり始め、自分のスタイルも意識して、ダイエットに挑戦する人も多いことでしょう。
いえ、女性ばかりではなく、男性ですら「モテたい」という気持ちが強くなります。
10代は、男女問わず、ダイエットをする人が多いです。
その結果、よくあるパターンは「試験勉強とダイエットの時期が重なること」です。
あなたにも心当たりがあるのではないでしょうか。
事実、私の場合、経験があります。
経験則ですが、勉強とダイエットを同時にすると、両方とも失敗します。
「どちらか失敗」ではありません。
「両方とも失敗」です。
経験則ですが、大変実感しています。
また周りにいる男女の友人にもよく当てはまりました。
なぜ失敗するのか。
このメカニズムは、私が経験しているのでよくわかります。
流れをお話ししましょう。
脳は、食べるからこそ、活動を始めます。
脳の唯一のエネルギー源は「ブドウ糖」です。
ブドウ糖の摂取は、食事をきちんと取ることから始まります。
食事を取らないと、そもそも脳のエンジンがかかりません。
ダイエット中に食事を控えめにしたり、完全に抜いたりすると、脳の活動は著しく低下します。
朝食を抜いた午前中は、ぼうっとしたことはありませんか。
脳にガソリンがないので、頭の働きが鈍くなります。
そもそもやる気や元気がなく、勉強をしようと重い腰を上げるのも一苦労。
勉強をしようと教科書を開いて読もうとしますが「文字を目で追っているだけ」になります。
教科書の文字も、先生の話も、全然頭に入ってきません。
頭に入ったと思えば、次の瞬間に忘れます。
さっきまで話していた内容が、なぜか思い出せない。
脳も動いているような気がしますが、記憶したり理解したりするという肝心なことになると、急に失速します。
脳が踏ん張れるほどのエネルギーが供給されていないからです。
そういう思うように勉強がはかどらない状態がもどかしくて、ストレスになります。
ささいなことを、大きなストレスとして感じやすい。
そもそも食事を抜いているのでストレスへの耐性が弱くなり、ストレスを感じやすくためやすい状態です。
限界に達し、ある日、爆発します。
「もういいや!」
自暴自棄になって大食いしてしまい、ダイエットは失敗という結末です。
勉強もダイエットも両方が失敗になります。
まったく勉強ができないとはいいませんが、受験のような本格的な勉強には集中できない状態です。
「勉強するなら食べること」
当たり前のことですが、いま一度再認識をお願いします。
どうしてもダイエットをしたければ、勉強をする時期を避けることです。
試験勉強とダイエットの時期が重ならないようにすればいい。
たとえば、受験が終わってからはどうでしょうか。
社会人なら、目標となる資格を取り終えた後にダイエットをすればいいでしょう。
合格したという満足感から意気込みも強くなり、ダイエットは成功しやすくなるのです。
「こんこん」
勉強中にノックする音が聞こえドアを開けると、差し入れを持った母がいました。
勉強している私を気遣って、飲み物を差し入れてくれました。
差し入れは、いつもお決まりでした。
ココアです。
なぜか、母は積極的にココアを勧めようとします。
私もココアが好きだったので、喜んで口にしていました。
しかし、今になって思えば、母はココアが勉強にいい飲み物であることを知っていたのでしょう。
ココアには、脳に効く成分がたくさん含まれています。
まず、ブドウ糖です。
脳の唯一のエネルギー源は、ブドウ糖です。
1日になんと120グラムものブドウ糖を消費します。
脳をよく使う受験期なら、消費量はさらに増えることでしょう。
砂糖がたっぷり含まれているココアを飲めば、脳の活動に必要なエネルギーを手軽に補うことができ、脳機能が上がります。
集中しやすくなったり、記憶力が向上したりします。
ココアを飲んだ後、穏やかな気持ちになったことはありませんか。
ココアのほんのりした甘い香りは、チョコレートと同じカカオの香りです。
カカオの香りには、アロマセラピーのように癒やしの効果があります。
自律神経を整え、緊張感を緩める作用があります。
チョコレートを食べた後は、なぜか優しい気持ちになれるのはそのためです。
「アロマセラピー」ならぬ「チョコレートセラピー」と言ってもいいでしょう。
勉強をしているときに悩まされるのは、ストレスですね。
ココアに含まれるカカオ・ポリフェノールは、ストレス対策としても有効です。
カカオ・ポリフェノールには、ストレスの影響で増えるホルモンの分泌を抑える働きがあり、抵抗力を強める働きがあります。
寒いときにはホットココアです。
ココアの温かさが、寒い気持ちを温めてくれることでしょう。
逆に熱いときには、アイスココアです。
冷えたココアで気持ちが引き締まり、やる気と元気が出てきます。
いいことずくめのココアは、まさに頭が良くなる代表的な飲み物なのです。
「おなかがすいたなあ」
小腹がすいて祖父の部屋に行き「何かお菓子ない?」と聞きました。
祖父は神棚を指さして「お菓子よりバナナを食べなさい」と言います。
祖父の部屋には、神棚がありました。
神棚には、いつもバナナが置いてあり、それを差し出してくれました。
「おなかがすいたときにはいつでもバナナをお食べ」とよく勧めてくれました。
そんな祖父や祖母も、暇があったらバナナを口にしていました。
バナナは、手軽な食べ物です。
小腹が減ったとき、あなたならどうしていますか。
ご飯を食べるには量が多すぎます。
あまり食べすぎると、満腹のため、眠くなるでしょう。
だからとはいえ、お菓子を食べるのもためらいます。
虫歯の原因になりますし、甘いものばかりというのも健康上よくありませんね。
そういうときこそ、バナナです。
バナナ1本、およそ100キロカロリー。
小さくて口にしやすい果物ですね。
小腹を満たすにはちょうどいいサイズ、適度なカロリーといえるでしょう。
しかも値段も安く、世界中どこにでも売っているので、手に入れやすい。
バナナに含まれる糖分は、砂糖とは違い「果糖」と呼ばれます。
果糖は、砂糖に比べると消化吸収が早いため、急いでエネルギーの補給をしたいときに効果的です。
また、バナナには、気持ちを落ち着かせるセロトニンの原料となる「トリプトファン」が多く含まれています。
勉強詰めになるといらいらしがちになりますが、バナナを食べると落ち着きやすくなり、集中力が向上します。
勉強中に小腹がすいたときは、バナナがいちばんなのです。
頭が良くなる食事の定番といえば「ご飯・味噌汁・納豆」です。
良質の糖分に、ビタミン、ミネラルなどがバランスよく含まれています。
健康的です。
これに異を唱える人も少ないことでしょう。
もちろん朝からご飯・味噌汁・納豆は悪くはありませんが、そればかりが選択肢ではありません。
