日常では現金を直接手渡すことがあります。
たとえば、謝礼金を手渡すケースがあるとします。
普通に現金を手渡せば十分と言いたいところですが、上品を心がけるなら、意識しておきたいポイントが3つあります。
1つ目のポイントは「封筒に入れること」です。
現金を裸のまま渡すのはマナー違反です。
周りの目もあり、現金が人の目に触れるのははばかられます。
現金が直接目に触れるのはインパクトがあり、抵抗を感じる人も少なくありません。
海外旅行では、露骨に現金を見せるのは盗難リスクを高める行為とされ、避けるべきとされています。
現金を直接手渡すときは、封筒に入れるのがマナーです。
封筒は、高級なものである必要はなく、普通の茶封筒で十分です。
2つ目のポイントは「新札を心がけること」です。
相手に立場になってみたとき、しわしわのお札より、きれいな新札のほうが気持ちがいいですね。
同じ金額であっても、ぴんと伸びた新札のほうが好印象を持つことでしょう。
もちろん新札は必須というわけではありませんが、できるだけ意識しておくのがいいでしょう。
いつも財布に新札を入れておくと便利です。
銀行のATMでは両替機が設置されていることがあります。
両替機には新札が入っていることが多いので、一度チェックしてみるといいでしょう。
新札に対応している両替機なら、窓口に行かなくても、一定枚数まで手数料なしで新札に両替してくれます。
3つ目のポイントは「お礼の言葉を添えること」です。
「どうぞ」の素っ気ない一言より「ありがとうございました」とお礼の言葉を添えて手渡すほうが、上品な印象がアップします。
手渡すときも、片手ではなく、必ず指をそろえて両手で行いましょう。
頭を下げながらお礼の言葉を言えればパーフェクトです。
この3点を心がけると、相手は「丁寧だな。品がある人だな。きちんとした人だな」と好印象を持ちます。
どれも簡単にできることなので、ぜひ意識してみてください。