真面目を心がけるとき、注意したい落とし穴があります。
それは、無理をしてしまうことです。
真面目になるためには「きちんとしたい」という気持ちが大切です。
もちろん物事をきちんとやり遂げる気持ちは大切ですが、その気持ちが強すぎると、無理をしてしまうことがあります。
「弱音を吐いてはいけない」
「必ずやり遂げなければいけない」
「どんなことがあっても、絶対諦めない」
自分に厳しい言葉を浴びせて、気持ちを奮い立たせます。
ここが注意です。
頑張るのはいいですが、無理をするのはよくありません。
無理なものは無理。
自分の限界を無視して頑張ったところで、よい仕事はできません。
ミスや失敗を招きやすくなり、仕事の質を落としてしまいます。
また無理に頑張っていると、どんどんストレスをため続けてしまいます。
もともとストレスに強い人でも、必ず限界があります。
限界を超えた先に待っているのは、破滅と後悔です。
無理を続けていると、いずれ体調を崩し、過去を悔やむことになるでしょう。
きちんとしようとした結果、かえってトラブルを増やすことになっては意味がないのです。
真面目を心がけつつも、あくまで適度を心がけることが大切です。
真面目になることは、無理をすることではありません。
責任感が強いのは結構ですが、健康があってこそ、仕事ができます。
自分の体力や能力を考えながら、許容範囲を見極めましょう。
自分だけでできない仕事なら、素直に助けを求めます。
意地を張っていても仕方ありません。
複数人で手分けをすれば、仕事量が多くても、早く片付きます。
あらかじめ自分にはできないことがはっきりしているなら、引き受ける前に断ったほうがいいこともあります。
仕事で疲れたら、素直に休憩を入れるほうがいいでしょう。
ストレスを抱えたまま仕事をしても、いい仕事はできません。
集中力や注意力が低下して、ミスや失敗を招きます。
仕事の効率も悪くなって、仕事に悪影響です。
無理をせず、適度に休憩を入れたほうが、いい仕事の結果を発揮できます。
仕事が間に合わないと判明したら、早めに連絡を入れるといいでしょう。
たとえ評価や信用が落ちたとしても、早めに連絡を入れたほうが、誠実です。
真面目を心がけつつも「自分は今、無理をしていないだろうか」という客観性を大切にしたい。
「真面目になっても、無理はしないこと」
難しいときもあるかもしれませんが、できる範囲で心がけてみてください。
無理をすることが真面目ではありません。
無理をしないことが真面目なのです。