ご飯・味噌汁・納豆ばかりでは質素でつまらないです。
毎日続くとやはり飽きてしまいます。
人それぞれ好みがありますから、納豆が苦手という人もいるでしょう。
もっと別の選択肢があってもいい。
やはり元気になる食事を食べるのがいちばんです。
朝から大好物を食べます。
いきなり朝から豪華でいい。
夜寝る前に食べるより、朝いちばんで口にするのがおすすめです。
朝から勢いを出せ、活力がみなぎるからです。
私はときどき、朝からステーキを口にすることがあります。
ミディアムレアに焼いた、分厚いビーフステーキが大好物です。
都会に住んでいると、歩いて行ける距離に24時間のレストランがあり、助かります。
朝食にステーキを注文して、出来立てのステーキを頬張ると、単純に元気が出ます。
やはりうまいです。
食事は元気の源です。
笑顔になりながら食べている広告の写真がありますが、あんな感じになります。
うまい物を口にすると、自然と笑顔になります。
それが大切です。
寒い冬でも一気に身も心も温まり「さあ、今日も1日、頑張るぞ!」というポジティブな気持ちになれます。
元気、やる気のような気力。
記憶力・集中力・思考力のような脳の力。
長時間勉強ができる体力。
食欲は、すべての源です。
うまい食べ物は、食欲を満たすだけでなく、精神的な部分まで影響します。
直接、頭が良くなる食事ではありませんが、心も体も元気にさせてくれる食事です。
少し値段は高くても、元気が出る特別料金が含まれていると考えるようにしています。
体にいい悪いという話は別として、まず食べてポジティブになれる食事を見つけることです。
朝からうまい物を食べてください。
朝からカレーを食べて元気になる人もいるでしょう。
豚カツでもいいし、牛丼でもいいし、すき焼きでもいい。
仕事や勉強に打ち込める気力・活力がみなぎるなら、頭が良くなる食事になるのです。
沖縄県と言えば、日本という島国の中でも、さらに小さな土地です。
日本地図を見ると、本土から離れているせいか、なおさら小ささが強調されます。
土地面積も小さく、大都会のように人・物・サービスが集中しているわけではありません。
しかも日本領土の中でも南に位置しているため、年中暑いことでも有名です。
夏の暑さは半端ではなく、勉強へのやる気を奪ってしまう。
勉強には不利な条件が多い沖縄県ですが、土地の面積が小さくても、東大合格者が多いことをご存じですか。
毎年、いく人かの東大生がいます。
沖縄という場所も環境も不利な条件の中、なぜ東大合格者が多いのか、調査が進められたことがありました。
調べたところ、魚の摂取量が多いことが1つの要因であることが判明しました。
沖縄は完全に四方が海に面しているため、魚の消費量も多い県です。
「魚と知能指数に何の関係があるのか」
実はあります。
人間の脳細胞の数は、およそ140億個あるといわれています。
そのたくさんの神経細胞同士をつなげているのは、木の枝のような突起を持ったシナプスです。
細胞と細胞がつながり合って、その細胞のネットワークが「記憶」をつくり出しています。
「記憶が強化される」というのは「ネットワーク同士のつながりが強化されること」を意味しています。
魚には、その神経同士の情報のやりとりを活発にする成分が含まれています。
それがDHA(ドコサヘキサエン酸)です。
脳はある程度のDHAが含まれていますが、食事から供給することで、その神経同士のやりとりが通常以上にスムーズになります。
これが頭が良くなる、という状態につながります。
覚えやすくなったり、忘れにくくなったりなど、記憶力が向上します。
さあ、今日から魚料理を増やしてみませんか。
お魚料理こそ、頭が良くなるおすすめメニューなのです。
頭が良くなる料理といえば、魚料理です。
魚料理には、脳の記憶力に作用するDHA(ドコサヘキサエン酸)という成分が含まれているからです。
残念ながら、陸の上の植物や動物の肉には含まれていないのも特徴です。
体内でつくり出すことができない成分です。
食物から効率よくDHAを摂取しようとするなら、魚介類しかありません。
基本的にどの魚を食べてもDHAが摂取できますが、どんな魚にもDHAがたっぷり含まれているわけではありません。
魚の中でも、特にDHAの含有量が多いものがあります。
特におすすめは、マグロです。
魚の中でも、DHAの含有量が抜群です。
脂身の部分には、大量のDHAが含まれています。
特に目の周りは、大量のDHAが集中している部分です。
調理方法によっても、DHAは変化します。
たとえば、生で食べるときを100%としましょう。
煮たり焼いたりしたときには、およそ80%まで下がり、油で揚げたときには50%程度まで減少してしまいます。
DHAをできるだけ多く摂取したければ、調理は一切手を加えない「刺し身」がベストになります。
「マグロの刺し身」ということになります。
頭が良くなるために、今晩の食事の一品にマグロの刺し身を加えましょう。
お魚料理は、頭によく効くDHAが豊富に含まれています。
その一方で「お魚が苦手」という悩みを持つ人も多くいます。
たしかに魚には、血の混じったような独特の生臭さがあります。
鼻をつまめば食べられますが、そうしてまで食べるのも痛々しいです。
意外なところで「骨」も悩みのタネです。
食べるときに骨を取り分ける面倒くささがネックになり、進んで食べようという気が起きません。
喉に刺さると痛い。
「魚は骨があるから嫌」という人は、潜在的にかなり多くいるはずです。
いちばんのネックは、値段です。
一般的に魚は、牛肉や豚肉に比べて、少し高額です。
同じ肉なのに、値段が全然違うぞと言いたくなりますね。
お金に余裕がない学生が、毎日魚ばかりというのは経済的にも厳しいですね。
魚を煮るときにも手間がかかり、刺し身をするには包丁さばきが必要です。
こうした事情により、頭に効くDHAのため魚を食べるのはわかっていても、なかなか難しい現実があります。
DHAは体内では生成されないので、食から摂取するしかありません。
魚以外の肉や卵でも摂取はできますが、残念ながら魚ほど豊富なDHAは含まれていないのが現状です。
魚、肉、卵など、アレルギーを持っている人も多いことでしょう。
「生臭さ」
「値段」
「面倒くささ」
「調理の手間」
「アレルギー」
DHAを摂取したい、でも事情があり、なかなか思うように摂取できない。
ここで悩まされます。
しかし、ノープロブレムです。
実に単純な解決方法があります。
「サプリメント」を活用すればいい。
本来サプリメントとは、こういう人のために準備されています。
DHAのサプリメントは、いまや一般的です。
普通の薬局だと安値で手に入れられます。
魚・肉・卵が苦手でもサプリメントなら、水で飲み込むだけです。
