執筆者:水口貴博

逆境を乗り越える30の方法

18

ストレスで頭がいっぱいになったら、情報を得るのではなく、遮断する。

ストレスで頭がいっぱいになったら、情報を得るのではなく、遮断する。 | 逆境を乗り越える30の方法

ストレスで苦しくなったとき、どんな対処をしますか。

ストレスで苦しいとき、情報を得たくなる人もいるでしょう。

「何かストレスを解消できる方法はないだろうか」とインターネットで検索する。

気晴らしや気分転換として、テレビやSNSを楽しんだりすることもあるでしょう。

ストレスを解消できる方法が見つかれば、ストレスからも解放されるように思われます。

しかし、ここは注意したい場面です。

ストレスで頭がいっぱいになったとき、安易に情報を得るのはリスクがあります。

世の中は情報化社会です。

普通に生活しているだけで、さまざまな情報が自然と流れ込んでくる状態になっています。

テレビをつけると、さまざまな情報が押し寄せてきます。

ためになる情報もあるかもしれませんが、不必要な情報も多いでしょう。

SNSを開けば、個人情報を含めた雑多な情報が流れ込んできます。

時には知りたくもない情報を知り、感情を揺さぶられることもあります。

インターネットを開くと、広大な情報の海が広がっています。

膨大な量の情報があふれていて、真偽の判断に時間と体力を奪われます。

情報の海を泳ぐのも疲れます。

いずれ情報の海に溺れてしまうかもしれません。

情報は便利である反面、リスクもあります。

ストレス解消のつもりで情報に触れていると、ますます情報過多の状態に陥ります。

精神的ストレスを増やしてしまい、健康状態を悪化させてしまうリスクがあるのです。

情報を得るのではなく、遮断する

ストレスで頭がいっぱいになったら、逆のことを心がけましょう。

情報を得るのではありません。

情報を遮断するのです。

「頭がいっぱい」ということは、すでに情報過多の状態になっている証拠です。

考えすぎたり悩みすぎたりして、脳に大きな負荷がかかっています。

いろんな情報を吸収しすぎていて、頭がパンクしそうになっています。

そのためストレスを解消したいなら、情報を得るより遮断したほうが賢明です。

できるだけ情報を遮断して、何も情報が入ってこないようにします。

新聞も雑誌も読みません。

テレビも見ません。

SNSも通知をオフにします。

インターネットも、必要な場合を除き、できるだけ利用しないようにします。

手元に携帯電話があると、つい情報を見てしまうなら、いっそのこと携帯電話を持ち歩かないのも悪くありません。

解約までする必要はなく、机の引き出しにでも入れておくといいでしょう。

普段は携帯電話の電源をオフにして、半日に1回、もしくは1日に1回の利用で制限して済ませるのもいいでしょう。

意識的に情報を遮断することで、入ってくる情報が制限され、心が楽になります。

完全に情報を遮断することはできなくても、いくつかの情報を遮断することならできるはずです。

ストレスは減っていき、だんだん心が軽くなっていくことがわかるでしょう。

もちろん情報の遮断は、恒久的ではなく一時的でかまいません。

最初のうちは慣れないため落ち着かないかもしれませんが、しばらく続けていると慣れてきて、快適な環境に気づくでしょう。

今までの自分は、情報を吸収しすぎていたことに気づくはずです。

慣れてくれば、情報を遮断しても思ったほど不便はなく、意外と普通に暮らせることに気づけるはずです。

「情報を遮断したら大変なことになる」と思うかもしれませんが、ストレスでつぶされるほうが、もっと大変なことになります。

少し不便は生じるかもしれませんが、ストレス対策として情報の遮断は有効です。

情報は、便利である反面、多すぎると毒になります。

ストレスで頭がいっぱいになったら、情報を得るのではなく、遮断するのが正解です。

ぼうっとする時間を作ろう

情報を遮断したら、ぼうっとする時間を作りましょう。

散歩をするのもよし。

瞑想めいそうをするのもよし。

半身浴をするのもよし。

ぼうっとする時間を作ると、疲れていた脳の回復がますます早くなります。

やることがないなら、普通に寝るだけでもかまいません。

ぼうっとすることで、脳は落ち着き、本来の自分を取り戻せます。

逆境を乗り越える方法(18)
  • ストレスでいっぱいになったら、情報を得るのではなく、遮断する。
謝っても死ぬことはない。
命までは取られない。

逆境を乗り越える30の方法

  1. 「もうダメだ」に続く言葉は「でも諦めない」。
  2. 簡単にうまくいったら、つまらない。
    なかなかうまくいかないから、面白い。
  3. 追い抜かれることがあっても、慌ててはいけない。
    最後までマイペースを貫くこと。
  4. できない理由を探すのではない。
    できる理由を探すのだ。
  5. 集中力を鍛えるのではない。
    集中力の阻害要因をなくすのだ。
  6. 「理解されなかった」と、くよくよするのではない。
    「理解できない相手だった」と、さらりと流すのだ。
  7. 体調が悪いときこそ、○○。
  8. 歌川国芳は、規制を生かすことで芸術を生み出した。
    規制とは、芸術性を高める起爆剤。
  9. 「解決策はない」と諦めた瞬間、解決策がなくなる。
    「解決策はある」と信じている限り、解決策がある。
  10. 追い出されているのではない。
    背中を押してくれているのだ。
  11. 選択肢は、選ぶためにあるのではなく、増やすためにある。
  12. 「大変、大変」と騒いでいると、ますます大変になる。
    「大丈夫、大丈夫」と笑っていれば、本当に大丈夫になる。
  13. 夜型と思っているのは、生活リズムがずれているだけではないのか。
  14. 間違えるから慌てるのではない。
    慌てるから間違える。
  15. 逆転は、1点差より10点差のほうが起こりやすい。
  16. 恥じらいがなくなるのは、勇気ではなく、心の老化現象。
  17. 敗者復活戦がないくらいで諦めない。
    自分で作ればいい。
  18. ストレスで頭がいっぱいになったら、情報を得るのではなく、遮断する。
  19. 謝っても死ぬことはない。
    命までは取られない。
  20. わくわくしながら迷うなら、両方選べばいい。
    もやもやしながら迷うなら、両方選ばないほうがいい。
  21. 大人だから、泣くのを避けるのではない。
    大人だから、泣く機会が必要。
  22. 何事も最初が一番大変で、後から楽になる。
  23. 不安と面白いはセットになっている。
    面白いことをしたいなら、不安を受け入れること。
  24. 泣いて笑って生きるのが人生。
    泣き顔の後には、笑顔がやってくる。
  25. 誰かに裏切られても、やけになってはいけない。
    あなただけは「信用される側」の人間でいること。
  26. 動きが遅い人をばかにしてはいけない。
    勝てるとは限らないから。
  27. いらいらしたときこそ、勇気が必要なことに挑戦するチャンス。
  28. 負けそうになったら、強気のセリフで切り抜けろ。
    「かわいそうだから、今回は負けてあげよう」
  29. つらいのは気のせい。
    本当はつらくない。
  30. どん底のときは、空を指さして、神様に宣言しよう。
    「今ここから這い上がる!」

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