あなたが本を読むとき、どんなふうに読んでいますか。
受け身の姿勢になって、だらだら読んでいませんか。
もちろんだらだら読むのも悪くありません。
だらだら読むとはいえ、きちんとした読書です。
言い方を変えれば、リラックスしながら読んでいる状態です。
余計な力を入れず、リラックスしながら読めば、よいひとときを楽しめるでしょう。
活字に沿ってさらりと視線を動かし、流すような読み方も悪くありません。
言葉がすっと頭に入ってきて、ストレスがありません。
しかし、本の内容をしっかり吸収したいなら、もっとよい読み方があります。
集中しながら読むことです。
学生時代を思い出してください。
「覚えるぞ」「吸収するぞ」と集中して読んだ内容は、記憶にも残りやすかったのではないでしょうか。
覚えようと意識したほうが、記憶力や理解力が高まって、普段より覚えやすくなったはずです。
これは普段の読書でも同じです。
「覚えるぞ」「吸収するぞ」と集中して読んだほうが、しっかり頭に入ってきやすくなります。
積極性が伴うことで、適度な緊張感が出て、脳を活性化させるからです。
本の内容を掃除機で吸い取っていくような気持ちで読むと、吸収しやすくなる上、記憶にも残りやすくなります。
どれだけ吸収できるかは、集中力に比例します。
集中力を発揮した分だけしっかり吸収できるでしょう。
たとえば、ここに書かれている内容も「覚えるぞ」「吸収するぞ」と意気込んで読んでみてください。
内容を暗記するかのように集中して読んでみます。
しっかり意識すれば、1週間後や2週間後でも覚えているでしょう。
すさまじい集中力を発揮すれば、一生忘れないかもしれません。
集中して読むと、読書の価値が倍増します。
だらだら本を読むのもいいですが、集中して本を読むのはもっといいのです。