飲み込んでしまえば、味もない。
もちろんサプリメントばかりの食生活はよくありませんが、アレルギーのような事情があるときには、大いに活用できます。
栄養を補助する食品ですから、最も適した使い道なのです。
私はコーヒーが大好きです。
好きになったきっかけは、アメリカ留学中でした。
アメリカのとあるコーヒーショップで、本物の豆でひいたコーヒーを飲んで、感動しました。
出身は愛媛の田舎町です。
ひき立てのコーヒーを提供してくれる店が、家の近くにありませんでした。
近くに、コンビニも信号機もありません。
目の前の道路さえ、車があまり通らないようなところに住んでいました。
もしかしたら探せばあったのかもしれませんが、そういう機会にも恵まれませんでした。
それまでは日本の缶コーヒーくらいしか飲んだことがなく、本当のコーヒーのよさを体感したことがなかった。
ひき立てのコーヒーには、缶コーヒーとは違い、独特の苦みがあります。
ただの苦みではなく、おいしい苦みです。
口にした瞬間、電気が走り、妙に頭が冴えたことを覚えています。
それ以来、コーヒーのとりこになりました。
実際、アメリカ留学中に見かけたビジネスマンは、朝と言えばコーヒーでした。
足取りはとても速く、コーヒーを飲んで仕事に向かう光景を、数多く目にしてきました。
仕事のできる人は、朝食にコーヒーが当たり前になっています。
仕事ができる人がたまたまコーヒーを好んでいるわけではなく、コーヒーを飲んでいるから仕事ができるようになりました。
ご存じのとおり、コーヒーにはカフェインという物質が含まれています。
しゃきっと目が覚めて、頭が引き締まります。
大切なことは、カフェインそのものが直接、頭が良くなることに効果があるわけではありません。
カフェインによって眠気が取れ、脳の回転が良くなることで勉強がはかどり、結果として学力の向上につながります。
おすすめするコーヒーですが、もちろん飲みすぎには注意です。
取りすぎると中毒症状が出たり、胃が荒れてしまったり、しみやそばかすの原因になるという報告もあります。
悪影響を考慮しつつ、時と状況に応じて飲むコーヒーは、力強い味方になってくれるに違いありません。
椅子に座っているとき、膝を上下に細かく動かす動作と言えば、貧乏ゆすりです。
「貧乏ゆすりをしたことがあるか」と聞けば、ほとんどの人が「あります」と答えることでしょう。
貧乏ゆすりの特徴は「無意識のうちにしてしまう」という点です。
しようと思って膝を動かすわけではなく、ある条件のとき、無意識のうちに動かしてしまいます。
その「ある条件」とは何でしょうか。
では、あなたが貧乏ゆすりをしたくなる場面を思い出しましょう。
おそらく次のような場面に多いことでしょう。
なんとなく共通点が見えてきませんか。
「ストレスをためているとき」です。
いらいらしているときに、貧乏ゆすりをしたくなります。
実は、心理学的に言えば「貧乏ゆすりとはストレス発散」を意味しています。
スポーツをすればストレス発散ができるのは、よく知られている方法ですね。
勉強中や仕事中など、スポーツのような大げさな動きが実現できないときがあります。
せめて足を細かく動かして、心のバランスを保とうとしています。
自然と発生するストレスに対して、無意識に体を動かして欲求を発散させ、心の安定を図ろうとしています。
マナーという点ではよくない貧乏ゆすりですが、意外なリラックス効果があります。
しかし、リラックス効果があるとはいえ、やはり貧乏ゆすりは避けたほうがいいでしょう。
学校で貧乏ゆすりをしていると、落ち着きがないと思われますし、異性からもモテません。
仕事中なら、周りの人から変な人だと思われ、評価が落ちます。
実は、貧乏ゆすりでなくても、似たように体を細かく動かす動作があります。
驚くべきことに、貧乏ゆすりとは違い、社会的に許容されている行為です。
「ガムを噛むこと」です。
貧乏ゆすりと同じです。
動かす場所が「膝」か「顎」かの違いだけです。
何かにいらいらしたときには、ガムを噛みましょう。
ガムを噛んで顎を動かすときも、同じようにストレス発散ができ、心のバランスを保つ効果があります。
ガムを噛んでいると、自然とリラックスができることでしょう。
重要な会議中や授業中などは、TPOをわきまえる必要がありますが、図書館や勉強部屋で勉強するときには問題ありません。
貧乏ゆすりをするくらいなら、ガムを噛めばいいのです。
「勉強すると眠くなる」
「なかなか勉強に集中できない」
「小腹がすいた」
そんな相談を母にしたとき、差し出してくれたのは「するめいか」でした。
するめいかを丸々1つ焼いてくれました。
大きな皿にするめいかを乗せて、マヨネーズをトッピングして、部屋に持ってきてくれたことをよく覚えています。
「なぜ、するめいか?」
不思議に思いながらも、母が差し出したするめを食べて、理由がわかりました。
眠気が吹き飛び、頭が冴えます。
するめいかは、歯ごたえがあります。
かなり強めに噛まないといけません。
「噛む」という部分はガムも同じですが、歯ごたえは圧倒的にするめいかのほうが上です。
この強い歯ごたえこそ、いい。
強く噛んで顎を動かすことで脳へ伝わる刺激も強くなり、眠気が吹き飛びます。
体を動かすと血行が良くなるのは頭も同じで、よく噛むと頭の血行が良くなります。
脳の血液量が増すため、集中力や頭の回転が良くなります。
もちろん歯の健康にも役立ちます。
眠気を吹き飛ばし、小腹を満たし、また頭の回転もよくなるという不思議な食べ物です。
勉強の強い味方です。
救世主と言えば大げさかもしれませんが、それだけの効果は大いに期待できます。
するめはどこのスーパーマーケットでも売られています。
カロリーも低めです。
値段もとても安くて手に入りやすいので、ぜひともおすすめです。
執筆をする場所は、特にコーヒーショップが大半です。
コーヒーショップもさまざまなところに顔を出していますが、とりわけお気に入りはスターバックスです。
スターバックスは、店内の全席が禁煙で空気もきれいです。
コーヒーもひき立てでおいしいし、店内で流れる心地よい音楽が集中力をアップさせます。
数あるコーヒーショップの中で、なぜスターバックスを選んでいるのか。
ちょっと恥ずかしいですが、実はもう1つ理由があります。
大好物である「シナモンロール」が置いてあるからです。
私は、シナモンロールに目がありません。
甘いものは好きでケーキやアイスクリームもよく食べますが、それ以上に大好物です。
スターバックスのシナモンロールは、特においしくて、幸せな気分に浸れます。
少し値段は高いですが、それだけの価値はあると思います。
注文するときに「ヒーティングでお願いします」と言って、レンジで温めてもらいます。
