選択肢があって、迷うことがあります。
迷っているとはいえ、意外とエネルギーを消耗します。
迷う時間は、生産的な時間でもクリエイティブな時間でもありません。
ただの不毛な時間です。
「どうしよう、どうしよう」と迷う時間だけが過ぎていき、その時間に何かが生まれることはありません。
そのため迷う時間は、少なければ少ないほどいい。
迷いが生じたとき、イエスであれノーであれ、少しでも早く決断して、前に駒を進めることが大切です。
では、どのような基準で選べばいいのでしょうか。
ここで参考にしたい判断基準があります。
わくわくしながら迷うなら、両方選びましょう。
わくわくしているということは、心がポジティブに反応している証拠です。
「どちらも好きだ! どちらも魅力的だ! どちらも選びたい!」という本音があります。
興味関心があり、期待や喜びで心が弾んでいて、前向きな気持ちがあります。
「どちらも選びたい」と思っているなら、両方選ぶのが正解です。
たとえば、レストランでパンケーキとパスタで迷ったら、両方注文すればいいのです。
少しお金はかかりますが、一度で二度楽しめます。
両方を楽しむことで、幸せも2倍になります。
幸せを制限する必要はありません。
欲張りな選び方に思えますが、誤解です。
人生の貴重なチャンスを生かす選び方です。
人生を楽しむためにも、チャンスが目の前にあれば、貪欲になっておくことが大切です。
したがって、わくわくしながら迷うなら、両方選ぶのが正解です。
もやもやしながら迷うときもあるでしょう。
もやもやしているということは、心がネガティブに反応している証拠です。
「どちらも嫌だ。いまいち納得できない。どちらも選びたくない」という本音があります。
もやもやしながら迷うなら、両方選ばないほうがいい。
もやもやしながら迷うということは「どちらも嫌だ」という本音がある証拠です。
もやもやがあるということは、何らかの不安や懸念点があるともいえます。
心にしこりが残っている状態で無理に選ぶと、後悔を招く可能性があります。
「やっぱり選ぶべきではなかった。何だか嫌な予感がしていた」と後悔することになるでしょう。
不安や懸念があるなら、それを解消させるのが先決です。
心の違和感には敏感になっておくことが大切です。
明確な根拠がなくても、違和感には正直になっておくほうがいい。
健康や財産が関わることならなおさらです。
少なくとももやもやが晴れるまでは、判断を保留しておくのが賢明です。
したがって、もやもやしながら迷うなら、両方選ばないのが正解です。
もちろん現実は、そう単純にいかないことがあるでしょう。
実際は予算や時間が限られていたり、一方を選ばざるを得なかったりする条件などがあるはずです。
あくまで理想論ではありますが、迷ったときの判断基準の1つとして覚えておく分には損はないはずです。
理想論ではありますが、人生における幸福論でもあるのです。