頭がぼうっとして働かない。
そんなときに、確認してほしい3つのポイントがあります。
食事・運動・睡眠です。
賢い人になるためには、日頃の生活習慣も大切です。
賢くなると言えば、勉強を頑張ったり経験を積んだりすることに注意が向きがちですが、生活習慣も重要です。
食事・運動・睡眠は、知識や知恵を吸収する行為ではありませんが、賢くなるために欠かせないポイントです。
脳が不健康な状態で、どうやって賢くなるのでしょうか。
正常な思考をするためには、きちんと脳が活動している必要があります。
きちんと脳が活動するために必要なのが、食事・運動・睡眠です。
また食事・運動・睡眠を心がけることで、脳機能を活性化させることも可能です。
脳のガソリンは、ブドウ糖です。
空腹のままでは、脳の働きは悪くなります。
食事を取ってブドウ糖を吸収するからこそ、脳は本来のパフォーマンスを発揮できます。
栄養バランスの取れた食事も大切です。
五大栄養素は、炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラルです。
健康によい食事は、脳にもよい食事でもあります。
できるだけ栄養が偏らないよう、バランスのよい食事を心がけることで、脳も喜びます。
さらに余裕があれば、DHAやEPAを含んだ食材にも注目してみましょう。
DHAやEPAは別名「脳の栄養素」とも呼ばれ、脳の神経組織の機能を高める働きがあります。
魚料理は、頭がよくなる頭脳料理。
青魚を中心とした魚に多く含まれているため、意識的に摂取量を増やすといいでしょう。
運動は、脳の活性化に効果があります。
運動によって記憶に関する脳の部位「海馬」が大きくなることが確認されています。
つまり、記憶力が向上して、学習能力が高まることが期待できます。
特に有酸素運動が効果的です。
積極的に体を動かして酸素を取り込むことは、気分転換やストレス発散に役立ちます。
運動には、血中の老廃物や中性脂肪などの排出を促す働きもあります。
心身ともにすっきりした状態になれば、脳も活発に活動できます。
睡眠不足のとき、なかなか脳が働かないのは、誰もが経験したことがあるでしょう。
日中に活動した脳は、夜になるとへとへとになっています。
しっかり睡眠を取って脳を休ませることで、脳は本来のパフォーマンスを発揮できます。
成人に必要な睡眠時間は、7時間から8時間といわれています。
この時間は、昼寝の時間も含めて考えます。
できるだけ早寝早起きを心がけると、生活リズムも整ってさらに効果的です。
十分な睡眠時間を確保すれば、脳は活発に活動するため、頭を使う仕事もはかどります。