すると、出来立てのような世界一おいしいケーキの出来上がりです。
コーヒーを飲みながらシナモンロールを食べると「生きていて良かった」と思います。
笑うなら笑ってください。
単純な方法ですが、これは誰にも譲れない。
大好物には、それだけ人の気持ちを幸せにさせてくれます。
ポイントは、食べるタイミングを「仕事前」ではなく「仕事後」にすることです。
仕事に大きな区切りがついて、休憩時間を兼ねて、ご褒美にしているシナモンロールを食べるようにしています。
「早く食べたいな」という気持ちが出たときには「さっさと仕事を終わらせてやるぞ」というモチベーションへと変わります。
一生懸命に執筆をしているときに、ほかのお客さんが食べているところを見ると「先を越された!」と思い、なおさら火がつきます。
そういう気持ちがあって、仕事がはかどります。
仕事の区切りがついて、ようやくシナモンロールを口にできたときは、なんとも言えない達成感です。
ひとときの休憩であり、至福の時間です。
しばらく経てば、おいしいものを食べた満足感で「さあ続きを頑張るぞ」という後半へのモチベーションへとつながります。
なかなかいいアイデアだと思いませんか。
今日の今この瞬間も「早くシナモンロールが食べたい」と思いながら、書いています。
シナモンロールがないと、この文章は今ここに存在しなかった。
そう考えると、人生とは面白いです。
私の場合、この方法でかなりの能率を発揮しています。
あなたにとって大好物は何でしょうか。
ケーキでもアイスでもOKです。
もちろん食べすぎはよくありませんが「ご褒美」として積極的に活用してみましょう。
ご褒美を活用するのは古臭い方法ですが、効果は間違いありません。
甘くて体に悪いはずのケーキも、頭が良くなる食事へと変わります。
「土用、丑の日」として有名な食材といえば「ウナギ」ですね。
日本では「土用、丑の日」には夏ばての対策としてウナギを食べ、暑い夏に低下しがちな活力をつけようという風習があります。
夏の丑の日が近づけば、全国各地で一斉にウナギのセールを始めます。
そもそも、丑の日にウナギを食べるという風習はいつからできたものなのでしょうか。
話は江戸時代までさかのぼります。
江戸時代、商人たちは夏場には売り上げが落ちることで悩みを抱えていました。
立夏の前の18日間は、特に真夏で、最も暑くなる時期です。
夏ばてによって人々の気力や体力が低下して、客足が遠のき、暑い夏場ほど商品の売り上げも低くなっていました。
「暑い夏でも売り上げを上げられる、良い方法はないか」
そこでエレキテルを発明した科学者として有名な平賀源内が「今日はうし」という看板を掲げることを提案しました。
栄養満点のウナギを食べるように宣伝すれば、ウナギの消費量が向上するだろうと考えたのです。
これが大ヒットでした。
ウナギを夏ばての薬として宣伝したところ、暑い夏にもかかわらず、ウナギが飛ぶように売れました。
夏ばて対策としての宣伝ですから、暑ければ暑い夏ほど売り上げも上がります。
なかなかうまい方法ですね。
その後、毎年夏の丑の日には、夏ばて対策としてウナギを食べる風習が全国に広まっていきました。
これが「土用、丑の日」の始まりとされています。
事実、ウナギは体力・気力ともに栄養満点の食材です。
タンパク質・カルシウム・ビタミンなどが豊富に含まれています。
もちろんウナギも魚料理の1つであり、頭が良くなるとされるDHAが多く含まれています。
また、ウナギには「目のビタミン」と呼ばれるほど視力と深い関係があります。
ビタミンAが豊富に含まれているため、夜盲症を防ぐ効果があったり、勉強で酷使する目を癒やしたりする働きなどがあります。
ビタミンEには、抗酸化作用があり、細胞の老化を防止する働きがあり、若さの維持に効果的です。
良質なタンパク質やカルシウムが豊富に含まれているため、勉強で疲れがちなスタミナを補うこともできます。
脳の力を向上させ、勉強で酷使する体力、視力を支えるのです。
勉強中に障害になるのは、頭痛です。
頭痛になりやすい人とそうでない人とでは、個人差があります。
ひどい人の場合、朝起きたときからずっと頭痛に悩まされている人もいるようです。
また勉強しているときに限って、頭痛になりやすい人もいるようです。
頭痛は、勉強の妨げになります。
勉強は頭を使いますが、頭痛になっていると、勉強するどころではありません。
だからとはいえ、頭痛になる原因もよくわからず、頭痛が治まるのをじっと待つしかない。
頭痛の原因は、さまざまです。
どれも「なるほど」と思える原因ですね。
しかし、知られていない頭痛の原因が、もう1つあります。
水分不足です。
水分が不足していると、頭痛になりやすくなります。
なぜ水分と頭痛が関係しているのか。
水分が不足していると、血液がどろどろになり、血流が悪くなります。
血流が悪くなると、脳に流れる血液の循環が悪くなり、頭痛の原因になってしまいます。
頭痛になりやすい人は、水を十分補給しているか振り返ってみましょう。
水分補給も、できるだけ「水分」ではなく「水」を選ぶことが大切です。
食事に含まれる水分ではなく、水を口にしましょう。
純粋な水を飲むことでスムーズに水分が吸収され、頭痛が軽減しやすくなります。
その結果、勉強や仕事に向かいやすくなるでしょう。
第2次世界大戦中のことです。
イギリス空軍のパイロットのもとに、故郷から出征兵士などを慰める慰問袋が送られてきました。
中を開けてみると、大好物のブルーベリーが入っていました。
ブルーベリーが大好物の彼は、朝食にパンの厚さと同じくらいブルーベリージャムをたっぷりつけて、戦場へと向かいました。
すると、その後、目に映る光景に変化が現れ始めたことに気づきました。
いつもより遠くのものがはっきり見えるようになったといいます。
視力が良くなったようです。
しかも暗い夜間の空中戦でさえも、遠くのものがはっきり見えるようになり、戦場では成績を上げていったといいます。
ブルーベリーを頻繁に口にする人の間でも、同じ現象が数多く報告されました。
これらの証言をもとに、大学教授や学者たちがブルーベリーが与える目への効果が調査されました。
調査の結果、ブルーベリーに含まれる「アントシアニン」という色素が、目に良い効果をもたらすことが確認されました。
アントシアニンには目の疲れを軽減させる作用があり、視力低下の防止や、視力回復の作用まであるという画期的な発見でした。
しかも驚くべきことに、かなり即効性があることもわかりました。
アントシアニンは身体に吸収されやすい組織構造になっているため、摂取して4時間後には視力回復の効果が現れ始めます。
その効果は、およそ24時間、持続することが認められました。
