公開日:2008年9月13日
執筆者:水口貴博

正しい夢の見つけ方と実行の仕方

  • 「欲望の夢」も
    「奉仕の夢」も、
    どちらも抱いてはいけない。
正しい夢の見つけ方と実行の仕方

「欲望の夢」も「奉仕の夢」も、どちらも抱いてはいけない。

あなたにとって「夢」と言えば、どのようなイメージがあるでしょうか。
大きな家を持ちたい。
大金持ちになりたい。

自分を最大限に生かしきる夢を持つ。

人が考える夢でなければ、何が夢で、どうすればいいのでしょうか。
「自分のためにも、他人のためにもなる夢」です。
一方がダメなら、両方を叶える夢ならいい。

個性を否定しない。
個性を武器にする。

「なりたい自分になる」
成功哲学の本では、よく見かける言葉です。
なりたい自分になるために、自分の性格や個性を変えようというものです。

正しいかどうかは、体調がよくなるかどうかで、判断できる。

「私の夢は、本当に自分を生かしている夢だろうか」
「今、歩んでいる道は、本当に正しい道なのだろうか」
夢を語るうえで避けられない課題は「迷い」です。

プラス思考の人は、プラス思考を考えない。

「プラス思考になろう」と考える人は、マイナス思考の人が考えることです。
本当にプラス思考なら、すでになっていますから「プラス思考になろう」とは考えないからです。
「プラス思考になろう」と考えるのは、今マイナス思考だから、考えようとします。

川の流れに従うかどうかは、あなたしだい。

正しい夢の道に進んでいると「こんなにうまくいっていいのか」と思う現象が、次々と起こり始めます。
話がうまく進みすぎて、逆に不安になるくらいです。
そもそも自分が持ち合わせている天分を生かしているので、実現がスムーズになって当然です。

夢は、口にすればするほど、叶いやすくなる。

サンタクロースといえば、クリスマスの前夜にプレゼントを運んでくれる伝説上の老人です。
赤い服に白いひげのおじいさんが、大きな袋を持って、トナカイが引くソリに乗ってやってくるシーンが印象的ですね。
しかし、伝説上の人物ですから、現実の世界に実在するわけではありません。

夢が実現しない一番の理由は「諦める」から。

夢が叶わない理由は、さまざまです。
お金がない。
場所が悪い。

夢が叶わない人は、目をつぶる。
夢を叶える人は、目を開ける。

私たちが夢を見るときには、眠っているときに夢を見ます。
目をつぶっている状態です。
しかし、夢を見たいから目をつぶる睡眠とは違い、現実の夢実現まで目をつぶっていては大変です。

夢を叶えるのは、まず夢見ることから始める。

人間には、未来を思い描くという素晴らしい想像の力があります。
未来に起こる出来事を予想したり、こうなればいいなと思う出来事を想像したりします。
そういう頭で思い描いた出来事は、大変高い確率で実現します。

いつまでに、どうなりたいか。
そのためにどうすればいいのか。

「成功を想像すれば現実になる」
成功哲学には、決まって登場する言葉です。
一種の決まり文句のようなものです。

目に見えているものは、幻想。
見えないものこそ、現実。

私たちは、生きている今「目に見えているものが現実で、見えないものは幻想だ」と思っています。
そう思うのも、無理はありません。
見えるものは目で存在していることを確認できますから、容易に信じることができます。

緊急ではないが、大切なことをする。

私たち社会生活を大きく分けると、4つの活動に分類されます。
(1)緊急であり、大切なこと
(2)緊急であり、大切でないこと

人生は、いかに長く生きたかではなく、いかに濃く生きたか。

私は幼いころ、長生きができるのは幸せなことだと思っていました。
しかし、それは場合によります。
長く生きられれば、孫の顔を見ることができ、嬉しいことや楽しいことなどがたくさんあります。

走り終わって幸せになるのではない。
走っている最中に幸せになる。

私は今、この瞬間が一番幸せです。
そうなるような夢を掲げていますし、そうなるような工夫を凝らしています。
本を書くために多くの書物を読んだり、多くの経験をしたりして、教養を身につけます。

