自己投資には、失敗が存在します。
得られるはずのリターンが得られなければ、失敗です。
リターンがあったとしても、費やした時間・金銭に見合わないケースもあります。
この場合、完全な失敗ではありませんが、イエローカードといえます。
思うようなリターンが得られないからといって、すぐ失敗と断言するのはよくありません。
原因を追及したうえで、きちんとリターンが得られるよう修正・変更を行いましょう。
学びたいことがあって本を買いました。
ところが内容が難解でわかりにくく、なかなかページが進みません。
頑張って読んでも、意味がわからないので頭に残らない。
そんなときは買い直せばいいのです。
自分に合わない本を買ったせいで、スムーズに学べないということがあります。
いきなり上級者向けの本を買ったのかもしれませんし、文体が合わない本を買ったのかもしれません。
余分に費用はかかりますが、本1冊の値段なんて小さなことです。
失敗を分析したうえで、自分に合った本を買い直せば、スムーズに学べることでしょう。
読まなくなった本は、古本屋に売れば、少しは損失の足しになるはずです。
身につけたいスキルがあって、ビジネススクールに通います。
ビジネススクールにも良しあしがあります。
「この先生とは合わないな」「ちょっと間違っちゃったかな」と思ったら、変更を検討します。
別の先生に変えてみたり、思い切って別のビジネススクールに変えてみたりするのもありです。
評判や口コミを参考にして、今度こそ失敗がないようにするのです。
思うようにリターンが得られなくても、すぐ諦めるのではなく、修正・修正をしてください。
何が悪かったのか原因を突き止め、改善できるところは改善します。
ためらいがあるかもしれませんが、だからといって今のまま違和感を我慢しながら続けていても仕方ありません。
別途費用がかかったり、心理的な抵抗があったりしますが、それも含めて自分磨きです。
行き詰まっていたことも、あることを修正・変更を行うだけで、スムーズに進むようになることがあります。
近江商人の「損して得取れ」という言葉があるように、損をしても次の得に生かせればいいのです。
損をしても上手に生かせば、長期的に見たとき、得になるのです。