勉強するとき、特に受験のように目を酷使する時期があります。
長時間勉強すれば、誰でも目は疲れます。
視力が低下したり目が疲れやすくなったりすると集中力が途切れやすくなり、勉強の能率も下がってしまいます。
そういうときこそ、ブルーベリーを思い出しましょう。
あのイギリス空軍のように、ブルーベリージャムをたっぷりつけた朝食を取りましょう。
視力の低下を防ぎ、勉強への持続力がつくようになります。
視力低下を防いだり、疲れ目に効くため、勉強の調子が良くなったりするのです。
「おはよう」
朝の挨拶をして食卓に着くと、テーブルには白いご飯と生卵1つです。
なんという質素なメニューなのでしょう。
水口家では頻繁に目にする朝食の光景でした。
「朝から料理の手抜きですか」とツッコミを入れましたが、母は「頭にいいから」と言い張ります。
出来立てのご飯に卵をかけて、醤油とうまみ調味料をかけて、よく食べました。
まあ、質素ながらもこれがいける味で、私には好物になっていました。
目玉焼きも頻繁に登場しました。
目玉焼きも、フライパン1つで手軽にできるメニューですね。
これもすぐできる朝食メニューですが、母は「頭にいいから」と、また言い張ります。
冗談なのか本気なのか、そのときはわかりませんでした。
水口家では、朝食には卵が登場しました。
あとから知りましたが、母の言っていることは当たっています。
実は、卵には学生にとって大切な効用があります。
卵の「レシチン」という成分です。
黄身の部分に多く含まれています。
レシチンは、別名「脳の栄養素」ともいわれています。
脳の神経伝達物質が増え、細胞同士の情報伝達がスムーズになり、記憶力や集中力の向上が期待できることが確認されています。
認知症の老人に食べさせたところ、症状が改善されたという報告もあります。
手軽な食事だからとはいえ、早合点してはいけません。
手軽ながらも、実は学生である私を気遣ったメニューでした。
そういう母の知恵を、大人になってから気づくのでした。
勉強に関して言えば、食事は、パン中心よりご飯中心がおすすめです。
ご飯中心の食事にすることで、次の3つの効果が期待できるからです。
ご飯には記憶力や集中力を向上させる「レシチン」という成分が多く含まれています。
脳の神経細胞の働きを高めてくれ、勉強するときに欠かせない記憶力を向上させる効果が期待できます。
パンよりご飯のほうが、噛む回数が増えます。
ご飯は、パンより歯ごたえがあり、飲み込むまでによく噛まなければなりません。
よく噛むことで脳が刺激され、活性化されます。
食事をしても、すぐおなかがすいては、集中力も切れます。
パンよりご飯のほうが、集中力が維持しやすいです。
パンよりご飯のほうが、消化や吸収に時間がかかるため、腹持ちが良くなります。
実際、東京大学生の食事メニューを調べたところ、パンよりご飯を中心としたメニューが多いという調査結果もあります。
頭が良くなりたければ、パンよりご飯を中心としたメニューです。
今日からでも切り替えましょう。
記憶力を強化するのは「レシチン」という成分が有名です。
レシチンが記憶にいいのはわかっても、そのメカニズムはどうなっているのでしょうか。
レシチンが頭にいいというのはわかっていても、その詳しい仕組みを説明できる人は少ないです。
「レシチンと頭のよさの関係」を知っていると、食生活を改善するモチベーションアップにつながります。
専門的になりますが、少し詳しく説明しましょう。
私たち人間は、目や耳などの感覚器官で受け取った刺激を、電気信号に置き換え、脳に伝える仕組みになっています。
目に飛び込んできた視覚情報は、電気信号として脳に伝わります。
耳から聞いた音も、電気信号になり、脳へ伝わります。
舌からの味の情報、鼻からのにおいの情報、皮膚から受け取った感覚情報など、電気信号に変換され、脳へと伝達されます。
目・耳・舌・鼻・皮膚などは、単純に言ってしまえば、刺激を電気信号へと置き換える「変換器」です。
電気信号を受け取った脳内では、およそ140億個もある膨大な神経細胞のネットワークに伝わって、その内容を認識します。
脳の中では、刺激の種類によって受け取る部分がすでに決まっています。
目からの情報は視覚野。
耳からの情報は聴覚野。
舌からの情報は味覚野。
鼻からの情報は臭覚野。
皮膚からの情報は感覚野。
脳には、それぞれ刺激(電気信号)を処理する専門分野が決まっています。
脳までたどり着いた電子信号は、それぞれの専門分野へいくため、脳の中を駆け巡ります。
さて、問題なのはここからです。
スムーズに伝達できるかが問題です。
その脳の情報伝達に使われているのが「脳内神経伝達物質」です。
さまざまな種類がありますが、1つに「アセチルコリン」という神経伝達物質があります。
このアセチルコリンをつくる材料になるのが「レシチン」です。
レシチンをたくさん摂取すれば、脳の中で情報の伝達が少しでもスムーズになり、脳の全体的な機能が向上します。
記憶力や集中力はもちろんです。
物覚えを強化できたり、頭の回転が良くなったりなど、脳の全体的な力が向上します。
レシチンを摂取する。
↓
レシチンが材料になり、アセチルコリンがつくられる。
↓
脳内の刺激の伝達がスムーズになる。
↓
記憶力や集中力など脳の力が向上する。
こうしたメカニズムのため、脳の老化を防ぐ働きもあります。
話が長くなってしまいましたがおわかりいただけたでしょうか。
レシチンは、特に大豆を使った食品に多く含まれています。
納豆や豆腐は、まさに頭が良くなる食材なのです。
記憶力の向上を期待できるのはレシチンです。
脳の活動をスムーズにするアセチルコリンの生成原材料になるからです。
記憶力や集中力の向上が期待できます。
これが含まれている代表的な食材をご紹介します。
この3つをよく見てみましょう。
良い組み合わせが思い浮かびませんか。
大胆な発想になりますが、この3つの食材を1つに混ぜてしまえばいい。
おいしい料理ができてしまいます。
「卵かけ納豆ご飯」です。
卵も納豆もご飯も、どのスーパーマーケットでも売っている食材です。
値段もとても手頃ですが、頭に効きます。
3つを組み合わせることで、レシチンを多く摂取できます。
良質なタンパク質やビタミンも豊富に含まれています。
おいしくて、頭にもよく、手軽で、しかも栄養満点。
手軽さ・値段・栄養を考えたとき、これほど完璧に近いものはありません。
私の場合、朝食は「卵かけ納豆ご飯」をよく食べています。
調理に手間がかからず、一人暮らしの人にもおすすめです。
記憶力を強化できる、最高の朝食なのです。
16種類のミネラルの1つ「亜鉛」も、記憶力に関係するキーワードです。
不足してしまうと、記憶力が低下してしまうという報告があります。
