執筆者:水口貴博

大きなことを成し遂げる30の方法

5

100点を目指さなかったから、うまくいった。

100点を目指さなかったから、うまくいった。 | 大きなことを成し遂げる30の方法

どうしても外せない成功のポイントを、1つ紹介させてください。

私が3年半で、本を100冊も書けた理由の1つに「最初から100点を目指さなかったから」という理由があげられます。

100点を目指さなかったから、すぐスタートを切ることができました。

自分としては、60点から80点くらいを目安に書いているつもりです。

大雑把に、大胆に、率直に素直に書いて、もし間違えば「そのとき考えればいい」という軽い考えです。

一部の人からは批判を受ける方法ですが、そうする方法が最も成長が早いのです。

単純な話ですが、私は待ちきれなかった。

もともと書くことが好きな性格であり、自分の考えていること、思っていることを表現したい「表現欲」が強い性格です。

だから早く書きたくて、ウズウズして、落ち着かずにいられなかった。

好きなことが目の前にあるのに、飛びつかないわけにはいきません。

私は、好きなことに素直に飛びついた子どもなのです。

もちろん100点に近い文章を書くのが理想です。

質の高い文章は、目指すべき目標です。

しかし、それでは勉強に多くの時間を費やすことになります。

私は、待ちきれなかった。

100点を目指して練習や勉強しているうちにおじいさんになります。

「せっかく覚えたことも、年を取れば忘れるのではないか」と不安でした。

いつ、自分が病気になり、立てなくなり、死ぬのかわからないからこそ、早く始めたかったのです。

だからさっさと書き始めました。

若いうちに体力で勝負し、元気なうちに勢いを出し、記憶力がいいうちに覚え、やる気があるうちに行動しました。

「鉄は熱いうちに打て」といいますが、まさにそのとおりです。

行動は、速いほど質も高くなります。

では、足りない勉強や技術はどう勉強したのかというと、書きながら勉強していました。

自分に足りない知識や技術は、書きながら勉強をしていました。

本を書いてアウトプットをしては、読書を通してインプットします。

得られた知識をまたアウトプットの繰り返しです。

書きながらですから「ここをもっと勉強したほうがいいな」というときには、その都度修正が可能です。

こうすればもっとよい表現になるのではないかと頭で考えたことは、実際に指を動かして書いて検証します。

「うん、これはいいぞ」と思えば、そういう表現を自分の得意技にして、特色を出します。

もし私が100点を目指す性格なら、本を100冊も書くことができなかったでしょう。

完璧主義の人には、とうていおぼつかない目標です。

楽しいこと、わくわくすることをしていたので、気づけばもう100冊というところが正直な感想です。

「そんなに書いたっけ?」と思い、書いた作品を振り返ってみると「たしかに100冊も書いている!」と、驚いているくらいです。

そんなに書いた気はしない。

遊びに夢中で、気づいたらこんなに時間が過ぎていた感覚がありますよね。

その感覚に、大変そっくりです。

好きであるゆえに、楽しく続けられ、成長でき、気づけばこんなに書けていたわけです。

今、書いている瞬間でさえ「面白い。どきどきする。楽しいことばかりしている人生でいいのかな」と思うくらいです。

大きなことを成し遂げる方法(5)
  • 最初から100点を目指すのは、やめる。
お金がなければ、知恵を出せ!

大きなことを成し遂げる30の方法

  1. 100冊書いて、私は確信した。
  2. 勉強をしてから始めない。
    始めながら勉強をする。
  3. 何をしたいのかがわからないと、何をすればいいのかもわからない。
  4. 目的は「わくわくすること」を設定しよう。
  5. 100点を目指さなかったから、うまくいった。
  6. お金がなければ、知恵を出せ!
  7. クレーマーとは、無償の支援者。
  8. クレームや批判は、客観的な側面を知るきっかけになる。
  9. 中傷をしない。
    褒めることで話をする。
  10. 睡眠を軽く考えない。
    十分に寝ることが、成功への第一歩。
  11. 自分でなくてもできることは、お願いする。
    自分しかできないことに、集中する。
  12. 徹底的な自動化は、成功への近道。
  13. さまざまなジャンルの本を読むことは、心の栄養になるだけでなく、視野も広げてくれる。
  14. 継続は力なり。
    しかし、継続にも力が必要。
  15. おみくじは、大吉が当たるまで何度も引けばいい。
  16. 私に聞かれてもわからない。
    実際に体験すれば、すぐわかる。
  17. 言葉の力は強い。
    人生さえも変えてしまう力がある。
  18. 即興が、一番熱くて面白い。
    下書きをしすぎると、説明書のようになってしまう。
  19. 思い立ったらすぐ行動。
    実践に勝る勉強はない。
  20. 人との出会いが、一番嬉しかった。
  21. 大喜びをするのは、普段から嫌いなことをしているから。
  22. 批判をするばかりでは、何の解決にもならない。
    自分ができることから、始めよう。
  23. 仕事をしながらのおかげで、たくさんの経験ができた。
  24. 大好きなことほど、しすぎないように気をつけよう。
  25. 気分転換で、生活に栄養を与えよう。
  26. 100冊中の99冊は、自分の部屋以外で書いた。
  27. テレビをオフにすると、自分の時間が増える。
  28. 家族関係は、人生の土台である。
    見えないところで支えている存在。
  29. 私は自分の人生に、意味が欲しかった。
  30. 100冊目を書き終えたときに感じたことは、感動ではなかった。
    感謝だった。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION