公開日:2023年11月11日
執筆者:水口貴博

ピンチを楽しむ30の方法

29

「知っていることばかりだった」より「大切なことを再確認できました」。

「知っていることばかりだった」より「大切なことを再確認できました」。 | ピンチを楽しむ30の方法

本の感想に「知っていることばかりだった」と書く人がいます。

「目新しいことはなかった」「当たり前のことしか書いてなかった」という記載も見かけます。

ネットのブックレビューでよく目にする感想です。

率直な感想かもしれませんが、注意したいポイントです。

「知っていることばかりだった」は、少々批判的です。

値打ちがないと言っているかのように聞こえ、あまりポジティブな印象がありません。

どんな著者も、身を削りながら執筆しています。

著者は、忙しい合間を縫って一生懸命本を書きました。

1冊を仕上げるのに膨大な時間と労力がかかります。

執筆から出版まで多くのプロセスがあり、1年以上かかることも少なくありません。

本とは、知識と知恵の結晶であると同時に、血と汗の結晶でもあるのです。

「目新しいことはなかった」というレビューを見れば、著者は心を痛めるに違いありません。

「知っていることばかりだった」と書きそうになったら、表現を工夫しましょう。

「大切なことを再確認できました」という表現にすればいいのです。

前に一度どこかで見たことがあるという内容もあるかもしれません。

すでに知っている内容であれば、それはそれで再確認になります。

大切なことを再確認できたという表現には、肯定的な意味が伴い、ポジティブ感もあります。

「よく見かけるということは、そのくらい大切なことなんだな」とわかります。

私たちは、基本的なこと・当たり前のことほど忘れがちです。

本の内容が知っていることばかりだったとしても、読むことでリマインドできます。

再確認ができたと思えば「読んで良かった」「読んだ意味があった」という満足につながります。

「大切なことを再確認できました」というレビューを見れば、著者は頑張ったかいがあったと嬉しく思うでしょう。

「知っていることばかりだった」より「大切なことを再確認できました」のほうがポジティブです。

著者への感謝の言葉になります。

自分にとってもプラスになります。

言わんとしていることは同じでも、表現の違いで、これほどの差が生まれるのです。

ピンチを楽しむ方法(29)
  • 「知っていることばかりだった」は「大切なことを再確認できました」という表現に変える。
ピンチを乗り越えた後は、お礼行脚。

ピンチを楽しむ30の方法

  1. ピンチは、神様からの抜き打ちテスト。
    どれだけ難しくても、必ず解法が存在する。
  2. ピンチにパンチをお見舞いしよう。
  3. 解決策が見つかれば、ピンチの半分は終わっている。
  4. なぜ占いの結果が良いのに、ピンチが起こるのか。
  5. 「人の力を借りることも仕事の1つ」
  6. ピンチは、にこにこしながら対応するのが良い。
  7. ピンチのない人生ほど、つまらない人生はない。
  8. 修正を楽しむ。
    改善を楽しむ。
  9. ピンチのときに聴く音楽を決めておこう。
  10. 人のアドバイスに「なるほど」と答える人が、ピンチを乗り越える。
  11. 形だけの謝罪だから、許してもらえない。
    心からの謝罪だから、許してもらえる。
  12. ピンチのときの借金には、十二分に注意する。
  13. トラブルが起こったら、自分にお祝いの声をかけよう。
  14. ピンチを乗り越えた快感は、ピンチを乗り越えた人しか味わえない。
  15. ピンチのときこそ、ストレス対策が重要。
  16. 「お知恵を拝借させてください」のフレーズを使えば、快く相談に乗ってもらえる。
  17. 叱られたら「申し訳ございません」から始めることが大切。
  18. ピンチのときほど「配慮の心」を忘れない。
  19. 同じ立場の人を思い浮かべると、安心感が生まれ、やる気も湧いてくる。
  20. 普通のトラブルを、ピンチと呼ばない。
  21. 「どうでもいい」ではなく「何とかする」と考えよう。
  22. どれだけ大変なピンチでも、法に触れることはしない。
  23. 「何もしないのがベスト」ということもある。
  24. 「かっこいい姿を見せたい」という気持ちも、素晴らしいモチベーション。
  25. トラブルが多いのは、たくさんチャレンジができているからだ。
  26. スムーズに仕事をする上司だからといって、今までトラブルがゼロだったわけではない。
  27. 相談しても、相談しまくるな。
  28. できないときは、できないことをはっきり伝えるのが良い。
  29. 「知っていることばかりだった」より「大切なことを再確認できました」。
  30. ピンチを乗り越えた後は、お礼行脚。

同じカテゴリーの作品

プラス思考」の人気記事

1
プラス思考
ポジティブになれない原因は、行動しないから。
ポジティブ思考になる30の方法
2
プラス思考
ネガティブな人は、複雑に考える。
ポジティブな人は、シンプルに考える。
ポジティブ思考になる30の方法
3
プラス思考
気持ちはなくていいから、とにかく癖にしてしまう。
ポジティブ思考になる30の方法
4
プラス思考
「どうせできない」はネガティブになるおまじない。
「何とかなる」はポジティブになるおまじない。
ポジティブ思考になる30の方法
5
プラス思考
嫌なことがあったときは、意味のあることと考える。
明るい性格になる30の方法
6
プラス思考
足りないのは、自分を褒める習慣。
暗い気持ちがぱっと明るくなる30の方法
7
プラス思考
相手を変えようとすると、うまくいかない。
自分を変えようとすると、うまくいく。
ポジティブ思考になる30の方法
8
プラス思考
「積極的な人間関係」でポジティブになる。
ポジティブ思考になる30の方法
9
プラス思考
「明るい人」になりたければ「行動する人」になればいい。
明るい性格になる30の方法
10
プラス思考
すべてうまくいかないときは、神様からの「休憩しろ」というメッセージ。
暗い気持ちがぱっと明るくなる30の方法

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION