執筆者:水口貴博

さりげなく美人に見えてくる30のメイク法則

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なぜ、いつの間にか厚化粧をしてしまうのか。

なぜ、いつの間にか厚化粧をしてしまうのか。 | さりげなく美人に見えてくる30のメイク法則

「あれ、いつの間にか厚化粧をしてしまう。なぜだろう」

厚化粧のつもりはないのに、いつの間にか厚化粧をしてしまうことはありませんか。

メイクをする本人ですら、その原因がよくわからない。

なぜこうしたことが起こるのでしょうか。

厚化粧の原因は、ただ1つ。

完璧なメイクを目指しているからです。

厚化粧は「バランスが少し悪いな」と不安を感じたとき、起こります。

たとえば、両頬にチークを入れたとします。

鏡で左右のチークを確かめると、濃さや広がり具体が、アンバランスになっている。

「バランスを整えるために、もう少しチークを足そう」

この瞬間です。

バランスを取るために、チークを足すと、悪循環の始まりです。

色が余計に濃くなり、また左右が不自然な感じになってしまう。

さらにバランスを取るために、色を足すことで、また不自然になる。

この繰り返しによって、いつの間にか、厚化粧になってしまうのです。

完全なる正反対のメイクを目指す姿勢は素晴らしいですが、完全に整ったバランスもまた、難しい。

色も形も質感も、すべて左右対称に仕上げるのは、プロの技です。

メイクは左右対称にするのが基本ですが、あくまで理想です。

完璧を求めつつ、どこかで完璧を諦める。

矛盾しているようですが、こういう考え方が必要です。

もしメイクの濃さや領域など、左右のバランスが悪いと思ったら、次の言葉で自問自答しましょう。

「手を加えるほど不自然か」という問いかけです。

不自然なら、バランスを取るために手を加える必要があるでしょう。

しかし、手を加えるほど不自然でなければ、そのままでかまいません。

それを心がければ、厚化粧になることはありません。

終わりのないメイクに、区切りを入れることができます。

決して厚化粧になることはないのです。

さりげなく美人に見えてくるメイク法則(12)
  • バランスが悪いと感じたとき「手を加えるほど不自然か」と問いかけて、次のステップを判断する。
生理による顔色の変化に、気づいていますか。

さりげなく美人に見えてくる30のメイク法則

  1. 薄化粧が好きという男性の本音。
  2. 「塗ればきれいになる」という考えから、卒業する。
  3. 「他人に見られても大丈夫」という、最低限のメイクばかりになっていませんか。
  4. ポジティブになるからメイクをするのではない。
    メイクをするからポジティブになる。
  5. メイクの技術は、仕事や恋愛に生かすことができる。
  6. ほくろの場所によっては、隠すのではなく、わざと目立たせるほうがいいこともある。
  7. 光を与えるハイライトは、少し明るめがちょうどいい。
  8. ビューラーを持った手を動かすのは、失敗のもと。
  9. 品質や評判より大切なビューラー選びのポイント。
  10. アイラインを目頭から描き始めるのは、難しい。
  11. ペンシルタイプのアイラインをぼかす、最も簡単な方法。
  12. なぜ、いつの間にか厚化粧をしてしまうのか。
  13. 生理による顔色の変化に、気づいていますか。
  14. 女性の肌は、本当に忙しい。
  15. 瞳がきらきら輝く、メイクテクニック。
  16. メイクで一番印象を決めるのは、目ではなく、実は眉。
  17. 「遊び心」は、メイクを上達させるキーワード。
  18. 専門用語を使うことで、化粧販売員は、本気になる。
  19. 自分の眉の毛並みを、知っていますか。
  20. 切るか、抜くか、剃るか。
    眉毛の手入れをする2つのルール。
  21. ペンシルとパウダーの両方を使い分けると、眉はもっと美しく仕上がる。
  22. ノーズシャドーは、ブロウライナーの最後の一工夫で、実現できる。
  23. 明るいアイシャドーは、目を大きくする。
    暗いアイシャドーは、目を小さくする。
  24. モテる女性は、アイシャドーに、季節感を取り入れる。
  25. アイシャドーとネイルの統一感は、さりげなく印象アップにつながる。
  26. 2色のチークを使えば、美しさのレベルがさらに上がる。
  27. 粉っぽいメイクの悩みは、フィニッシングブラシ1本で、解決できる。
  28. リップペンシルは、口紅ではなく、唇の色に近いものを選ぶ。
  29. おでこに自信があるなら、堂々と見せるほうが、美人に見える。
  30. メイクをしない決断が必要になることもある。

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