努力・我慢・義務は、そもそも夢の実現に必要ない。

多くの人が、我慢しながら頑張らないと夢の達成ができないと思い、励んでいます。
だから達成できません。
プロのスポーツ選手ほど、プレーを心から楽しんでいます。

夢を達成するためには、ほかの人と差をつける必要がある。

夢を達成するためには、ほかの人と同じことをしているうちは達成できません。
ほかの人と違うことをしているから、ほかの人と差がついていきます。
当たり前のことですが、いま一度、心に留めましょう。

無理なスケジュールは続かない。
余裕のあるスケジュールが継続する。

私は年間、最低30冊の本を書くことを目標として設定しています。
「最低30冊」は、余裕のある目標です。
年間52週間あり、1週間に1冊でも、52冊は書けます。

夢には「具体的な数字」を必ず入れること。

夢が達成できる人には、病的なまでの「書き癖」があります。
書く目的は、さまざまです。
・初心を忘れないため

他人の夢の大きさと比べない。

大きな夢を持ち、達成することが必ずしも素晴らしいとは限りません。
もちろん大きな夢を否定しているわけではありません。
結果として、金メダルや世界一などの夢が達成できていれば、素晴らしいことです。

障害すら、生かせば宝になる。

生まれつき、障害を持つ人がいます。
盲目の人は、目が見えないため、生活に不便が生じます。
しかし、目が見えない状態を生かせば、見えない目だからこそ、人生の本質が見えるようになり、生活が豊かになります。

夢を叶えるためには「社会や人のため」を意識する必要がある。

どんな夢でもそうですが、ある程度上達すれば、社会や人のために役立てられないか考えるようにしましょう。
もちろん初めは、自分が楽しむことが大切です。
しかし、上達もある域まで達すれば、積極的に人に喜んでもらえるように、工夫してみましょう。

夢の実現は「1パーセントの夢」と「99パーセントの行動」。

私の夢が実現し始めたのは、行動してからでした。
夢を描いていたのは昔からでしたが、なかなか思うように実現することはありませんでした。
しかし、今なら、なぜあのとき実現しなかったのかがよくわかります。

夢の始まりは1人から。
しかし、実現は、仲間の協力が必要。

夢の始まりは、ほとんどの場合、1人でスタートします。
そのときの名残があるせいか、大半の人が、そのまま1人で夢を実現させようとします。
もちろん1人のほうが気楽で集中できるからという理由もあるでしょう。

仕事の9割は、人に任せられる!

夢の実現には、人の協力が必要です。
1人で実現する夢もありますが、人生という限られた時間内で実現させるのは、難しいことです。
しかし、仲間を集め、仕事を任せるシステムを作ると、夢の実現が早くなります。

あなたが思っている不幸は、勘違いだった。

不幸だと思っているほとんどは、勘違いから生まれます。
恨みや憎しみや痛みが伴っているので、つらくて不幸な出来事だと思っているだけです。
起こった出来事の奥まで探れば、むしろ貴重な体験・経験・宝であることに気づきます。

夢を否定されて落ち込むのではない。
見返すチャンスができたことを喜ぼう。

夢を語ったとき否定されることはありませんか。
「どうせ無理だよ」
「できないに決まっている」

早く成功しようとしない。
地道な努力を重ねて、土台を固める。

「ローマは一日にして成らず」という格言があります。
ローマは、中世ヨーロッパのローマ帝国の中心都市として栄えました。
世界的に有名な芸術的建造物も、数多く存在します。

人の一生は、精神的な火を、次の世代へと伝えていくもの。

人の一生とは、キャンドルのようなものです。
キャンドルをちびちびと削りながら、光をともし、自分と周りを明るく照らします。
1本のキャンドルの光は小さくても、2本3本と重なれば、強く大きな光になります。

私は、いつでも本気です。

気づけば、この世に存在していた自分がいます。
私は、自分で自分を作ったわけではありません。
自分の肉体は、借り物です。

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