執筆者:水口貴博

仕事をスムーズに進める30の手順の工夫

12

真の交渉術とは、お互いのメリットを考えること。

真の交渉術とは、お互いのメリットを考えること。 | 仕事をスムーズに進める30の手順の工夫

「お願いがあります」

こう言われたとき、あなたはどう感じますか。

おそらく聞いた瞬間、身構えたり警戒したりしてしまうでしょう。

お願いがあるということは、こちらに何か負担がかかるということです。

「どんなお願いだろうか。面倒で負担のかかる仕事だと嫌だな」

連想するのは悪いことばかりです。

それは誰でも同じです。

私も構えますし、誰でも構えるでしょう。

何か大変な話がやってくると思い、身構えてしまいます。

事実、無理なお願いなら、なかなか話は前に進みません。

自分のメリットだけを押し通しますから、相手は嫌な顔をして、交渉が決裂してしまいます。

しかし、これも工夫しだいです。

少し工夫をするだけで、いい。

どうするのかというと、自分のメリットだけでなく、相手のメリットも考えます。

あなたのお願いを受け入れることで、相手が受けられるメリットを考えます。

できるだけたくさんあるほどいい。

「私もあなたもメリットがあります」

そうするとWIN&WINの関係になります。

お互いにとって前向きな内容になるため話は摩擦なく進み、あっという間にOKをもらえることでしょう。

私たちはお願いをするときに、自分の意見だけを一方的に押し通してしまいがちです。

自分のメリットばかりではなく、きちんと相手のことも考えることです。

それが一番摩擦は小さい。

真の交渉術とはお互いのメリットを考えることなのです。

仕事をスムーズに進める手順の工夫(12)
  • 相手のメリットも考えて、お願いを切り出す。
「はい。
わかりました」の後は必ず復唱する。

仕事をスムーズに進める30の手順の工夫

  1. 計画を立てる手間が、最も手間を少なくさせる。
  2. 雨の日は、いつもより通勤に時間がかかる。
  3. 視覚からの刺激をシャットアウトすれば、疲れや体力が回復しやすくなる。
  4. 理由を3つ挙げるだけで、説得力は格段に向上する。
  5. メールによる賛成の募集は、返信不要を基本にする。
  6. 複数のペンは1本にまとめて能率アップ。
  7. 人間は、想像する生き物。
    イメージトレーニングを最大限に活用せよ。
  8. 仕事をスムーズに進めるキーワードは「3」。
  9. 朝一と午後一の電話は、話がうまくまとまりにくい。
  10. 神様は、あなたの段取りを試している。
  11. わざと長めに宣言して、早めに終わらせる。
  12. 真の交渉術とは、お互いのメリットを考えること。
  13. 「はい。
    わかりました」の後は必ず復唱する。
  14. 高級な包装紙と箱を使えば、プレゼントのグレードが向上する。
  15. アナログ式の時計をデスクに置くだけで、時間感覚は自然と身につく。
  16. なぜ段取りがいい人のデスクの上は、ひどく散らかっているのか。
  17. 段取りがいい人は、頻繁に使うものと、そうでないものを区別している。
  18. ワンフレーズを心がけると、自動的にキーフレーズになる。
  19. 「できるかもしれない」と考えていると、本当にできる。
  20. 知らない場所でも、人に聞けば迷わない。
  21. 真の引き継ぎとは「仕事」だけでなく「感情」までも引き継ぐこと。
  22. 試行錯誤をしていないうちから、諦めない。
  23. 人の数だけ、可能性は大きくなる。
  24. 成功する人は、他人の失敗を笑うのではなく、参考にする。
  25. テンプレートを使えば、手間と時間が激減する。
  26. 「こうすればうまくいく」という仕事の型を作っておく。
  27. 儀式があると、仕事がはかどりやすくなる。
  28. 「記号」や「略語」を使えば、メモする力が劇的に向上する。
  29. 休憩は「仕事の区切り」で入れると、ミスやトラブルが少なくなる。
  30. 大きな要求には段階がある。

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