体力がなく、精神力もない人は「自分は何て恵まれていないんだ」と嘆きます。
たしかに人それぞれです。
生まれつき体力も精神力もある人がいます。
そういう人は、体力があるゆえに徹夜も乗り越えられるし、集中力もあるゆえに成績も上がります。
体力や精神力のある人は、言うまでもなく、すべてにおいて有利です。
しかし、生まれつきの性分だけで、本当にすべてが決まってしまうのでしょうか。
実は、体力も精神力もない人が、体力も精神力もある人に勝る方法があります。
それが、勉強なのです。
勉強をして賢くなれば、体力と精神力がなくても、それを補えます。
勉強をすると、心と体の使い方が、うまくなるからです。
「工夫ができるようになる」ということです。
賢さは、体力と精神力を超越します。
自分の特徴を知り、その特徴にあった心と体の使い方をすれば、体力と精神力があるように振る舞えます。
ささいな頭の使い方しだいなのです。
私はいつも朝早くに起きて本を書いていますが、私に睡眠不足でも早起きできる素質が備わっているからではありません。
単純に寝る時間を早くしているから、起きる時間も早くできるだけです。
夜は疲れも誘惑も多くて、執筆作業に集中できないから、集中できる朝に作業時間を移し、そのために早く寝ているだけのことです。
自分の個性と性格を知り「どうすればいいだろうか」と試行錯誤した結果、見つけ出した生活スタイルです。
ちょっと考え方を変えて、自分に合った生活スタイルにしているだけです。
もちろん寝つきが悪い日もあります。
そうしたときには、寝る前に部屋の電気を薄暗くする工夫をしたり、リラックスができるようにアロマを使ったりします。
ほかの人の生活スタイルを参考にしたり、睡眠について勉強をしたり、アロマについて学んだりと勉強した結果です。
体力や精神力がなくても、問題ではないのです。
体力や精神力がなくても、自分に合ったスタイルを勉強することで見つけて、実行すればいいのです。
体力も精神力もない人は、それだけの理由で諦めないでください。
打破する方法は、必ずあります。
体力も精神力もなければ、それを補える方法を勉強して、見つけ出してほしいのです。
勉強をして賢くなれば、自分のかけている体力と精神力を補うことができるのです。