後ろを振り向かず、急に道を曲がる人がいます。
これは子どもに多いです。
自転車をこいでいて、追い抜き際、急に走りだした子どもとぶつかる事故があります。
「魔の7歳」という言葉がありますが、まさにそれです。
交通事故に遭うのは、7歳前後の子どもが目立ちます。
安全確認がまだきちんと身についていない年ごろです。
子どもは急に走りだすことがあって、交通事故に遭いやすいのです。
これは本当に危険です。
大人であれば、振り向いて後方を確認してから曲がりますが、7歳前後の子どもはまだそういう確認習慣が乏しい。
自転車と歩行者の交通事故は少なくありません。
自転車ならまだしも、車だったら大変です。
命に関わる事故になり、取り返しがつかなくなることもあります。
振り向くことは、車でいうウインカーです。
自分が後方を確認する意味もありますが、それだけではありません。
後方の自転車や車に対して「今から曲がりますよ」という合図になります。
前方にいる人が振り向いたら「この人は曲がろうとしているのだろう」とわかり、スピードを落として注意ができます。
「後方から音がしないから大丈夫」と思ってもわかりません。
音がしなくても、近づいていることがあります。
小走りくらいなら音がしません。
自転車も音がしません。
電気自動車も、ガソリン車と違って、静かに走行します。
急に曲がると、後ろから追い抜く人や車と接触して大変危険です。
歩道であっても、勢いよく自転車を走行する人がいます。
歩行者の立場で道を曲がるときは、後ろを振り向く癖をつけておきましょう。
まれに大人でも身についていない人がいます。
大人でまだ身についていないなら、きちんと癖にしておくことをおすすめします。
いちいち振り向くのは面倒に思えますが、自分のためです。
ささいな癖ですが、命に関わる大切な癖なのです。