自己投資と聞くと、金額が大きいものほど効果も大きいと思われがちです。
一般にはそのとおりですが、あくまで傾向です。
傾向には例外もあります。
金額が大きいのに、ほとんど効果がないものもあります。
何万円・何十万円もする自己投資なのに、ほとんど効果が見られず「お金を払っただけ」という悲しい結果のときがあるのです。
たとえば、スクールに通うとき、初心者が上級者向けの授業を受けても、ちんぷんかんぷんです。
レベルが合っていなければ、授業についていけません。
内容を理解できなければ、ただ高いお金を払って終わりということになります。
これぞまさしく「お金をどぶに捨てる」です。
「とりあえず金額が大きいもの選んでおけば間違いない」と思うのではありません。
「金額が大きいから効果も大きいはず」と勝手に思い込んでいると、落とし穴にはまります。
一方、逆のパターンもあります。
金額は小さいのに、効果が大きいものもあります。
たとえば、本を読むことです。
本を読むことは、コストパフォーマンスの高い自己投資の1つです。
本は、安価なわりに得られるものが多いのが特徴です。
本も、先人の知識や知恵が詰まった作品です。
どんな本も、きちんと読めば、多くのことが得られます。
古本屋で安く本を購入できれば、コストパフォーマンスがアップして、ますますお得といえます。
お金も貴重なリソースです。
一部のお金持ちは例外として、大半の人は限られたお金でやりくりをしています。
できるだけコストパフォーマンスが良いものを選ぶに越したことはありません。
自己投資にはさまざまな種類があります。
金額は大きいのに効果が小さいものもあれば、金額は小さいのに効果が大きいものもあります。
これを一律に述べることはできません。
「本当に効果があるのだろうか」「自分に合っているものだろうか」とじっくり考えてみることです。
金額だけを見て、効果を想像するのではありません。
きちんと中身にも目を向け、得られる効果までしっかりチェックしてみることが大切です。
コストパフォーマンスの良い自己投資だけがすべてではありませんが、無駄遣いがないようにすることは大切です。
自己投資は、コストパフォーマンスにも目を向け、お金を有効活用できるようにしましょう。
お金を節約できれば、別の自己投資に向ける余裕も生まれます。