話がこじれることがあります。
早く話をつけたいところですが、なかなかまとまりません。
そのまま話を続けると、ますますこじれていくばかりです。
話の糸がもつれて仕方ないときがあるものです。
話がこじれたときはどうするか。
原点に返ることです。
話がこじれたときは往々にして原点からそれています。
いつの間にか話がねじれたり、変な方向に進んでいたり、論点がすり替わっていたりしています。
お互いの認識にずれが生じている状態では、どれだけ話し合っても合意には至りません。
話がこじれたときこそ、原点に返ることが大事なのです。
たとえば、進学のことで親と話がこじれたときは、原点に返りましょう。
将来就きたい仕事のために進学するのか、選択肢を増やすために進学をするのか、ただ何となく進学したいのか。
「何のために進学するのか」という原点に返ると、話がまとまりやすくなります。
交渉で話がこじれたときも、原点に返りましょう。
金額についての交渉なのか、環境改善についての交渉なのか、誰のための交渉なのか。
「何のための交渉だろうか」と思い出すと、霧が晴れて、話がすんなりまとまります。
原点に返れば、たいていはうまくいくものです。
もつれていた糸がほどけ、話がまとまりやすくなるのです。