学校ほど、さまざまな経験ができる場所はありません。
1つの校舎の中で、さまざまな科目も勉強でき、先生や友人との人間関係さえも学べる場所はありません。
「学校」という名前がついているだけに、その中で学べる量は、すごいものがあります。
まさに、人生に必要な基本的な学びを凝縮させた場所なのです。
そんな学校が、つまらないわけがないのです。
私は「学校がつまらない」という人は、もったいないと思います。
その素晴らしい恩恵に気づいていないだけです。
そういう人ほど社会に出てから「あのとき、もっと勉強しておくんだった……」と後悔することになるでしょう。
学生時代を終えた社会人は「学生時代はのんきでよかったな。もっと勉強しておくべきだった」と言います。
あなたの両親、社会人の知り合いなど、聞いてみればいいでしょう。
「学生時代は一生懸命に勉強をしたほうがいい」というアドバイスばかりのはずです。
往々にして学生のうちは、その恩恵には気づきません。
学校を卒業して社会に出たとき、どれだけ学校にお世話になっていたのかと気づき、恋しくなり、再び勉強がしたくなるのです。
私は社会人ですが、やはり「あのとき、もっと勉強しておくんだった」と思っている1人です。
「過去の、どの時期に戻りたいか」と聞かれれば「学生時代に戻りたい」と即答することでしょう。
当時は「つらい、大変だ」と思っていた学校生活も、今になって思えば、輝いて見えるのです。