「明日から頑張る」
そんな口癖に心当たりはありませんか。
重い腰を上げるのは大変です。
頑張りたいのは山々でも、今すぐ頑張るのは疲れる。
今はやる気がなくて行動をためらうこともあるでしょう。
たまたま今日は都合が悪くて、頑張りたくても頑張れないこともあるでしょう。
たとえ仕事を始めても、中途半端な時間から始めると、仕事も中途半端になります。
「明日から始めるほうが気持ちの区切りもよい」と考え「明日から頑張る」と思う。
しかし「明日から頑張る」と言う人は、定番のオチがあります。
「明日から頑張る」と言う人は、明日になっても頑張らないのです。
明日になれば「考えが変わった。明日から頑張る」という同じセリフを言って先延ばします。
その翌日になっても、再び「明日から頑張る」と言って先延ばします。
1週間経っても1カ月経っても、状況は同じまま。
「明日から頑張る」と言う人は、延々と同じセリフを繰り返し、いつまで経っても頑張りません。
結局のところ、先延ばしする癖であり、本気になっていないのです。
先延ばしの癖があるかぎり、いつまで経っても仕事に着手できません。
仕事が遅くなり、夢も叶えられず、人生が停滞するのです。
一方「今から頑張る」という人は違います。
やる気が出なくても、余計な先延ばしはしません。
最短で行動するポリシーがあるので、さっと重い腰を上げて、ひとまず行動に移します。
今から頑張ることを行動ポリシーにして、
中途半端な時間なら、中途半端なりにできる仕事を頑張り、1ミリでも前に進もうとします。
余計な先延ばしをしないので、どんどん仕事が前に進みます。
「今から頑張る」と言う人は、今日も明日も頑張れるのです。
あなたは、どちらの人間ですか。
大切なのは「今から頑張る」ということです。
今すぐ頑張れないように思えても、本当にそうでしょうか。
どうしても都合が悪いなら仕方ありませんが、本気になればできることも多いはずです。
日付が変わるまで待つ必要はない。
「今から始めると区切りが悪い」と思いますが、区切りが悪くてもかまいません。
夢を叶える人は、区切りなんて気にしません。
区切りが悪くても、すぐ行動に移せる人が立派です。
中途半端なら、中途半端なりにできることがあるはずです。
仕事の着手が難しいなら、準備くらいならできるでしょう。
「明日から頑張る」は禁句にしましょう。
先延ばしの癖は、悪い癖です。
先延ばしの癖を改善するためにも、できるだけ今から頑張ることを行動ポリシーにしましょう。
「明日から頑張る」と言いたくなったら、喉のところでとめて「今から頑張る」と言い換えます。
「今から頑張る」と言う人は、今日も明日も頑張れるのです。