自分の考えだけに頼って進めていくと、偏りがちになり、周りが見えなくなります。
会社経営においても、ワンマン経営では視野が狭くなり、経営に悪い影響を及ぼしてしまうといわれています。
私も書いて作っているのは、私1人ですから、主観的にならざるを得ません。
私が客観的な見方をすれば済むことですが、口に言うほど、簡単にできることではありません。
作っている側には、見ている側の感覚はなかなかわからないのです。
仕方ないといえば、仕方ない事情です。
私にとって、客観的な見方を知るために、クレーマーは重要な存在でした。
往々にして、クレーマーというのは、サイトを熱心によく見てくださるお客さまです。
よく見ていないと気づかないような、重箱の隅をつつくような指摘をしてくれます。
それは、私にとって客観的な見方を知るために、大切な情報源なのです。
HAPPY LIFESTYLEを運営している中で一番よくいただくクレームは「誤字脱字が多い」という指摘です。
朝の挨拶のように、よく話しかけられます。
私の大雑把な性格とスピードを重視した執筆作業のため、誤字脱字は出てしまいます。
自分では、大丈夫と思っても、私だけのようです。
ある日、誤字脱字対策のため「校正ソフト」を購入しました。
私の性格上の欠点を補うために、ほかの道具に頼ることにしました。
機械に頼っているため、人間のようなアナログな校正はできませんが、このソフトのおかげでだいぶ誤字脱字が減りました。
欠点を知れば、対策を立てることができます。
客観的な見方ができれば、改善策も見えてきます。
クレームや批判は、視野を広げるための大切な言葉なのです。