執筆者:水口貴博

逆境を乗り越える30の方法

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間違えるから慌てるのではない。慌てるから間違える。

間違えるから慌てるのではない。慌てるから間違える。 | 逆境を乗り越える30の方法

残り時間が少なくなったとき、私たちは焦りを感じます。

試験の残り時間が少なくなると「時間がない。早く問題を解かなきゃ!」と焦ります。

納期の期限が迫ると「もう余裕がない。急いで終わらせよう!」と焦ります。

試合で秒読みに入ると「最後のチャンスだ!」

タイムプレッシャーを感じると、きゅっと心を締め付けられる感覚になる。

時間に敏感になって、1分1秒が重く感じられるようになります。

間違えるのは、こういうときです。

残り時間が少なくなると、タイムプレッシャーが生まれます。

焦ると、余裕がなくなって、視界も狭くなります。

残り時間ばかりが気になってしまい、目の前のことに集中できなくなる。

そして、つまらない間違いを犯してしまいます。

普段なら絶対間違えないようなところで、なぜか間違いを犯してしまう。

後になって振り返ると「どうしてこんなところで間違ってしまったのだろう」と不思議に思います。

初歩的な間違いを犯してしまい、自分が恥ずかしくなるのです。

それだけではありません。

一度間違えると、さらに焦りが高まり、ますます間違いを引き起こしやすくなります。

「何とか挽回しなければ!」と帳尻を合わせようとした結果、注意力が低下して、不注意を招きやすくなる。

そして、さらに間違いが増えるという悪循環に陥るのです。

誰でも一度は経験があるのではないでしょうか。

このことから見えてくる事実があります。

間違えるから慌てるのではありません。

慌てるから間違えるのです。

残り時間が少なくなっていても、慌てないでください。

タイムプレッシャーが出てきても、できるだけ気にしないことです。

慌てそうになったら「落ち着け」「平常心」と自分に言い聞かせるといいでしょう。

普段から慌てないトレーニングをして、落ち着きと平常心を保つ練習をしておきましょう。

焦りを感じやすい場面ほど、焦りを忘れることです。

どんなときも落ち着きを貫きましょう。

たとえ秒読みの段階に入っても、冷静に落ち着いて振る舞いたい。

冷静と落ち着きは、最後の最後まで、貫き通すことが大切です。

残り時間が少ないからといって、慌てる必要はありません。

最後まで慌てない人のほうが、本来の実力をスムーズに発揮できます。

そして、きちんと勝利を勝ち取れるのです。

逆境を乗り越える方法(14)
  • 残り時間が少なくなっても慌てず、落ち着きを貫く。
逆転は、1点差より10点差のほうが起こりやすい。

逆境を乗り越える30の方法

  1. 「もうダメだ」に続く言葉は「でも諦めない」。
  2. 簡単にうまくいったら、つまらない。
    なかなかうまくいかないから、面白い。
  3. 追い抜かれることがあっても、慌ててはいけない。
    最後までマイペースを貫くこと。
  4. できない理由を探すのではない。
    できる理由を探すのだ。
  5. 集中力を鍛えるのではない。
    集中力の阻害要因をなくすのだ。
  6. 「理解されなかった」と、くよくよするのではない。
    「理解できない相手だった」と、さらりと流すのだ。
  7. 体調が悪いときこそ、○○。
  8. 歌川国芳は、規制を生かすことで芸術を生み出した。
    規制とは、芸術性を高める起爆剤。
  9. 「解決策はない」と諦めた瞬間、解決策がなくなる。
    「解決策はある」と信じている限り、解決策がある。
  10. 追い出されているのではない。
    背中を押してくれているのだ。
  11. 選択肢は、選ぶためにあるのではなく、増やすためにある。
  12. 「大変、大変」と騒いでいると、ますます大変になる。
    「大丈夫、大丈夫」と笑っていれば、本当に大丈夫になる。
  13. 夜型と思っているのは、生活リズムがずれているだけではないのか。
  14. 間違えるから慌てるのではない。
    慌てるから間違える。
  15. 逆転は、1点差より10点差のほうが起こりやすい。
  16. 恥じらいがなくなるのは、勇気ではなく、心の老化現象。
  17. 敗者復活戦がないくらいで諦めない。
    自分で作ればいい。
  18. ストレスで頭がいっぱいになったら、情報を得るのではなく、遮断する。
  19. 謝っても死ぬことはない。
    命までは取られない。
  20. わくわくしながら迷うなら、両方選べばいい。
    もやもやしながら迷うなら、両方選ばないほうがいい。
  21. 大人だから、泣くのを避けるのではない。
    大人だから、泣く機会が必要。
  22. 何事も最初が一番大変で、後から楽になる。
  23. 不安と面白いはセットになっている。
    面白いことをしたいなら、不安を受け入れること。
  24. 泣いて笑って生きるのが人生。
    泣き顔の後には、笑顔がやってくる。
  25. 誰かに裏切られても、やけになってはいけない。
    あなただけは「信用される側」の人間でいること。
  26. 動きが遅い人をばかにしてはいけない。
    勝てるとは限らないから。
  27. いらいらしたときこそ、勇気が必要なことに挑戦するチャンス。
  28. 負けそうになったら、強気のセリフで切り抜けろ。
    「かわいそうだから、今回は負けてあげよう」
  29. つらいのは気のせい。
    本当はつらくない。
  30. どん底のときは、空を指さして、神様に宣言しよう。
    「今ここから這い上がる!」

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