ちまたでは「目標は必要だ」「目標は作るべきだ」といった声が聞かれます。
もちろん、目標は大切なものです。
目標とは、努力を向ける対象です。
合格・入賞・スコアなど、目指すべきものを設定することで、張りが生まれます。
おのずと集中力がアップし、スピードも生まれます。
やる気が出やすくなり、モチベーションも保ちやすくなるのです。
勉強でも仕事でも、目標を設定して取り組むことが推奨されています。
目標が効果的であるのは、疑いようのない事実です。
しかしだからといって、必須というわけではないのです。
「目標が必要」というのは「パフォーマンス」という観点で見た考え方です。
パフォーマンスを気にしないなら、無理に目標は作らなくてもいいのです。
たとえば、散歩では、当てもなくぶらぶら歩くのも悪くありません。
それはそれで、開放的でのんびりした時間を過ごせます。
「あっちに行ってみようかな」「次はこっちに行ってみようかな」と、そのときの気分で歩くのもいいものです。
英語の勉強をするとき、あえて目標を作らず、自由に学ぶのも悪くありません。
試験の合格を目指すわけでもなく、学びたいように学ぶのもいいものです。
外国人とコミュニケーションが取れるだけでも、楽しい時間を送れます。
ダンスを楽しむときも、必ずしも目標はありません。
音楽に合わせて、ただ気持ちよく踊るだけでも、十分充実した時間を送れます。
ストレス解消にもなるし、気持ちのいい汗もたっぷりかけるのです。
目標は、メリットばかりではなく、デメリットもあります。
目標を立てることで集中力アップやモチベーション維持につながる一方、目標に縛られ、ストレスを感じやすくなります。
「やらなければいけない」という感覚が生まれ、人によっては居心地が悪いと感じることもあります。
目標を達成できなければ、落ち込んでしまうこともあるでしょう。
目標を作らないことで、マイペースで取り組めます。
無理をしたり、何かに追われたりすることがなくなるため、ストレスはぐっと減ります。
そのときの気分で取り組むこともでき、自由な雰囲気を楽しめます。
目標がないことで得られるメリットもあるのです。
「目標が必要」という声に惑わされないでください。
「目標がない=怠けている」ではありません。
目標があるのも素晴らしいですが、目標がないのも素晴らしい。
成果や効率だけがすべてではありません。
成果主義・効率主義から離れ、自由気ままで取り組むのもいいものです。
目標を作らないほうが、生きやすいこともあるのです。