執筆者:水口貴博

感じのいい人になる30の方法

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お礼を伝える場面で「すみません」と言わない。「ありがとうございます」と言ったほうが好印象。

お礼を伝える場面で「すみません」と言わない。「ありがとうございます」と言ったほうが好印象。 | 感じのいい人になる30の方法

同僚がたくさんの荷物を運んでいて苦労している様子でした。

1人で運ぶのは大変そうなので、荷物運びを手伝うと「すみません」と言われました。

前を歩いている人がハンカチを落としました。

ハンカチを拾って声をかけると「すみません」と言われました。

友人がパソコンの設定に困っているとのことで、手伝いました。

設定が完了すると「すみません」と言われました。

頭を下げながら「すみません。すみません」と何度も言う人もいます。

本人は「気にかけてもらって申し訳ない」「手間をかけてしまい申し訳ない」の意味で使っているのでしょう。

謙虚の意味で使っているのはわかりますが、すっきりしない印象を受けるのではないでしょうか。

「すみません」は謝罪のときに使うフレーズです。

おわびのニュアンスの強い。

謝る場面であれば「すみません」と言うのも自然ですが、お礼を伝える場面で使っている人が少なくありません。

お礼を伝える場面で「すみません」と謝ると、感謝がうまく伝わりません。

感謝より謝罪の気持ちが伝わってしまいます。

場違いな一言のため、すっきりした空気が広がります。

相手は「どうして謝るのだろう?」と首をかしげるでしょう。

相手に気を遣わせたり雰囲気が堅苦しくなったりします。

悪い言葉ではありませんが、改善したいポイントの1つです。

「すみません」が口癖になっている人は要注意です。

いつの間にか日常に謝罪の言葉があふれかえっている可能性があります。

お礼を伝える場面では、お礼の言葉が適切

お礼を伝える場面では、謝罪の言葉より感謝の言葉が適切です。

お礼の言葉を述べるから、きちんと感謝の念が伝わります。

言葉の響きが良いので、気持ちのいい余韻が残ります。

相手も「喜んでもらえて良かった!」と満足できます。

あなたが最近「すみません」と口にしたのはいつでしょうか。

自分の言動を振り返ってみると「ありがとうございます」のほうが適切というケースが少なくありません。

「すみません」と言いそうになったら、一呼吸置いて「ありがとうございます」と言い換えられないかチェックしてみてください。

感謝の気持ちは、感謝の言葉で伝えたい。

気持ちの良い余韻を残すと、幸運の風が吹くのです。

感じのいい人になる方法(18)
  • お礼を伝える場面では「すみません」ではなく「ありがとうございます」という言葉を使う。
「そうなると思っていた」は、後出しじゃんけんと同じ。
感じの悪いルール違反。

感じのいい人になる30の方法

  1. 感じをよくするために意識することは1つだけ。
    「相手を尊重すること」。
  2. 命令系でお願いするから、感じが悪くなる。
    疑問形でお願いすれば、感じが良くなる。
  3. 物を手渡すとき、承諾の一言を添えて差し出す人が、愛される。
  4. 「10割のいい人」を目指すから、苦しくなる。
    「7割のいい人」を目指せば、楽になる。
  5. 人相をよくする基本は「真似」にある。
  6. 否定の言葉を使うと、感じが悪くなる。
    肯定の言葉を使うと、感じが良くなる。
  7. 相手の名前を聞くだけで、あなたはいい人になれる。
  8. 謝る場面で「ご指摘ありがとうございます」とごまかしていないか。
  9. お礼の言葉を強調する一工夫。
  10. 人に振り回されたくないと言いつつ、人を振り回していないか。
  11. 素直に他人を褒めると、自分の長所や才能を発見できる。
  12. マウンティングほど見苦しい行為はない。
    すればするほど品位を下げる。
  13. 相手が喜ぶ褒め言葉は、嘘でもお世辞でもいいから、どしどし言ったほうがいい。
  14. 「お撮りしましょうか」と声をかけるあなたは、優しい人。
  15. 言いかけてやめることほど、感じの悪い話し方はない。
  16. 自分の話が終われば「あなたはどう?」と聞き返すのが、コミュニケーション。
  17. 科学的に証明されていない話題には、十分注意する。
    「信仰」「宗教」と同等の重要性がある。
  18. お礼を伝える場面で「すみません」と言わない。
    「ありがとうございます」と言ったほうが好印象。
  19. 「そうなると思っていた」は、後出しじゃんけんと同じ。
    感じの悪いルール違反。
  20. アドバイスを求めておきながら反論するのは、マナー違反。
    二度とアドバイスをしてもらえなくなる。
  21. 「無理を言ってごめんなさい」と言えば、無理なお願いを聞いてもらいやすくなる。
  22. 肯定・理解・同意の言葉は、二度繰り返すと、失礼になる。
  23. 人の本性が現れるのは、勝ったときではなく、負けたとき。
  24. ポケットは「物入れ」のために作られた場所。
    意味もなくポケットに手を入れない。
  25. 寝起きが悪くても、八つ当たりしない。
  26. より良い人間関係には、意思表示が必要。
    相手の顔色をうかがって本音をごまかしていると、薄っぺらい人間関係になる。
  27. 感じのいい人は、言い訳をしない。
    素直に謝るから、感じがよくなる。
  28. 感じのいい対応と出会ったら絶好のチャンス。
    すぐ取り入れ、真似をしよう。
  29. 贈り物をいただいたら「ちょうど欲しいと思っていたところです」と言おう。
    1ミリでも気持ちがあれば、嘘にはならない。
  30. 下品な人は、大きな足音で歩く。
    上品な人は、静かな足音で歩く。

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