頭の活動には「神経伝達物質」が重要な役目を果たしています。
亜鉛が不足してしまうと、神経伝達物質の量の調整がうまく機能しなくなり、記憶力が低下してしまいます。
体全体で、およそ2グラムの亜鉛が蓄えられています。
量は少なくても、役割は重要です。
亜鉛は、体内でつくり出すことができないため、食事から補うしかありません。
では、亜鉛が多く含まれている食品にはどんなものがあるのでしょうか。
やはり「肉類」です。
牛肉、豚肉を使った料理を食べて、自然に亜鉛を取るのがいいでしょう。
「ご飯前にお菓子を食べてはいけません!」
幼いころ、食事前にお菓子を食べようとしたとき、よく言われた言葉です。
強く叱られたことを覚えています。
お菓子を食事前に食べると腹が膨らみ、肝心の食事が食べられなくなってしまうからです。
「満腹になれば、それでいいではないか。食事の代わりになるだろう」
子どもの多くは甘いものが大好き。
まだ考えの浅かった私は、とんでもないことを考えていました。
なぜお菓子を食事の代わりにしてはいけないか。
その理由は、次の3つがあります。
これらに加え、もう1つ肝心な理由が含まれています。
「集中力に悪影響が出やすい」です。
食事とお菓子では、決定的な違いがあります。
お菓子は満腹感を得られやすいメリットがある反面、空腹にもなりやすいデメリットもあります。
お菓子には、吸収の速い糖分が大量に含まれているため、急激に血糖値が上昇します。
素早く吸収して急激に上がった血糖値は、早く元の血糖値に戻そうと、インスリンの大量分泌を促します。
しばらく経てば急激に低下しますが、このとき体がだるくなったり、空腹を感じるまでの時間が短くなったりします。
瞬間的な集中力を発揮しやすい長所がある一方、集中力が切れやすくなる短所があります。
これが、良い効果をもたらす場面もあります。
代表的なのは、試験のときです。
試験が始まる直前、一口のチョコレートは有効です。
試験時間も短いですから、集中力も持続できることでしょう。
大事な場面で頭の力を発揮したい場合、チョコレートは効果を発揮します。
一方、学校や自宅で勉強するときなど、長時間集中する場面では注意が必要です。
集中力を長く保つ必要がある場面では、腹持ちのいい食事のほうがいい。
腹持ちが良くなれば、集中も継続しやすくなり、学習に良い影響を及ぼします。
「食事前のお菓子には注意。当たり前に3食の食事を取る」
昔から言われている言葉には、深い意味があります。
脳は、どの臓器よりエネルギーの消費量が多い臓器です。
にもかかわらず脳のエネルギー源となるのはブドウ糖だけです。
そのブドウ糖を多く含むものといえば「お菓子」です。
お菓子が甘くておいしいのは、砂糖がたっぷり含まれているからです。
「お菓子は健康に悪い」「虫歯やにきびの原因になる」「太りやすい」など、悪い評判ばかりです。
たしかに取りすぎは体には悪いですが、使い方しだいです。
短時間で脳へブドウ糖を供給したければ、お菓子ほど早い話はありません。
お菓子には数多くの種類がありますが、おすすめなのは「チョコレート」です。
おすすめする理由は3つあります。
第1の「ブドウ糖」は、先ほどお話ししたとおりです。
たっぷり糖分が含まれているので、口にした後、すぐ脳のエンジンがかかります。
第2に「カカオの香りによるリラックス効果」です。
甘いチョコレートを食べると、ほっとした経験はありませんか。
甘い香りに癒やされることはありませんか。
カカオの香りが正体です。
チョコレートに含まれるカカオの香りには、緊張を和らげる効果があるからです。
第3に、各種ビタミンやミネラルが含まれているということです。
「豊富」とまではいきませんが、ほかのお菓子に比べれば、バランスよく含まれているのも特徴です。
お菓子の中でもチョコレートはましです。
勉強中におなかがすいてきたら、チョコレートで小腹対策です。
チョコレートを味方につければ、あなたの勉強もスムーズに進みます。
これらの効果から、チョコレートを食べるなら「試験直前」が効果的です。
バッグに一口のチョコレートを入れておきましょう。
試験直前に、手軽に脳にエネルギーを補給すれば、テスト中は活発に脳が働くのです。
カルシウムが関係していると言えば、何が思い浮かびますか。
一般的には、やはり「骨」に関係しているというイメージを持つ人が多いことでしょう。
たしかに骨はカルシウムからできています。
体内のカルシウムのなんと99%は、骨と歯にあります。
事実、カルシウムが不足すると、骨が弱くなったり、骨粗鬆症の原因になったりします。
骨というイメージが強いカルシウムですが、実は意外にも、脳や勉強にも関係があるのをご存じですか。
なぜ勉強にカルシウムなのか。
脳の神経を落ち着かせる作用があるからです。
カルシウムは脳神経の興奮する作用を抑える作用があるため、情緒の安定を維持しやすくなります。
落ち着きやすくなることで、勉強への集中力も高まる。
集中力アップで、成績もよくなるというつながりです。
集中力を高めるために一役買っています。
では、カルシウムの多い食事はどんなものがあるのでしょうか。
小魚・チーズ・ワカメなどに多く含まれています。
とりわけ勉強に力を入れている時期は、普段より多めのカルシウムを摂取しましょう。
私は、幼いころからカボチャが大好きです。
なぜカボチャが好きなのか。
甘くておいしいからです。
カボチャはとても不思議です。
野菜といえば「苦い」「まずい」「固い」というイメージが強いですが、カボチャだけは異彩を放っています。
煮物にすると甘くて柔らかく、野菜とは思えません。
おやつにしてもいいくらいです。
グリーンピース・ピーマン・ニンジンが大嫌いという話はよく耳にしますが、カボチャが大嫌いというのはあまり耳にしません。
もちろん嫌いな人もいるでしょうが、少数派のはずです。
私も、子どものころからカボチャは好きでした。
母がご飯のおかずにカボチャの煮物をよく出してくれていましたが、甘くてご飯よりよく食べていました。
なんといっても色がいい。
黄色いカボチャは食卓を明るく彩り、見ているだけで気分がぱっと明るくなりませんか。
明るい色が食欲を刺激して、食が進みます。
カボチャの煮物ほど、おいしいレシピはありません。
母はいつも強く勧めていました。
「健康にいいからたくさん食べなさい」と言って、水口家の食卓を明るく彩るおかずの1つでした。
そんなカボチャには、頭に良いビタミンも含まれています。
バランスよく栄養価に優れていますが、特に注目は「ビタミンB1」です。
ビタミンB1には、脳の神経の機能を正常に保つ働きがあります。
脳のエネルギー源であるブドウ糖の代謝が良くなります。
