1歩進めるから、お金をかけるのか。
1歩しか進めないから、お金をかけないのか。
それが問題です。
「たった1歩のため、お金をかけるのはもったいない」と考える人がいます。
これは「費用対効果」の考え方です。
たしかに費用対効果という点で見れば「1歩のためにお金をかけるのはもったいない」と感じるのも当然かもしれません。
「こんなにお金をかけているのに、これだけしか得られない」というときがあるもの。
お金をかけたわりに得られる前進が少ないと、意味が感じられず、取り組む意欲も湧きにくいものです。
しかし、たった1歩であっても、それが自分にとって大切な前進なら、勇気を持って踏み出すことです。
小さな1歩とはいえ、前進であることに変わりありません。
「大きな前進ができるときだけお金をかける」という考え方でいると、費用対効果の高いことしか選べなくなります。
自己投資は、費用対効果の問題ではありません。
小さな1歩ができるなら、前に進めるなら、取り組む価値はあります。
小さな1歩を繰り返すことで、やがて大きな道のりを歩んでいけるのです。
やるかやらないかを費用対効果の良しあしで決めると、成長の機会を逃してしまい、未来の可能性まで狭めてしまうのです。
1歩をばかにする人は、1歩で泣くことになります。
小さな1歩を軽んじないことです。
その1歩が、人生をがらりと変えるきっかけになることもあるのです。
費用対効果の小さなことでも、そこに自分の目指す未来があるなら、迷わず投資することです。
お金をかける意味は十分あります。
1歩を2回繰り返せば、2歩になります。
3回繰り返せば、3歩になります。
100歩、1000歩と積み重なり、大きな前進となります。
それがやがて、大きな成長と素晴らしい結果をもたらすのです。