読みたい本があるにもかかわらず、安くなるまで待とうとする人がいます。
新刊は、数カ月経てば、古本屋で入手できるようになります。
中古の本であれば、新品価格より一回り安く手に入れられ、節約につながります。
読みたい本があっても、少しでも節約したいため、安くなるまで何カ月も待つのです。
しかし、これはまったく不要です。
我慢する必要はありません。
むしろ待ってはいけません。
自己投資に、余計な待機は不要です。
安くなるまで待っていたら、それだけ勉強するのが遅れます。
数日の遅れで、成長に差が生まれます。
ライバルとの差になり、収入の差になり、人生の差になるのです。
そもそも待ち始めると、キリがありません。
発売されたばかりの本が、すぐ古本屋に並ぶことはなかなかありません。
一般的には、出版からある程度時間が経ってから並び始めます。
古本の値段も、本の状態や出版からの経過年月に応じてどんどん値が下がります。
1,800円の本であっても、時間を味方に根気よく待ち続ければ、最終的に100円で買えることもあります。
その結果「もっと安くなるかもしれないから、もう少し待ってみよう」となり、いつまで経っても買えないジレンマに陥るのです。
自己投資は、1日でも早く始めるに越したことはありません。
1日でも早く始めたほうが回収期間も長くなります。
運用益が上がって、早くレベルアップできる。
早くスキルアップすることで、社内で早く活躍できます。
少々値段が高くても、読みたいときに本を買うのが一番です。
読みたい本は1日でも早く読みたいし、勉強できることは1日でも早く勉強したい。
もたもたしているとチャンスを逃します。
やる気は生ものです。
本が安くなっている数カ月後には、興味がほかのことに移っていて、読みたい気持ちがなくなっている可能性もあります。
だからこそ「善は急げ」です。
世の中に衝動買いをしていいものがあるとするなら、それは本です。
安くなるまで待つ必要はないのです。