ブドウ糖の代謝が良くなれば、脳や神経に十分にエネルギーが供給され、記憶力・集中力・思考力が向上します。
おいしいだけでなく、脳にも効く素晴らしい野菜です。
今晩のおかずに、おいしいカボチャはいかがでしょうか。
頭が良くなるビタミンB1は、お米にも多く含まれています。
基本となるお米に含まれているのは嬉しいですね。
精米にも含まれていますが、やはり本命は玄米です。
精米とは違い、籾殻だけを取り除いただけですから、多くのビタミンやミネラルが詰まっています。
脳にいいだけでなく、健康面でも抜群です。
以前私は、健康にも頭にもいいということで、玄米を食べていた時期がありました。
「ありました」という過去形です。
実は見事に挫折しています。
玄米は味が独特で、においもきつく、お米の固さなどが、生理的に受け付けませんでした。
なんとか食べられるようにふりかけをかけて味をごまかしながら挑戦した時期もありましたが、ダメでした。
どうしても長続きしなかった。
炊くのに時間がかかり、面倒という理由もありました。
「玄米は無理だ。精米に戻るしかないのかな」
そんなとき、たまたまスーパーマーケットで「精米」でも「玄米」でもない不思議なお米を見つけました。
「胚芽米」です。
このほか「胚芽精米」とも呼ばれています。
わかりやすく単純に言えば「精米」と「玄米」の中間のお米です。
通常、精米は、種皮や胚芽をすべて取り払っている状態ですが、胚芽米は胚芽の部分だけを残して精白しているお米です。
お米の中でいちばん栄養が詰まっているのは、胚芽の部分です。
精米でありながら、高い栄養価が保たれています。
もちろん水に浸していると、玄米のようにきちんと芽が出ます。
命が宿っているお米です。
もちろん精米と同じ炊き方でOKです。
「精米の食べやすさ」と「玄米のような高い栄養価」
この両方を実現できている、素晴らしいお米です。
さっそく買って食べてみたところ、思いのほか食べやすく、これだと思いました。
そういうわけで、最近、自宅で自炊をするときにはもっぱら胚芽米になりました。
あなたがもし玄米に挫折をしたなら、胚芽米はいかがでしょうか。
一度口にして、その食べやすさを確かめましょう。
自然に食べられるに違いありません。
私の妹は「管理栄養士」という仕事をしています。
老人ホームに出向いて食生活をヒアリングし、傾きがちな食生活が正常になるようバランスの取れた献立を提案し、つくる仕事です。
料理ができるのはもちろん、栄養面を工夫しながら献立をつくるプロです。
妹は、幼いころからよく母の料理を真似してつくっていました。
私はあまり料理に興味がなかったので見ているだけでしたが、いつの間に腕を上げていたのかと驚きます。
普通の料理だけでなく、クッキーやケーキもつくるのがうまく、そのままお店に置いていても不思議ではないほど上出来ぶりです。
バレンタインデーにもらったチョコレートは、買ったものなのか作ったものなのか、区別できないほどの仕上がりでした。
兄ながら、妹の料理の裁き具合には感心します。
妹の夫は「料理がうまいから結婚した」というくらいです。
妹と接していて気づくのは「とても要領がいい」ということです。
料理に限らず、行動するときは優先順位を決めて、段取りよく進めています。
妹の運転する車に乗ると、目的地までの道順をどう進めばいちばんいいのか、ぱっと考えます。
部屋もきれいで整っています。
兄ながら、頭がいいなと感心してしまいます。
妹は、料理から要領のよさを学びました。
料理をつくるというのは、簡単に思えますが、実に難しいです。
育てた母もすごいと思います。
私たちは、母がいつもつくってくれる料理を当たり前のように口にしています。
しかし、自分がつくる側になると、いかに大変なのかがわかります。
私も一人暮らしの最中に、何度も料理に挑戦したことがありました。
本当に難しく、奥が深いです。
簡単に見える料理1つをつくるのに、手間と労力がかかります。
なにより「頭を使う」のです。
カレーくらい適当につくればできるだろう、と思います。
単なるカレーでも具を入れるタイミングと量によって、出来上がりが変わってきます。
込み入った料理をつくろうとすれば、さらに大変なのでしょう。
さらに栄養面まで気を配るとなると、私には想像できない世界です。
あなたには料理の上手な友人がいますか。
料理ができる人は、頭がいい人が多いと思いませんか。
頭がいいから料理ができるのではありません。
料理をしているから、頭が鍛えられ、賢くなっていきました。
「手」でフライパンを持ち「目」で食材を捉え「耳」で調理の音を確認し「鼻」でにおいを感じ、舌で料理の味を確かめます。
これほど五感を刺激することはありません。
五感だけでなく、脳では「手順」や「タイミング」など、おいしい料理というゴールに向けて、さまざまなことを考えています。
料理をつくるというプロセスは、大変な勉強になります。
自然と頭は鍛えられていくようになっています。
だから料理ができる人は、頭がいいのです。
受験生同士で学力に差ができるのは、勉強している時間だけではありません。
健康なときは、勉強スピードに大差はできません。
大差ができるのは、病気でダウンしたときです。
寝込んでいるときには何もできず、病が回復するまで、ただぼうっとするだけです。
その時間には勉強も手をつけられず、ほかの受験生と差ができてしまいます。
もちろん人間ですから、たまに風邪をひいて寝込むこともあるでしょう。
しかし、免疫力が低い人は、風邪にもかかりやすくなり、回復するにも時間がかかるため、寝込んでいる時間も長くなります。
免疫力の低下が、間接的に勉強に影響します。
受験では不利になってしまいます。
免疫力が低下する原因はさまざまですが、代表的なものはたった2つしかありません。
第1の原因は「食が細いこと」です。
食事の量が少なすぎると、やはり免疫力も低下します。
体をつくる資本は、食事からです。
良質なタンパク質を取るからこそ、病気に強い肉体がつくられます。
ビタミンやミネラルを取るからこそ、病にも強くなります。
しかし、食が細いと絶対量がどうしても少なくなります。
しっかり食べるからこそ、タンパク質や栄養も体に多く取り込まれます。
まず、栄養のあるものをしっかり食べること。
これに尽きます。
では、免疫力を高めるてっとり早い食材といえば何か。
食の種類はさまざまですが、特に即効性がありおすすめするのは、やはり「肉」です。
肉は、良質なタンパク源です。
ビタミンやミネラルなどバランスがよく、豊富に含まれています。
しかも、肉は手に入れやすく、比較的低価格です。
経済的に弱い学生でも肉なら手に入れやすいはずです。
病気に強い体をつくるときに、肉は大いに有効な材料になります。
