失敗したときは落ち込み、成功したときは喜ぶ。
一見、人の自然な反応のように思えますが、ここに落とし穴があります。
結果の良しあしで一喜一憂すると、感情の波が激しくなります。
これはいわば「結果に振り回される」という状態です。
気分の上がり下がりが繰り返されると、心は次第に消耗していき、疲れを感じやすくなります。
あるとき心が折れてしまい、続ける力を失うこともあるのです。
習い事を長く続けるには「感情の波を一定に保つこと」が大切です。
精神的なスタミナには限りがあります。
むやみに消耗しないためにも「失敗しても落ち込まない。成功しても舞い上がらない」という姿勢がポイントになるのです。
失敗しても深く気にしません。
くよくよせず、前向きな考えでいきましょう。
「失敗はあって当然」
「さあ、もう一度やってみよう」
「まだまだこれからだ」
そんな楽観的な心構えでいいのです。
失敗しても下を向かず、前を向くことが大切です。
失敗したからといって、完全に可能性が閉ざされたわけではありません。
時間もチャンスもまだまだあるはずです。
たとえ心の傷があっても、時間がたてば癒えるものです。
引き続きファイティングポーズを保ち続け、次に進みましょう。
成功しても舞い上がりません。
嬉しくて浮かれたくなるかもしれませんが、高揚感は抑えましょう。
「今回うまくいったのはたまたまかもしれない」
「今はうまくいっても今後はわからない」
「調子に乗らないようにしよう」
そう自分に言い聞かせて、クールに構えることが大切です。
浮かれることは、油断を生む原因にもなります。
感情が高ぶりそうなときこそ、冷静さを保つようにしましょう。
結果の良しあしにかかわらず、できるだけ感情の波を一定に保つことです。
そうすれば、余計な消耗を抑えられます。
心の消耗が抑えられれば、それだけ習い事を長く続けられます。