なかなか手に入らなくて苦労することはありませんか。
なかなか手に入らない種類はさまざまです。
絶版になった本。
非売品のグッズ。
競争倍率の高いチケット。
お金があったとしても、在庫数が少なかったり競争が激しかったりすると、なかなか手に入りません。
なかなか手に入らないと、もどかしくて心がつらい。
いらいらして、ストレスもたまります。
欲しいものに限ってなかなか手に入らないのが人生の法則です。
手に入れたい気持ちが強いほど、ストレスも強く感じるようになります。
しかし、入手困難であっても、どうかふてくされないでください。
想像してみてください。
あっさり手に入ると、どう感じるでしょうか。
苦労も努力もなく、あっさり手に入ると、ありがたみが湧かないに違いありません。
「いつでもすぐ手に入れられる」「壊れたらまた買えばいい」と安易に考え、価値を感じにくくなります。
手に入れても、感情が冷めるのも早いため、すぐ飽きてしまうでしょう。
乱暴に扱ってしまい、すぐ壊してしまうかもしれません。
あまりにあっさり手に入ると、ありがたみも限りなくゼロに近くなるはずです。
それは、人生の喜びや楽しみが減っている状態でもあります。
簡単に手に入ることが、必ずしもよいとは限らないのです。
大切なのは「どれだけ手に入れるのが難しいか」です。
絶版になった本を探し回った末、ようやく手に入れれば、飛び上がるほど嬉しいでしょう。
1文字ずつ丁寧に熟読して、吸収力も倍増するでしょう。
「手に入れるのに苦労した」という思い出がある分だけ、本にも愛着が湧くはずです。
希少なグッズを苦労して手に入れれば、大事に扱うでしょう。
「ようやく手に入れた!」と感動して、泣いて喜ぶでしょう。
手に入れるのに苦労した分だけ貴重に感じられ、愛情のある宝物になるでしょう。
競争倍率の高いチケットを頑張って手に入れれば、ありがたみが湧くでしょう。
「しっかり楽しもう」という気持ちが強くなります。
コンサートライブでは、1分1秒が貴重に感じられ、感動が倍増するはずです。
なかなか手に入らないことにも意味があることに気づいてください。
入手困難だから、手に入れたとき、ありがたみが湧きます。
ありがたみが湧くと、大事に扱うようになるので、愛着も湧きやすくなります。
待つべきときは待ち、耐えるときは耐えましょう。
粘るときには粘り、頑張るときには頑張りましょう。
今のうちに、もどかしい気持ちをたっぷり味わっておきましょう。
なかなか手に入らない状況を前向きに肯定して、感謝することです。
入手困難だから不幸ではありません。
入手困難だから幸せです。
なかなか手に入らないもどかしさは、必ず後からプラスに変わります。