執筆者:水口貴博

アイデア力を鍛える30の方法

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みんなのために考えると、抽象的なアイデアしか出ない。1人のために考えると、具体的なアイデアが出る。

みんなのために考えると、抽象的なアイデアしか出ない。1人のために考えると、具体的なアイデアが出る。 | アイデア力を鍛える30の方法

アイデアを考えるとき、対象人数を広げて考えがちです。

一言で言うと「みんなのために」です。

せっかくアイデアを考えるなら、やはりみんなに喜ばれるアイデアを考えたいと思うもの。

多くの人から認められるアイデアのほうが、たくさんの称賛が得られます。

エジソンが電球を発明して世界を変えたように、自分も世界を大きく変えるアイデアを考えたいと思う。

もちろん多くの人を喜ばせようとする精神はかっこいいですが、ここに落とし穴があります。

世の中には、多種多様な人がいます。

100人いれば、100種類の人がいます。

生まれや育ちの違いがあります。

性別・年齢・国籍の違いもあれば、価値観・考え方の違いもあります。

みんなの事情をくみ取ったアイデアを考えようとすると、範囲が広すぎて、抽象的になってしまいます。

ターゲットがぼやけてしまい、アイデアを具体化させるのが難しくなる。

イメージがもやもやしていると、発想ももやもやします。

発想がもやもやしていると、アイデアも中途半端になる。

ある人の事情を考えると、別の人の事情が抜けてしまい、バランスを整えるのが難しくなります。

みんなのために考えると、抽象的なアイデアしか出なくなるのです。

では、どうするか。

アイデアを考えるとき「みんなのため」から始めるのではありません。

「1人のため」から始めましょう。

1人だけでいいので、明確にターゲットをイメージしてください。

身近な人でも、遠くの人でもかまいません。

その1人のために、徹底してアイデアを考えるのです。

みんなに喜ばれるアイデアは難しくても、1人に喜ばれるアイデアなら考えやすくなるでしょう。

1人をイメージすると、態度や表情といったイメージが具体的になります。

「たった1人のためでいい」と思えば、リラックスしながら落ち着いて考えることができるようになる。

ターゲットが明確になることで、具体的に想像でき、アイデアが出やすくなるでしょう。

「この人のために考える!」というターゲットが見つかれば、アイデア発想が成功したも同然。

1人のために考えると、具体的なアイデアが出るのです。

アイデア力を鍛える方法(13)
  • アイデアを考えるときは「みんなのため」より「1人のため」から始める。
アイデアが出てから仕事をするのではない。
仕事をしながらアイデアを考える。

アイデア力を鍛える30の方法

  1. 力を入れると、アイデアが出ない。
    力を抜くと、アイデアが出る。
  2. アイデア発想の3大悪。
    見栄、体裁、プライド。
  3. 「いいね」は、アイデア発想を促す魔法の言葉。
  4. アイデア発想で大切なのは、敵対意識より仲間意識。
  5. 掃除をすれば、アイデアが出る。
  6. 人の目は2つしかなくても、視点は無限にある。
  7. アイデアは、詳細に表現すればいいとは限らない。
    受け手の想像に任せることで、最終的な表現が完成する。
  8. 学歴がなくても、いいアイデアを出せる。
  9. 最低最悪のアイデアから始めるほうが、うまくいく。
  10. 素晴らしいアイデアが出たから、大きな夢を持つのではない。
    大きな夢を持つから、素晴らしいアイデアが出る。
  11. 売れるアイデアを出そうとすると、売れないアイデアしか出ない。
    売れないアイデアを出そうとすると、売れるアイデアが出る。
  12. 元気なときしか出ないアイデアがある。
    落ち込んでいるときしか出ないアイデアもある。
  13. みんなのために考えると、抽象的なアイデアしか出ない。
    1人のために考えると、具体的なアイデアが出る。
  14. アイデアが出てから仕事をするのではない。
    仕事をしながらアイデアを考える。
  15. 3分で思いついたアイデアもあっていい。
  16. アイデアにも、一期一会がある。
  17. アイデアは、出せば出すほど、潤沢になる。
  18. 秀逸なアイデアに限って、変な場所で浮かぶもの。
  19. 小さなアイデアほど、大きな影響力を秘めている。
  20. 秀逸なアイデアが思いつくのは、野球のホームランのようなもの。
  21. 固い頭では、アイデアは出ない。
    柔らかい頭だから、アイデアが出る。
  22. アイデアは、いつでもどこでも思いつける。
  23. アイデアの質は、人によって評価が異なる。
    アイデアの量は、人に関係なく評価される。
  24. プロジェクト名をつけると、名前のとおりに頭が働き始める。
  25. 常識は、守るものではなく、破るもの。
    アイデア発想では、非常識こそ武器になる。
  26. 感動する機会を増やすことで、アイデアのパワーが強くなる。
  27. 他人の価値観で考えていると、アイデアが出ない。
    自分の価値観で考えると、アイデアが出る。
  28. 忙しいことを言い訳にしない。
    移動時間こそ、アイデアを考える絶好のチャンス。
  29. 「アイデアが出なかったらどうしよう」と考えない。
    「アイデアが出たらどうしよう」と考えよう。
  30. 不採用の理由に、アイデアのヒントが隠れている。

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