習い事を始めると、できないところがたくさん見つかります。
「あれもできない。これもできない」と、ついできないところに目が向いてしまいがちです。
頑張っても、すんなりできません。
うまくいかないことが続くと、だんだん自信がなくなったり落ち込んだりすることもあります。
不器用な自分が嫌になることもあるかもしれません。
しかし初めて習うことですから、できなくて当然です。
「できないところ」という言い方には、ネガティブな響きがあります。
否定的な言い方をしていると、それだけで「悪いこと」のように感じてしまいます。
ここで発想を変えてみましょう。
できないところは、すべて「伸びしろ」と考えるのです。
できないからといって、永遠にできないとは限りません。
人は、成長する生き物です。
練習や努力を重ねていけば、少しずつできるようになります。
そこに少し個人差があるだけのこと。
「絶対無理」と思えることでも、地道に経験を積んでいけば、やがてできる日が来るのです。
「できないところがたくさんある」ということは「伸びしろがたくさんある」ということです。
これほど素晴らしいことはありません。
言い方を変えるだけで、印象がネガティブからポジティブへと180度変わります。
習い事は競争ではありません。
なかなかうまくできないことがあっても、焦らず急がず、時間をかけて取り組めばいいのです。
習い事では、尊敬できる先生もいるし、頼りになる仲間もいます。
心強いサポーターがいるのですから、永遠にできないということはありません。
長期的な視点を持ち、時間を味方につけ、気長に続けていれば、いつかできるようになります。
「伸びしろがたくさんある。いつかできるようになればいい。その日が楽しみだ」
そう思えば、やる気もモチベーションも高まります。
できないところがたくさんあるのは、それだけ可能性に満ちているということです。
できないことがたくさんある人は、実は幸せなのです。
自分の伸びしろに気づいて、こつこつ努力を続けていきましょう。
伸びしろを信じる人が、成長するのです。