誰でも人に振り回されなくありません。
人に振り回されると自由が制限され、自分らしく行動できません。
「どうしてそんなことをしないといけないの?」と思うことが増えて、疲れやすくなります。
他人を軸にして生きることになるためストレスや不快感があっていらいらするでしょう。
自分が乱暴に扱われているような感じがあって「私は物ではない」と文句を言いたくなります。
振り回してくる人がいれば、その人に抵抗を感じるでしょう。
時には嫌いになるかもしれません。
「振り回されるのが好き」という人もいるかもしれませんが、少数です。
変わり者でもないかぎり、普通は人に振り回されたくないと思うものです。
さて、ここで視点を変えてみましょう。
「人に振り回されたくない」と言いつつ、人を振り回していないでしょうか。
自分がされることは気にしても、自分がすることには気にしないことが多いもの。
自分がされて嫌なことは、人にとっても嫌なことでしょう。
あらためて自分の言動を振り返ってみてください。
当てはまることがあれば要注意です。
自分も人を振り回しているかもしれないと言えるでしょう。
自分がされて嫌であるように、やはり人を振り回すのもよくありません。
相手は不快感を覚え、あなたに抵抗を感じるでしょう。
今は人間関係がうまくいっていても、悪くなるのは時間の問題です。
人を振り回さないことが大切です。
「自分は大丈夫」と思う人でも、一度立ち止まって考える必要があるでしょう。
いつの間にか振り回しているようであれば、言動を改める必要があります。
自分勝手に行動するのではなく、相手の様子をうかがったうえで行動しましょう。
話し合いが必要であれば、一方的にこちらの要望を押し付けるのではありません。
きちんと相手の要望にも耳を傾け、応えるようにします。
相手の考えを聞いたうえで、双方が納得する形でまとめれば、トラブルになることはありません。
相手にお願いするときは、命令口調ではなく、依頼口調を心がけます。
「○○していただけませんか」とうかがうような言い方でお願いしてみましょう。
丁寧な言い方をすれば、相手は快く受け入れてくれるでしょう。
たとえお金を支払う立場であっても、最低限のマナーは必要です。
「お金を払っているのだから」と偉そうにふんぞり返るのではありません。
お金を払ったうえで「どうぞよろしくお願いいたします」と丁寧な姿勢になりましょう。
きちんと相手に配慮した言動を心がければ、振り回すことはなくなります。
自分にされて嫌なことは、人にもしないことです。
振り回さない人は愛されるようになります。