しかし、肉だけではいけません。
第2の原因は「運動不足」です。
もう1つ大事なことは、運動をすることです。
肉は、体をつくる材料です。
肉ばかりを食べているのでは、単に太ってしまうだけです。
材料をきちんと生かすためには、体を動かす「運動」が必要です。
肉を食べた後は、運動をしましょう。
激しい運動でなくても、軽い運動で結構です。
ジョギングでもいいし、散歩を増やしてもOKです。
「肉と運動」の両方がマッチしたとき、短時間で病に強い体をつくれます。
ストレスも免疫力低下につながる要因になりますが、この運動さえしっかりしていれば、ストレスは同時に解消されるはずです。
勉強にせいを出す時期は、肉を使った食事を少し増やしてみましょう。
牛丼・すき焼き・鍋料理。
カレーやシチューに入れる肉も、いつもより少し多めにします。
もちろん肉ばかりではいけませんが、せめて勉強で勝負をしなければならない時期くらいは、そういう心がけも必要です。
免疫力を高めるポイントは、2つです。
「肉+運動」
この2つがあれば、短期間で免疫力を高めることができます。
少々のことではダウンしない肉体があってこそ、長期にわたる受験にも立ち向かうことができるのです。
最近は核家族化が進み、1人で食事をするケースが増えました。
インスタント食品も多く出回っていて、食事の手間も減りました。
コンビニで手軽に弁当を買うことができ、自分の部屋で黙々と食べる人も多いことでしょう。
父も母も共働きが増え、朝食が別々という家庭が増えてしまいました。
今、家族と食事をしない家庭が増えています。
家族事情があり、仕方ない場合もあるのでしょう。
ある日、東京大学の生徒を対象にした興味深い調査結果を目にしました。
アンケートの内容は「どのような食生活を送ってきたか」でした。
驚くことに、東大生は家族と一緒に食事をしている人が大変多かったです。
「一人で食事をする」と答えた人は少数で「朝食・夕食の一方、あるいは両方を家族ととる」と答えた人は大半を占めていました。
家族と食事で、なぜ頭に影響があるのでしょうか。
1人で食事をする場合は、完全に会話がありません。
テレビを見ながら食事をする場合、テレビから情報は入ってきますが、完全に受け身になります。
自ら情報を発信することがありません。
しかし、家族との会話の場合は違います。
相手からの会話を受け取り、考えて、自分の発言をします。
質問されたり、逆に質問があったり、会話を聞いたりなどです。
会話のキャッチボールがあるからいい。
会話はたわいない内容ですが、頭の健康にはいい。
父の仕事の話。
母の買い物の話。
祖父の趣味の話。
祖母の病気の話。
妹の学校での話。
最も身近な家族との会話は「考えさせられるテーマ」が多く、思考あふれる時間になります。
そうした話を聞いて、自分から質問もあることでしょう。
たわいない会話ですが、そのやりとりが脳を活性化させます。
身近な家族の話だからこそ、影響もひとしお大きいです。
頭のよくなる食事も大切ですが、家族と食事を取ることは、さらに大切です。
「食の内容」だけにこだわらず「誰と食事をするか」にもこだわってください。
食事だけから栄養を摂取するのではなく、家族との会話からさまざまな成長が促されます。
「親子のコミュニケーション」
これこそ、脳を活性化させる最も大切な栄養素なのです。
すき焼きは、大変バランスのいいレシピです。
鍋に入れる具には、脳にいいものばかりです。
すき焼きといえば、中心は牛肉ですね。
牛肉には、頭が良くなるビタミンB1やレシチンが豊富に含まれています。
脳を活性化させるレシチンが豊富に含まれている卵。
脳の神経の機能を正常に保つ働きのビタミンB1が含まれているご飯。
そのビタミンB1の吸収率を高める働きがある「アリシン」が豊富に含まれる青ネギ。
目に良いとされるビタミンAが含まれるニンジン。
そのほか大根・白菜・タマネギ・シイタケなど、さまざまな食材がバランスよく含まれているのが特徴です。
そうしたさまざまなものを食べても腸の働きを整えるコンニャクも含まれています。
すき焼きの甘い味付けには、脳のエネルギー源になる砂糖が使われています。
至れり尽くせりです。
これほど全体的に栄養バランスの優れたレシピはありません。
すき焼き1つで、一度に10から15品目を取れます。
さらに手の込んだすき焼きになれば、多くの具を入れることになるでしょう。
極めつけがもう1つあります。
「家族との会話」があることです。
すき焼き鍋は、通常の家族の食事とは違い、いつもより会話が多めになります。
食事中に調理することになるからです。
普通の食事は、出されたらいきなり食べてしまいますが、すき焼きはつくるところから始めます。
「火をつけるよ。もう少し火を強くして」
「そろそろ具を入れていいんじゃない」
「もう少し野菜を入れて」
「肉がもう食べられるよ」
「ほかの具も入れよう」
たわいない会話でいい。
そういう食材を通して、家族との会話が弾みやすくなります。
たわいない会話から雰囲気が和み、さまざまな会話も増えることでしょう。
栄養バランスに優れ、家族との会話も増える意味では、素晴らしいレシピです。
今日の夕食は、すき焼きですね。
さて、ここまで頭を良くするさまざまな食事を紹介してきました。
最後に話を締めくくる大切な話があります。
この話は、あえて最後に持ってきました。
今までの話をひっくり返してしまいますが、やはり最も重要なのは何か。
「食のバランス」です。
「これを食べれば頭が良くなる」という話を聞けば、盲信して、毎日そればかりを食べる人がいます。
どんなに頭にいい食材があっても偏ってはいけない。
食が偏り、栄養バランスが偏ってしまうと、逆に頭の働きが悪くなってしまいます。
バランスを保ってこそ、体や脳は正常に働くようになります。
目指すは「1日30品目」。
さまざまな食品を口にして、3大栄養素である炭水化物・タンパク質・脂質を始め、ビタミンやミネラルを摂取することです。
そういうバランスが取れてこそ、初めて正常な脳の働きができます。
「じゃあ、ここまで紹介された頭が良くなる食材は意味ないの?」
いいえ、矛盾した話ではありません。
バランスを保ちながら、特に紹介した頭に効く食材に力を入れるということです。
この話は、あえて最後に持ってきています。
お魚メニューは頭にいいというお話をしました。
1日30品目というバランスを目指したうえで、お魚を使った献立の回数を増やせばいいでしょう。
卵や納豆に含まれるレシチンが頭にいいというお話もしました。
1日30品目を目指したうえで、卵や納豆をいつもより多めに取ってみるということです。
バランスが先にあって、狙っている食材の量を少し増やすということなのです。