自分の長所や才能を発見するにはどうすればいいのでしょうか。
自分の長所や才能を見つけたいなら、素直に他人を褒めるようにしてください。
なぜ他人を褒めると、自分の長所や才能を発見できるのか。
それは、素晴らしいところを見つける力が鍛えられるからです。
他人を褒めるためには、相手の長所に注目することが必要です。
他人を褒めるとはいえ労力を要します。
いいところを見つけるのは、悪いところを見つけるより大変です。
観察力・洞察力・集中力が必要になり、きちんと意識しなければできません。
「素晴らしいところに目を向ける」という点においては、自分も他人も同じこと。
他人を褒めると、長所を見つける力が鍛えられ、自分にも応用できるようになります。
結果として、自分の長所も見つけやすくなるのです。
自分の長所を見つけたいなら、どんどん他人を褒めていきましょう。
「褒めるのが面倒くさい」と嫌がったり「褒めると負ける」と意地を張ったりするのはよくありません。
大切なのは「素直な気持ち」です。
素晴らしいところが見つかれば、優劣も勝ち負けも意識せず、素直な気持ちで褒めましょう。
「褒めるところがない」と思うのは誤解です。
どんな人にも1つくらい褒めるところがあるはずです。
努力する人なら「努力家」と褒めることができるでしょう。
勉強を頑張る人なら「勉強熱心」と褒めることができるでしょう。
特別なことでなくてもかまいません。
真面目な人なら「真面目」と褒めることができます。
相手に優しさを感じたなら「優しい」と褒めることができます。
宝探しをするつもりで探し出してみてください。
たとえ「ダメ人間」と言われる人であっても、その人特有の魅力や素晴らしさがあるはずです。
のろのろしている人なら「自分のペースを大事にしているね」と褒めることができるでしょう。
他人を褒めることが習慣になると、どんどん自分の長所に気づく力も強くなります。
長所は、才能とも深いつながりがあります。
才能とは「特に優れた長所」と言い換えられます。
特に優れた長所は、磨けば磨くほどさらに輝き、才能へと変わっていきます。
他人を褒めると、自分の長所だけでなく、才能も発見できるのです。
日頃から褒めることを習慣にしていきましょう。
そして相手に喜んでもらうことを自分の喜びとしましょう。
あなたが褒め上手になるころには、自分の長所や才能も発見できているはずです。