自分磨きでは「100点」を目指さないことが大切です。
「100点を目指したほうがいいんじゃないの?」と思うかもしれません。
学校の試験では100点を目指すことを教えられるので、自分磨きでも100点を目指すものだと考えがちです。
「100点のダイエットを目指す」
「100点の筋トレをする」
「100点のスキンケアを目指す」
そんなふうに考えて取り組んでいる人も多いのではないでしょうか。
完璧主義の人ほど、100点を目指してしまいがちです。
もちろん達成できれば理想ですが、現実はそう簡単ではありません。
1つのミスや間違いを許さず、完璧にやり遂げようとするのは、想像以上に大変なこと。
人間は不完全な生き物です。
ミスや間違いがあって当然です。
1つのミスや失敗を許さない100点の自分磨きを目指すと、心身ともに疲弊してしまいます。
肉体的に無理をしやすくなるうえ、1つでも失点があると、ストレスを感じたり落ち込んだりして、精神的ダメージを受けるのです。
ダイエットでも、たまにチートデイを設けて、気楽にいきましょう。
無理なダイエットは続きません。
たまには炭水化物を取ったほうが長く続くのです。
社交の場では、ダイエットを忘れて食べたほうがコミュニケーションがうまくいきます。
筋トレも、たまには休む日があっていい。
1回くらいサボってもよし。
うっかりプロテインを飲み忘れることがあってもよし。
それくらいのことで、すぐ元通りにはなりません。
スキンケアも、サボることもあっていい。
たまには紫外線に当たることがあってもいいのです。
少しくらいしみができてもいいではありませんか。
紫外線は、体内でビタミンDを生成するために必要なものでもあります。
自分磨きは、60点を達成できればいいのです。
「たった60点?!」と思うかもしれませんが、実はそれで十分です。
多くの試験の合格ラインは、100点中60点以上をボーダーとしているように、自分磨きも60点でOKです。
そう考えると、気楽に考えられるのではないでしょうか。
ミス・間違いがあっても、自分を責めないでください。
ミスや失敗はあって当たり前だし、できないところもあってもよし。
「少しは間違いがあってもいいよね、たまには失敗もあってOK」
「100点でなくていい。60点で十分。40点くらい減点があっていい」
そう思うだけでも、ずいぶん気持ちが楽になるはずです。
自分磨きは「完璧」を目指すのではなく「最善」を心がけるようにしましょう。
自分磨きは、60点も取れれば、十分なのです。